IPO株の買い方

 IPOのしくみがわかったら、次にIPO株の買い方を紹介します。IPO株で儲けるための手順は、次の3つのステップです。

【1】証券口座を作る → 【2】IPO株の情報を調べる → 【3】抽選を受けてIPO株を売る

 まず、1番目の「証券口座を作る」ところから見ていきましょう!

1.証券口座を作る

 「証券会社に口座開設をする」と言っても、やったことがない方には、イメージがわかないかもしれません。身近なところで例えると、ちょうど銀行口座を作るようなイメージです。「銀行へ行って預金用の口座を作る」…これならやったことがある人も多いでしょう。証券会社の中に銀行口座のようなものを作るのです。

IPO投資をするには証券会社の口座開設が必要

 証券口座を作って、そこにお金を入れておくと、そのお金で株式投資や投資信託を買うことができます。銀行の口座では株式投資はできないので、証券口座を作る必要があるのです。(具体的な口座開設の手順は、「IPO株初心者取引ガイド」の下記画像の赤枠でかこっている「口座開設」からご確認いただけます)

IPO株初心者取引ガイドで口座開設の手順が確認できます

 さて、証券会社は世の中にたくさんありますが、どの証券会社を選んで口座を作ればいいのでしょうか?
重要なのは、IPO株の配分がある証券会社に口座を作ることです。どの証券会社でも株取引自体はできますが、IPO株はあらかじめ配分が決まっているので、割り当てのある証券会社で口座を作らないと、そもそもIPOの抽選自体が受けられません。 

IPO株の配分について

 上の図は、IPO株の配分のイメージですが、A社、B社、C社の証券会社には配分がありますが、D社とE社は配分がありません

 この場合、最もIPOに当選しやすいのはA社(7,000株)ですね。しかし、B社もC社も当選のチャンスがあります。IPO株はそれぞれの証券会社で抽選が受けられるというルールなので、当選確率を上げるためには、すべての証券会社から申し込むべきです。(ちなみに、A社のように、最も配分が多い証券会社のことを“主幹事(しゅかんじ)”と言います)

 「具体的にどの証券会社に口座を作れば、IPO株の抽選が受けられるのか?」というテクニック的なお話は、IPO向けネット証券会社比較でくわしく解説しますので、そちらをご覧になってください。ここではかんたんに触れておいて、次のステップ「IPO株の情報を調べる」に進みます!

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