コーチ・エィ(9339)
コーチ・エィの事業内容は「コーチングによる組織開発事業およびコーチング人材育成事業」で、東証スタンダード上場の中型案件(想定時価総額34.4億円、吸収金額13.2億円)です。総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
基本情報
会社名 | コーチ・エィ(9339) 【東証スタンダード】 |
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会社URL | https://www.coacha.com/ |
会社設立 | 2001年8月(22年目) |
狙い目証券会社 | 野村證券(主幹事)、楽天証券、SBI証券、松井証券、岡三オンライン、LINE証券、DMM株 |
IPO日程と価格決定(初値予想)
想定価格 | 1,570円 |
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仮条件 | 1,660円 ~ 1,840円 |
公募価格 | 1,840円 |
初値予想(独自) | 2,000円 ~ 3,600円(12月2日時点) |
初値 | 2,500円 (公募価格比+660円 +35.9%) |
・想定価格1,570円に対して、PER14.03倍、PBR1.51倍、配当利回り0.76%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益111.9円、1株あたり純資産1,038.7円、1株あたり配当金11.9円。)
・仮条件を受けて、初値予想を「1,570円 ~ 2,000円(11月17日時点)」から「2,000円 ~ 3,600円(12月2日時点)」に変更しました。
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 12月6日(火)~12月12日(月) |
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当選発表日 | 12月13日(火) |
購入申込期間 | 12月14日(水)~12月19日(月) |
上場日 | 12月22日(木) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 450,000株 |
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売出株数(OA含む) | 389,500株 |
当選株数合計 | 839,500株 |
・当選株数は839,500株。売買単位が100株なので、当たりは計8,395枚。
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | 野村證券 | 91.30% | 766,500株 | 7,665枚 | 766枚 |
幹事 | みずほ証券 | 2.61% | 21,900株 | 219枚 | 21枚 |
楽天証券 | 2.61% | 21,900株 | 219枚 | 219枚 | |
SBI証券 | 0.87% | 7,300株 | 73枚 | 32枚 | |
岡三証券 | 0.87% | 7,300株 | 73枚 | 7枚 | |
丸三証券 | 0.87% | 7,300株 | 73枚 | 7枚 | |
松井証券 | 0.87% | 7,300株 | 73枚 | 51枚 |
・野村證券(主幹事)、楽天証券、SBI証券、松井証券から当選のチャンス。
・その他、岡三オンラインから申し込み可能となりました。(11月18日追記)
・その他、LINE証券から申し込み可能となりました。(11月22日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(11月29日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
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(株)伊藤ホールディングス | 82.42% | 180日間 |
伊藤 守 | 5.44% | 180日間 |
伊藤 光太郎 | 3.63% | 180日間 |
コーチ・エィ社員持株会 | 3.01% | 180日間 |
鈴木 義幸(社長) | 1.15% | 180日間 |
栗本 渉 | 0.57% | 180日間 |
纐纈 順史 | 0.57% | 180日間 |
片岡 詳子 | 0.57% | 180日間 |
桜井 一紀 | 0.54% | 180日間 |
エムアンドカンパニー合同会社 | 0.54% |
企業業績のデータ(5年分)
※2019年12月期まで単独決算。2020年12月期から連結決算。
※2018年12月期以降、株式1株につき100株の分割を反映。
※2020年12月期以降、株式1株につき2株の分割を反映。
・2022年12月期は、第3四半期時点で売上2,651百万円、経常利益584百万円を達成しています。IPOで得た資金は、運転資金および設備資金に充てる予定です。
管理人からのコメント
コーチ・エィ(9339)、日本国内や海外でリーダーの能力を高めるコーチング事業を展開しています。コーチ・エィ(9339)のコーチングは「システミック・コーチング」と呼ばれるもので、リーダーだけでなく組織全体の能力向上を目指している点が、一般的なコーチングとは異なります。収益源は、コーチングサービスを提供した顧客から受け取る「コーチング代金」です。
直近5年間の従業員数は140名から160名程度で増えたり減ったりしており、売上高もそれに合わせて増減しています。 したがって、今後売上高が伸びるかどうかは、従業員数が増えるかどうかにかかっています。上場で得た資金の使い道には、人材採用の拡大を予定しているため、計画どおりに従業員数を増やせれば、売上高も成長が見込めるでしょう。
公開株数はふつうで、一部を除く大株主には期間でロックアップがかかっています。 また、同日にjig.jp(5244)が上場します。事業内容はIPO的にやや弱めの印象で、総合的に見て、初値は上昇しても小幅にとどまると予想します。
ネット証券では、野村證券(主幹事)、楽天証券、SBI証券、松井証券、岡三オンライン、LINE証券、DMM株から申し込み可能となっています。
(11月18日追記)
同日にエージェント・インシュアランス・グループ(5836)が上場することになり、より買いが集まりにくくなりました。
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