2025年のIPOが好調スタート!好調の要因を分析しました

 2025年のIPOがスタートから非常に好調です!ここまで17社が上場して、16勝1敗と勝率は9割を超えています。

 勝率だけなら2024年の同時期と大差ありませんが、「公募価格の3倍を超える銘柄が出た」上に、当サイトではD評価(公募割れリスク有)としている超大型IPOや地方単独上場など「条件の厳しい案件で公募割れ回避している」ので、今年は勝率以上に強さを感じます。

 このコラムでは好調の理由をわかりやすく解説していきます。さらに4月以降のIPOに向けて、おすすめの証券会社・キャンペーンを紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

2025年のIPOが好調と言える理由

 冒頭でも触れましたが、3月までに17社が上場しています。そのうち16社が公募価格を上回る初値を付けているので、当選した後に初値売りをするだけで、9割以上儲かった計算です。かなり高い勝率ですね!
 それでは、今年のIPOが強いと言える要素を2つ挙げて説明します。

①勝率と高騰率

 まず最初は勝率と高騰率です。
 過去3年のデータと今年のデータを比較してみましょう。2025年はまだサンプル数が少ないので単純に比較はできませんが、ここ数年の年間勝率を大きく上回っているのがわかります。

表は左右にスライドしてご確認ください
勝敗 勝率 初値売り
利益1位
初値
高騰率1位
2025年
※3月まで
16勝1敗 94.1% ZenmuTech(338A)
初値:5,000円
公募価格比:+3,420円
ZenmuTech(338A)
初値:5,000円
公募価格比:+216.5%
2024年 64勝19敗3分 74.4% 光フードサービス(138A)
初値:5,850円
公募価格比:+3,190円
ジンジブ(142A)
初値:3,980円
公募価格比:+127.4%
2023年 67勝26敗3分 69.8% ジーデップ・アドバンス(5885)
初値:10,680円
公募価格比:+6,170円
アイデミー(5577)
初値:5,560円
公募価格比:+429.5%
2022年 72勝18敗1分 79.1% INFORICH(9338)
初値:10,510円
公募価格比:+5,910円
ウェルプレイド・ライゼスト(9565)
初値:6,200円
公募価格比:+429.9%

 IPO市場全体の動きを振り返ると、2023年の後半から大きく失速しました。10月にIPOのルールが大きく変わったこともあり、公募割れが続出したのです。特に2023年12月はここ10年で見たことがない数の公募割れ案件が出ました。その後2024年でやや盛り返し、今年はさらに回復傾向にあります。今後はどうなるかわかりませんが、2022年を超える年間勝率80%台もありそうです!

 ちなみに2024年は勝率は戻りましたが、高騰銘柄はほとんど出ませんでした。ジンジブの公募価格比+127.4%が最大の伸び率です。ところが今年はすでにZenmuTechが昨年の1位を上回っています。

 このように勝率と高騰率が伴っているため、去年よりも確実に上向いていると言えます!もちろん、ここがピークになる可能性はありますが、2025年はまだはじまったばかりです。今後のさらなる高騰銘柄に期待しましょう!

②公募割れ回避が多い

 2つ目のポイントは、「条件の厳しいIPOでの公募割れ回避が多い」ところです。

 ここ数年の実績では、地方市場(名証・福証・札証)単独上場はかなり負け越していました。そのため当サイトで取り扱うときは「D評価(公募割れリスク有)」が多くなっています。
 しかし、今年はD評価をつけたバルコスパパネッツが連続で公募割れを回避しています。バルコスは年明け最初のIPOということでご祝儀買いが入っていそうですが、それを差し引いても地方単独上場でこれだけ強いのは驚きでした。

 さらに、超大型IPOであるJX金属も公募割れを回避しています。同じ時期にゆうちょ銀行のPO(公募・売出)が重なっていたため、買いが弱くなるのでは?と心配されていましたが、杞憂に終わりました。公募価格(売出価格)を低くしたことで割安感が出たこともあり、純粋に投資対象としての買いを多く集めたようです。

 公開株数が多いIPOはそれだけ上場初日に売り出す人も多いので、どうしても売り圧力が強くなりがちなのですが、今年はJX金属をはじめ、ミークプログレス・テクノロジーズ グループトヨコーなど公開株数が多く条件が厳しい銘柄でも、初値が上昇しています。

