トヨコー(341A)

 トヨコー(341A)の事業内容は「3層の樹脂をスプレーコーティングして強靭な屋根に蘇らせる『SOSEI』の施工及び老朽化したインフラのサビや塗膜等をレーザーで除去する『CoolLaser』の製造・販売」で、東証グロース上場の小型案件(想定時価総額91.2億円、吸収金額29.8億円)です。統計的に初値が上昇しやすい「想定価格が1,000円以下」、「SMBC日興証券が主幹事」の案件ですが、総合的に判断して、初値の上昇は厳しそうです。

トヨコーのホームページ画像
成長性 割安性
△ △
話題性 総合評価?
△ D

基本情報

会社名 トヨコー(341A) 【東証グロース】
会社URL https://www.toyokoh.com/
会社設立 1996年3月(28年目)
主幹事証券 SMBC日興証券
その他
狙い目証券会社
SBI証券松井証券マネックス証券大和コネクト証券DMM株

IPO価格情報・初値予想(独自)

想定価格? 700円
仮条件? 700円 ~ 730円
公募価格? 未発表
初値予想(独自) 672円 ~ 830円(3月11日時点)
初値? -

・想定価格700円に対して、PSR8.32倍、PBR9.5倍、配当利回り-%
※直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり損失-12.2円、1株あたり純資産74.0円、1株あたり配当金-円
・仮条件に伴い、初値予想を「644円 ~ 800円(2月25日時点)」から「672円 ~ 830円(3月11日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 3月12日(水)~3月18日(火)
当選発表日? 3月19日(水)
購入申込期間? 3月21日(金)~3月26日(水)
上場日? 3月28日(金)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 1,000,000株
売出株数(OA含む)? 3,255,000株
当選株数合計 4,255,000株

・当選株数は。売買単位が100株なので、当たりは計42,550枚
・当選本数は多く、やや当たりやすい部類に入る。
・公開株式のうち、一部が海外販売される可能性があります。
・300百万円を上限として親引けによるファンドなどへの売付けがおこなわれる可能性があります。想定価格で計算すると最大428,571株が公開株数から減ります。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 SMBC日興証券 -% -株 -枚 -枚
幹事 大和証券 -% -株 -枚 -枚
みずほ証券 -% -株 -枚 -枚
SBI証券 -% -株 -枚 -枚
松井証券 -% -株 -枚 -枚
マネックス証券 -% -株 -枚 -枚

※「割当率」や「当選本数」などの数字は、公募価格決定時付近に発表。
SMBC日興証券(主幹事)SBI証券松井証券マネックス証券から当選のチャンス。
・その他、大和コネクト証券から申し込み可能となりました。(2月27日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(3月5日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
豊澤 一晃 38.53% 180日間
豊澤 弘康 8.6% 180日間
白井 元 7.46% 180日間
建装工業(株) 3.79%
(株)トヨコー従業員持株会 3.52% 180日間
大和ハウスグループ共創共生1号投資事業有限責任組合 3.25%
鈴与建設(株) 3.23% 180日間
鈴木 紀行 2.96% 180日間
従業員 2.37% 180日間
前田建設工業(株) 2.27%

※「前田建設工業(株)」の保有株式は全て売出株式で放出するため、ロックアップに関係ありません。

企業業績のデータ(5年分)

⇒トヨコーの有価証券届出書 [PDF]

 2020年
3月
2021年
3月
2022年
3月
2023年
3月
2024年
3月
売上高(百万円)? 810 921 1,046 1,117 1,095
経常利益(百万円)? △181 △333 △558 △114 △158
当期純利益(百万円)? △182 △356 △898 △115 △158
純資産額(百万円)? 621 266 △111 △226 328
1株あたりの純資産額(円)? 316 135 △56 △23 30
1株あたりの純利益(円)? △94 △181 △457 △11 △15
自己資本比率(%)? 46.8 18.8 △7.4 △16.9 17.1
自己資本利益率(%)? - - - - -

※2023年3月期以降、株式1株につき5株の分割を反映
・2025年3月期は第3四半期時点で売上高1,538百万円、経常利益247百万円を達成しています。IPOで得た資金はCoolLaser事業における応用開発(新型レーザーヘッドの開発やCoolLaserエントリーモデルの開発など)、CoolLaser事業における新規拠点の設備投資費用及び借入金返済に充てる予定です。

管理人からのコメント

 トヨコー(341A)は、「3層の樹脂をスプレーコーティングして強靭な屋根に蘇らせる『SOSEI』の施工及び老朽化したインフラのサビや塗膜等をレーザーで除去する『CoolLaser』の製造・販売」を主な事業としています。『SOSEI』は工場や倉庫、『CoolLaser』は橋や鉄塔などのインフラ構造物のメンテナンスに使われています。特にインフラ構造物の老朽化は重大な事故につながりやすく、予防保全としても『CoolLaser』のニーズは継続的に発生しそうです。

 業績を見ると、売上高はやや伸び悩んでいます。今期は黒字化しそうなものの、赤字続きなのも気になります。記事作成時点で会社予想などは見当たりませんが、2025年3月期の予想がどうなるかで初値は大きく変わりそうです。

 想定価格が低めに設定されており、主要株主には解除条件の無いロックアップがかかっていますが、公開株数が多いのが気がかりです。同日にプログレス・テクノロジーズ グループ(339A)が上場するため、買いが集まりにくくなっています。総合的に判断して、初値の上昇は厳しそうです。

 ネット証券では、SMBC日興証券(主幹事)SBI証券松井証券マネックス証券大和コネクト証券DMM株から申し込み可能となっています。

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