トップページ > コラム > 2016年のIPOの結果をまとめました!
12月28日、今年最後のIPO「ティビィシィ・スキヤツト(3974)」の初値がつき、2016年のIPOがすべて終了しましたので、結果をまとめてみました!下の表は「初値で売って得られた利益」の大きい順(ベスト10)に並べたものです。
企業名 | 公募価格 | 初値 | 利益 (初値売り時) |
初値 上昇率 |
狙い目証券 |
---|---|---|---|---|---|
グローバルウェイ | 2,960円 | 14,000円 | +110.4万円 | +373% | 大和(主) SBI(副) SMBC日興 |
アトラエ | 5,400円 | 12,720円 | +73.2万円 | +136% | 大和(主) SMBC日興(副) 岩井コスモ、安藤 |
イノベーション | 2,770円 | 8,700円 | +59.3万円 | +214% | SMBC日興(主) SBI(副) マネックス |
AWS ホールディングス |
2,490円 | 8,350円 | +58.6万円 | +235% | SBI(主) SMBC日興 |
カナミック ネットワーク |
3,000円 | 8,600円 | +56万円 | +187% | SBI、岩井 東海東京 安藤 |
企業名 | 公募価格 | 初値 | 利益 (初値売り時) |
初値 上昇率 |
狙い目証券 |
エルテス | 1,790円 | 6,510円 | +47.2万円 | +264% | SBI(主) SMBC日興 マネックス GMO |
ストライク | 3,440円 | 7,770円 | +43.3万円 | +126% | SMBC日興(主) SBI 安藤 |
グレイステクノロジー | 3,100円 | 7,130円 | +40.3万円 | +130% | 東海東京(主) SBI(副) むさし 安藤 |
セグエグループ | 1,700円 | 5,500円 | +38万円 | +224% | SBI(副) SMBC日興 マネックス 岩井 安藤 |
ティビィシィ・ スキヤツト |
1,400円 | 4,500円 | +31万円 | +221% | SMBC日興(副) SBI 安藤 |
企業名 | 公募価格 | 初値 | 利益 (初値売り時) |
初値 上昇率 |
狙い目証券 |
1位は、大和証券が主幹事を務めましたグローバルウェイ+110.4万円です。当選本数が1,495本しかなく、話題のクラウドサービスを提供していたこともあり、天井知らずの高騰となりました。総合評価「S」にふさわしい結果でしたね。また、当選株のうち96%が大和証券への割り当て分だったので、大和証券の口座を開設していないとほぼノーチャンスだったと言えます。
2位も、大和証券が主幹事を務めましたアトラエ+73.2万円です。当選本数が2,576本しかなく、最先端のAIサービスを提供していたこともあり、需給的に初値が高騰しやすくなっていました。また、当選株のうち98%が大和証券への割り当て分だったので、グローバルウェイと同様に大和証券の口座を開設していないと当選は期待できませんでした。
3位は、SMBC日興が主幹事を務めましたイノベーション+59.3万円です。当選本数が2,283本しかなく、大株主に対するロックアップも180日間という期間でしばりがあったため、需給が抜群に良かったです。ちなみに、当選株の85%がSMBC日興へ割り当てられていました。
4位は、SBI証券が主幹事を務めましたAWSホールディングス+58.6万円です。当選本数が1,265本しかなく、大株主にも180日間のロックアップがかかっていたため、潜在的な売りがほぼない状態で、需給的に初値が高騰する条件がととのっていました。事業内容が医療に関連していたことも、買いを集めるのに貢献していたと思います。
5位は、野村證券が主幹事を務めましたカナミックネットワーク+56万円です。当選本数は2,530本しかなく、評価が高くなりやすい医療系で、かつ人気のクラウドサービス案件だったこともあり、初値高騰が約束されていたような案件でした。
それにしても、引き続き大和証券・SMBC日興証券がお宝IPOの主幹事を務めていますね。どちらも資金力が影響しない1人1票の平等抽選を採用していますので、どなたにも当選のチャンスがあります。まだ口座を開設されていない方は、ぜひこの機会に口座開設を済ませておきましょう。
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