表は左右にスライドしてご確認ください
上場日 企業名 総合
評価
市場 発行済
株式数
公募 売出 公募価格 初値 利益
(上昇率)
2025/3/28 トヨコー
(341A)
D 東証
グロース
1,303万株 100万株
(7.7%)
326万株
(25.0%)
730円 871円 +1.41万円
(+19.3%)
2025/3/28 プログレス・
テクノロジーズ
グループ

(339A)
D 東証
グロース
778万株 71万株
(9.1%)
367万株
(47.2%)
1,950円 1,980円 +0.3万円
(+1.5%)
2025/3/27 ダイナミック
マップ
プラットフォーム

(336A)
C 東証
グロース
2,316万株 434万株
(18.8%)
102万株
(4.4%)
1,200円 1,530円 +3.3万円
(+27.5%)
2025/3/24 ミライロ
(335A)
C 東証
グロース
2,000万株 125万株
(6.3%)
140万株
(7.0%)
270円 661円 +3.91万円
(+144.8%)
上場日 企業名 総合
評価
市場 発行済
株式数
公募 売出 公募価格 初値 利益
(上昇率)
2025/3/21 ミーク
(332A)
D 東証
グロース
1,139万株 167万株
(14.6%)
199万株
(17.5%)
800円 845円 +0.45万円
(+5.6%)
2025/3/19 メディックス
(331A)
D 東証
スタンダード
808万株 50万株
(6.2%)
215万株
(26.5%)
800円 760円 -0.4万円
(-5.0%)
2025/3/19 JX金属
(5016)
D 東証
プライム
92,846万株 0万株
(0.0%)
53,493万株
(57.6%)
820円 843円 +0.23万円
(+2.8%)
2025/2/28 TENTIAL
(325A)
C 東証
グロース
706万株 40万株
(5.7%)
280万株
(39.7%)
2,000円 2,600円 +6.0万円
(+30.0%)
上場日 企業名 総合
評価
市場 発行済
株式数
公募 売出 公募価格 初値 利益
(上昇率)

 高騰する条件でしっかり初値が上がり、厳しそうな条件でも公募割れしないのはIPO市場が強い状況です!

なぜ2025年のIPO市場は好調なのか?

 ひとつ目は、2024年からの回復傾向がさらに進んだからと言えます。
 2023年の12月は15社中8社が公募割れという厳しい年末でしたが、2024年に入り徐々に復調してきました。その後2024年8月の「令和のブラックマンデー」でいったん勢いが削がれましたが、年末には18社のうち公募割れは4社に留めるところまで復活しています。その流れを継いではじまったため、2025年のIPOは好調なスタートを切れています。

 ふたつ目は、超大型IPOであるJX金属が好調だったことが考えられます。先ほども触れましたが、想定価格に対してかなり仮条件を下げてきたので、割安感が出て買いが入りやすくなりました。
 さらに、初値が付いた後の値動きも注目です。 次の株価チャートはJX金属の上場日から1週間の値動きです。初値843円を付けた後じわじわと上がり、最終的に1,040円まで上昇しています。

JX金属チャート

<出典:松井証券公式サイト>


 初値が付いた直後に暴落すると、初値で買った人は損をします。それが続くとだんだん初日に買う人が少なくなってくるので、初値が上がりにくくなります。逆に、初値が付いた後に値上がりする銘柄が増えれば、セカンダリー狙いで買う人が増え、初値が上がりやすくなります。
 超大型IPOで初値が上がり、その後も株価が上昇したため、投資家が安心して初日から買いを入れられる状況を生んだと言えるでしょう。もちろん、その後のミライロZenmuTechの高騰でさらに好調を後押ししているのは間違いありません。

 三つ目は、いわゆる「トランプ関税」の影響で既存の大型株が軟調なため、IPO市場に資金が流れている可能性があります。
 世界的な金融危機の場合はIPO市場も不調になりますが、今回のように影響が限定的な場合、投資先の選択肢としてIPO銘柄が選ばれることがあります。

 最後に、これらの要素が上手くかみ合って、IPO市場が好循環に入っているというのが一番の要因と言えるでしょう。IPO市場が好調で資金が集まり、さらに株価が上がりやすくなる良い流れになっています。

4月以降のIPOも要チェック!

 3月が良い状態で終わったため、4月のIPOへの期待も高まります。まだ抽選申込(需要申告)期間に間に合う銘柄もあるので、忘れずにチェックしておきましょう!スケジュールや各種情報はこちら↓からご覧ください。

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 まだIPO株に挑戦したことがない人は、この機会に口座開設してチャレンジしましょう!すでに挑戦している人は、まだ口座を持っていない証券会社のチェックをお忘れなく!

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