2024年のIPO初値上昇ランキング

最終更新日:
2024年12月30日

 12月27日にビースタイルホールディングスが初値を付け、2024年のIPOが全て終わりました。2023年後半に実施されたルール変更の影響もあり、IPO市場は2023年12月から不調が続いています。そこに8月の大暴落が追い打ちとなりました。2024年後半はフォルシアビースタイルホールディングスが善戦しましたが、ランキングのTOP5は半年動きがないままです。
 通算成績は64勝19敗3分74.4%となりました。昨年よりやや改善しました。このままV字回復してほしいですね!
 それでは、2024年のIPOを初値利益順で見ていきましょう!
 

2024年のIPOの初値売り利益ランキング

表は左右にスライドしてご確認ください
企業名 公募価格 初値 利益
(初値売り時)
初値
上昇率
狙い目証券
第1位
光フードサービス
(138A)
2,660円 5,850円 +31.9万円 +119.9% 東海東京
SMBC日興(副)
楽天
DMM株
岡三オンライン
第2位
ジンジブ
(142A)
1,750円 3,980円 +22.3万円 +127.4% SBI
SMBC日興(副)
岩井
マネックス
松井
ネオトレード
第3位
Cocolive
(137A)
1,780円 3,990円 +22.1万円 +124.20% SMBC日興
楽天
松井
SBI
VRAIN Solution
(135A)
2,990円 5,190円 +22.2万円 +73.60% SMBC日興
マネックス
松井
楽天
岩井
大和コネクト
カブコム
インテグループ
(192A)
3,960円 5,940円 +19.8万円 +50% SMBC日興
SBI(副)
企業名 公募価格 初値 利益
(初値売り時)
初値
上昇率
狙い目証券
フォルシア
(304A)
1,750円 3,640円 +18.9万円 +108.0% 野村
マネックス(副)
SBI
楽天
松井
岡三オンライン
ダイブ
(151A)
1,820円 3,225円 +14.05万円 +77.2% SBI
SMBC日興(副)
松井
マネックス
楽天
岩井
ネオトレード
岡三オンライン
大和コネクト
カウリス
(153A)
1,530円 2,875円 +13.45万円 +87.9% SBI
楽天
マネックス
SMBC日興
松井
ネオトレード
岡三オンライン
大和コネクト
STG
(5858)
1,920円 3,215円 +12.95万円 +67.4% みずほ
SBI(副)
楽天
マネックス
松井
岡三オンライン
ネオトレード
ビースタイル
ホールディングス

(302A)
2,070円 3,325円 +12.55万円 +106.9% SMBC日興
SBI
マネックス
松井
岡三オンライン
企業名 公募価格 初値 利益
(初値売り時)
初値
上昇率
狙い目証券

1位は、東海東京証券が主幹事を務めた光フードサービス+31.9万円です。地方都市を中心に展開している飲食店ということで、テーマとしてはやや弱く、ここまで上がるとは予想していませんでした。おそらく、日経平均株価が史上最高値を更新した直後の上場ということで、想定を大幅に上回る買いが入り、初値が高騰したと思われます。

2位は、SBI証券主幹事を務めたジンジブ+22.3万円です。公開株数が少なめの急成長企業ということで、素直に買いが集まり、初値が大幅に上昇しました。

3位は、SMBC日興証券主幹事を務めたCocolive+22.1万円です。光フードサービスと同日に上場しており、やはりタイミング的に買いが入りやすかったのでしょう。上昇率としてはこちらの方が上ですが、想定価格が光フードサービスより900円ほど低かったので、初値利益がやや低くなっています。

 今年はIPO投資家にとって厳しい1年でした。超高騰IPOが出なかったこともそうですが、そもそもIPOの数が少なかったですね。
 昨年からはじまったルール変更の影響が大きく、公募価格と初値の差が出にくくなっています。さらに、8月には令和のブラックマンデーとも言われる大暴落があり、IPO市場にも少なからず影響がありました。中には水面下で上場を見送った企業もいたのではないでしょうか。
 ルール変更については今後もこのままですが、市場は年末にかけてかなり盛り返してきました。2025年もこのまま上昇傾向が続けば、IPO市場にも恩恵がありそうです。
 2025年のIPOが復活の年になることを期待します!

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