ダイナミックマッププラットフォーム(336A)

 ダイナミックマッププラットフォーム(336A)の事業内容は「自動運転・先進運転支援システムなどに利用される高精度3次元地図データ(HDマップ)の生成・販売および、HDマップ関連技術を用いた(自動運転以外の)多用途での高精度位置情報・ソリューションの提供」で、東証グロース上場の中型案件(想定時価総額261.7億円、吸収金額60.6億円)です。統計的に初値が上昇しやすい「SMBC日興証券が主幹事」の案件ですが、総合的に判断して、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

ダイナミックマッププラットフォームのホームページ画像
成長性 割安性
○ △
話題性 総合評価?
○ C

基本情報

会社名 ダイナミックマッププラットフォーム(336A) 【東証グロース】
会社URL https://www.dynamic-maps.co.jp/
会社設立 2016年6月(8年目)
主幹事証券 SMBC日興証券
その他
狙い目証券会社
SBI証券岩井コスモ証券マネックス証券楽天証券松井証券大和コネクト証券岡三オンラインDMM株SBIネオトレード証券

IPO価格情報・初値予想(独自)

想定価格? 1,130円
仮条件? 1,130円 ~ 1,200円
公募価格? 未発表
初値予想(独自) 1,200円 ~ 1,700円(3月10日時点)
初値? -

・想定価格1,130円に対して、PSR4.70倍、PBR2.8倍、配当利回り-%
※直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり損失-174.8円、1株あたり純資産401.3円、1株あたり配当金-円
・仮条件に伴い、初値予想を「1,130円 ~ 1,600円(2月19日時点)」から「1,200円 ~ 1,700円(3月10日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 3月11日(火)~3月17日(月)
当選発表日? 3月18日(火)
購入申込期間? 3月19日(水)~3月25日(火)
上場日? 3月27日(木)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
楽天証券岩井コスモ証券は、購入申込期間の最終日にIPO抽選をおこなう「後期抽選型」の証券会社で、手順をふめば同一資金で“2回”抽選を受けることができます!詳しくは「後期型IPO抽選を利用して同一資金で複数回の抽選を受ける」をご覧ください。

IPO当選株数

公募株数? 4,810,000株
売出株数(OA含む)? 2,274,000株
当選株数合計 7,084,000株

・当選株数は。売買単位が100株なので、当たりは計70,840枚
・当選本数は非常に多く、かなり当たりやすい部類に入る。
・公開株式のうち、一部が海外販売される可能性があります。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 SMBC日興証券 84.35% 5,975,700株 59,757枚 5,975枚
幹事 大和証券 7.39% 523,600株 5,236枚 523枚
みずほ証券 2.61% 184,800株 1,848枚 184枚
SBI証券 2.35% 166,300株 1,663枚 748枚
野村證券 1.74% 123,200株 1,232枚 123枚
岩井コスモ証券 0.26% 18,400株 184枚 18枚
マネックス証券 0.26% 18,400株 184枚 184枚
楽天証券 0.26% 18,400株 184枚 184枚
松井証券 0.26% 18,400株 184枚 128枚
岡三証券 0.26% 18,400株 184枚 18枚
あかつき証券 0.26% 18,400株 184枚 0枚

SMBC日興証券(主幹事)SBI証券岩井コスモ証券マネックス証券楽天証券松井証券から当選のチャンス。
・その他、岡三オンラインから申し込み可能となりました。(2月20日追記)
・その他、大和コネクト証券から申し込み可能となりました。(2月20日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(3月4日追記)
・その他、SBIネオトレード証券から申し込み可能となりました。(3月11日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
(株)INCJ 40.88% 90日間
3倍
(株)海外交通・都市開発事業支援機構 16.09% 90日間
1.5倍
三菱電機(株) 7.21% 180日間
三菱HCキャピタル(株) 4.62% 90日間
1.5倍
三井物産(株) 3.29% 90日間
1.5倍
吉村 修一(社長) 2.64% 180日間
SBI4&5投資事業有限責任組合 2.35% 90日間
1.5倍
(株)ゼンリン 2.22% 180日間
(株)パスコ 2.22% 180日間
アイサンテクノロジー(株) 1.85% 180日間

企業業績のデータ(5年分)

⇒ダイナミックマッププラットフォームの有価証券届出書 [PDF]

  2020年
3月
2021年
3月
2022年
3月
2023年
3月
2024年
3月
売上高(百万円)? 542 562 601 3,681 5,567
経常利益(百万円)? △1,764 △1,611 △1,792 △3,453 △2,490
当期純利益(百万円)? △1,763 △1,613 △19,848 △4,117 △4,049
純資産額(百万円)? 20,283 18,983 2,816 8,786 4,854
1株あたりの純資産額(円)? 75,123 69,537 9,193 466 257
1株あたりの純利益(円)? △6,785 △5,961 △69,447 △236 △215
自己資本比率(%)? 91.6 83.2 32.2 47.3 33.9
自己資本利益率(%)? - - - - -

※2022年3月期まで単独決算。2023年3月期から連結決算。
・2025年3月期は第3四半期時点で売上高4,012百万円、経常損失△1,530百万円となっています。IPOで得た資金はオートモーティブビジネス向け高精度3次元位置情報の整備・更新、海外事業拡大のための子会社宛投融資、3Dデータビジネス向け高精度3次元位置情報の整備・更新、研究開発に充てる予定です。

管理人からのコメント

 ダイナミックマッププラットフォーム(336A)は、「自動運転・先進運転支援システムなどに利用される高精度3次元地図データ(HDマップ)の生成・販売および、HDマップ関連技術を用いた(自動運転以外の)多用途での高精度位置情報・ソリューションの提供」を主な事業としています。

 自動運転関連ということで注目を集めそうですが、赤字上場はマイナス要素です。会社から業績予想など発表されていない(2025年2月19日時点)ので詳細はわかりませんが、黒字化は目指しているものの、恐らく今期も赤字となるでしょう。売り上げが伸びている点と、赤字幅が減少している点がどこまで評価されるかで、初値が変わりそうです。

 公開株数が多いのが気がかりです。主要株主にはロックアップがかかっていますが、解除条件が設定されているため、初値上昇の重しになりそうです。同日にZenmuTech[ゼンムテック](338A)が上場予定なので、さらに買いが集まりにくくなりそうです。総合的に判断して、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

 ネット証券では、SMBC日興証券(主幹事)SBI証券岩井コスモ証券マネックス証券楽天証券松井証券岡三オンライン大和コネクト証券DMM株SBIネオトレード証券から申し込み可能となっています。

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