IPO株の情報を調べる

 IPO株を買うための証券口座を作ったら、次は「IPO株の情報」を調べましょう!

 …と言っても、IPO株は毎日抽選があるわけではありません。年間50社~100社程度株式市場に上場するので、そのタイミングに合わせて申し込みをする必要があるのです。情報の入手先は、主に東京証券取引所ですが、初心者にはわかりにくい部分も多いので、当サイトでもわかりやすい形に直して情報発信をしています。

■IPO企業数の推移(多い方がIPO抽選の機会が多くなる)

2007年以降のIPO企業数の推移

 2008年のリーマンショックで大きく減少したものの、その後は徐々に持ち直しています。2021年は2007年以来の100件超えを達成しています。

2.IPO株の情報を調べる

 IPO株の情報で見るぺきポイントは、「IPO企業の情報」と「IPOのスケジュール」です。

 前者の「IPO企業の情報」は、シンプルに儲かる会社かどうかをチェックすることです。将来が期待できるような急成長企業であれば、かなり株価上昇に期待が持てます。企業が上場したときに初めてつく株価のことを初値(はつね)と言いますが、この初値がとんでもなく高い値段になります。IPO株投資は、初値が高くなればなるほど儲かるので、IPO企業の魅力を測ることは、もっとも重要なポイントです。

 ◎初値上昇が期待できる例
 ・高成長企業、競合する会社が少ない、当選株数が少ない、全体的にIPOの調子がいい、など

 私のIPO企業の評価を「企業情報(IPO企業一覧表)」に載せていますので、参考になれば幸いです。

IPO投資歴20年の私が儲かりやすさを総合評価として表しています。

 後者の「IPOのスケジュール」は、読んで字のごとくですが、IPOのスケジュール管理です。スケジュールの中には、「申込期間、抽選日、購入期間、上場日」があります。せっかく期待できるIPOがあっても、スケジュールを忘れてIPOの申し込みができなければ、当選から遠ざかってしまいます…。

 IPOが複数あると、頭の中で管理するのはなかなか大変なので、表などを使って記録を取りながら管理するのが望ましいと思います。IPOスケジュールでは、最新のIPOスケジュールをわかりやすくまとめています。読み方は次の「IPO株の抽選を受ける」でくわしく説明します。)

IPOスケジュールには、申込期間、抽選、購入期間、上場日があります。

それでは、3つ目のステップ「IPO株の抽選を受ける」に進みます!!

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