トップページ > コラム > 2020年のIPOの結果をまとめました!
2020年はIPO市場も波乱の年でした。コロナショックによる相次ぐ上場中止と、再開後のIPOバブル、年末のIPOラッシュなど、終わってみると目まぐるしい一年でしたね。2020年のIPO振り返りということで、2020年に上場した企業を「初値で売った時の利益」の大きい順に、ランキング形式で発表します!
企業名 | 公募価格 | 初値 | 利益 (初値売り時) |
初値 上昇率 |
狙い目証券 |
---|---|---|---|---|---|
ヘッドウォータース (4011) |
2,400円 | 28,560円 | 261.6万円 | +1,090.0% | SBI(副) 大和 楽天 松井 東海東京 マネックス |
アースインフィニティ (7692) |
1,970円 | 10,410円 | 84.4万円 | +428.4% | SBI(副) マネックス 岡三オンライン |
ビートレンド (4020) |
2,800円 | 10,010円 | 72.1万円 | +257.5% | 岩井 マネックス |
トヨクモ (4058) |
2,000円 | 9,020円 | 70.2万円 | +351.0% | 大和(副) SMBC日興 岩井 SBI マネックス |
アイキューブド システムズ (4495) |
3,120円 | 9,430円 | 63.1万円 | +202.2% | 野村(主) 大和(副) SBI マネックス 岩井 岡三オンライン カブコム |
企業名 | 公募価格 | 初値 | 利益 (初値売り時) |
初値 上昇率 |
狙い目証券 |
かっこ (4166) |
2,020円 | 7,890円 | 58.7万円 | +290.6% | SBI(主) SMBC日興(副) 岩井 松井 マネックス 楽天 岡三オンライン |
グラフィコ (4930) |
4,090円 | 9,560円 | 54.7万円 | +133.7% | SBI(主) 大和(副) SMBC日興 岩井 |
コマースOne ホールディングス (4496) |
1,600円 | 6,970円 | 53.7万円 | +335.6% | 大和(主) 松井 SBI |
サイバー セキュリティクラウド (4493) |
4,500円 | 9,210円 | 47.1万円 | +104.7% | SBI(主) 大和(副) SMBC日興 岩井 楽天 |
アクシス (4012) |
1,070円 | 5,700円 | 46.3万円 | +432.7% | SMBC日興(主) SBI(副) 楽天 岡三オンライン |
企業名 | 公募価格 | 初値 | 利益 (初値売り時) |
初値 上昇率 |
狙い目証券 |
1位は、みずほ証券が主幹事を務めたヘッドウォータースの261.6万円です。人気を集めやすい「AI関連」銘柄だったことに加え、公開株数がかなり少なかったため、HEROZ以来の10倍IPOとなりました。2020年下半期のIPOバブル再燃を象徴する銘柄です!
2位は、みずほ証券が主幹事を務めた アースインフィニティの84.4万円です。公開株数が少なめのIPOだった上、大株主にベンチャーキャピタルがおらず、売りがほぼ出ませんでした。将来性のある事業内容も高く評価され、大幅に高騰しました。
3位は、みずほ証券が主幹事を務めたビートレンドの72.1万円です。なんとTOP3がすべてみずほ証券の主幹事案件でした。公開株数、業績、事業内容とIPOの条件は申し分なく、事前の期待通りの高騰を見せました。
2020年は、まさにIPOバブルでした。前半こそコロナショックの影響で上場中止や公募割れが相次ぎましたが、後半は様々な銘柄が高騰し、一気にバブル状態となりました。ランキングの上位を見ても、上場テンバガー(10倍超え)を達成したヘッドウォータースをはじめ、公募価格の3倍超え、4倍超えが複数出たのが今年の特徴です。公募価格が低い銘柄が多かったこともあり、一撃100万円となる銘柄は1社だけでしたが、93社中39社が公募価格の倍以上の初値を付けています。
後半の巻き返しで、2020年のIPOは大いに盛り上がりました。2021年のIPOがどうなるかは、まだ分かりませんが、S評価、A評価のIPOを逃さないように、しっかり準備しておきましょう!
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