ZenmuTech[ゼンムテック]（338A）

（2025年3月6日追記）
強気の仮条件を受けて、初値予想を引き上げました。

　ZenmuTech[ゼンムテック]（338A）の事業内容は「暗号技術の応用である秘密分散技術を利用したセキュリティソリューション、および、秘密計算ソリューションの開発・販売」で、東証グロース上場の超小型案件（想定時価総額15.8億円、吸収金額4.9億円）です。総合的に判断して、初値はまずまずの上昇となりそうです。

成長性	割安性

話題性	総合評価

基本情報

会社名	ZenmuTech[ゼンムテック]（338A）　【東証グロース】
会社URL	https://zenmutech.com/
会社設立	2014年3月（10年目）
主幹事証券	岡三証券
その他狙い目証券会社	SBI証券（副幹事）、松井証券、岩井コスモ証券、マネックス証券、岡三オンライン、DMM株

IPO価格情報・初値予想（独自）

想定価格	1,470円
仮条件	1,500円～ 1,580円
公募価格	未発表
初値予想（独自）	2,200円～ 3,000円（3月6日時点）
初値	-

・想定価格1,470円に対して、PER21.64倍、PBR3.3倍、配当利回り-％
※直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益67.9円、1株あたり純資産444.1円、1株あたり配当金-円
※直近の期末で法人税等調整額が計上されており、当期純利益が増えたためPERが低くなっています。
・初値予想を「2,000円～ 2,800円（2月21日時点）」から「2,200円～ 3,000円（3月6日時点）」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間	3月10日(月)～3月14日(金)
当選発表日	3月17日(月)
購入申込期間	3月18日(火)～3月24日(月)
上場日	3月27日(木)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
※岩井コスモ証券は、購入申込期間の最終日にIPO抽選をおこなう「後期抽選型」の証券会社で、手順をふめば同一資金で“2回”抽選を受けることができます！詳しくは「後期型IPO抽選を利用して同一資金で複数回の抽選を受ける」をご覧ください。

IPO当選株数

公募株数	240,000株
売出株数（OA含む）	91,200株
当選株数合計	331,200株

・当選株数は。売買単位が100株なので、当たりは計3,312枚。
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト（管理人独自予想あり）

	証券会社名	割当率	割当株数	当選本数（枚）	完全抽選本数（予想）
主幹事	岡三証券	91.43％	302,800株	3,028枚	302枚
幹事	SBI証券	3.47％	11,500株	115枚	51枚
	松井証券	1.72％	5,700株	57枚	39枚
	アイザワ証券	0.85％	2,800株	28枚	0枚
	岩井コスモ証券	0.85％	2,800株	28枚	2枚
	マネックス証券	0.85％	2,800株	28枚	28枚
	むさし証券	0.85％	2,800株	28枚	2枚

・SBI証券（副幹事）、松井証券、岩井コスモ証券、マネックス証券から当選のチャンス。
・その他、岡三オンラインから申し込み可能となりました。（2月25日追記）
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。（3月3日追記）

株主構成、ロックアップなど

株主名	比率	ロックアップ
岡積正夫	12.21％	180日間
セグエグループ（株）	10.06％	180日間
田口善一（社長）	7.06％	180日間
四国電力（株）	5.48％	180日間
（株）Win4	5.34％	180日間
（株）テクノスジャパン	5.17％	180日間
ＴＮＰスレッズオブライト投資事業有限責任組合	4.49％	90日間 1.5倍
松倉泉	3.71％	180日間
北陸電力ビジネス・インベストメント合同会社	3.68％	180日間
ミツイワ（株）	3.36％	180日間

企業業績のデータ（5年分）

⇒ZenmuTechの有価証券届出書

	2019年 12月	2020年 12月	2021年 12月	2022年 12月	2023年 12月
売上高（百万円）	135	91	209	232	441
経常利益（百万円）	△105	△118	△50	△113	57
当期純利益（百万円）	△115	△121	△50	△115	73
純資産額（百万円）	38	△84	△40	△156	157
1株あたりの純資産額（円）	△160,993	△186,639	△171,976	△978	△563
1株あたりの純利益（円）	△24,291	△25,646	△10,447	△118	74
自己資本比率（％）	11.6	-	-	-	26.2
自己資本利益率（％）	-	-	-	-	-

・2024年12月期は第3四半期時点で売上高495百万円、経常利益99百万円を達成しています。IPOで得た資金は運転資金として人件費および人材採用費に充てる予定です。

管理人からのコメント

　ZenmuTech[ゼンムテック]（338A）は、「暗号技術の応用である秘密分散技術を利用したセキュリティソリューション、および、秘密計算ソリューションの開発・販売」を主な事業としています。秘密分散ソリューション（情報を暗号化して複数に分割管理することで、それぞれのデータを無意味化する技術）による「ZENMU」シリーズは、情報漏洩などのリスクを抑制したい顧客への導入が増加しています。継続的なマーケティングによる認知度向上も新規顧客獲得につながっているようです。

　直近で大きく売り上げを伸ばしており、黒字化に成功しているのは好印象です。会社発表の業績予想では、2025年12月期は前期比で売上高が30.9％増、経常利益が72.4％増となっています。売上高だけでなく利益も大幅に伸びているため、今後の成長性にも期待できます。

　公開株数が少なく、主要株主のほとんどにロックアップがかかっているため、買いが優勢になりやすい状況です。一部の株主にはロックアップの解除条件が設定されているものの、そこまで大きな影響はないでしょう。同日にダイナミックマッププラットフォーム（336A）が上場予定ですが、こちらの買いが優先されるでしょう。総合的に判断して、初値はそれなりに上昇しそうです。

　ネット証券では、SBI証券（副幹事）、松井証券、岩井コスモ証券、マネックス証券、岡三オンライン、DMM株から申し込み可能となっています。

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