インバウンドテック(7031)
インバウンドテックの事業内容は「24時間365日・多言語対応コンタクトセンター運営事業、セールスアウトソーシング事業」で、東証マザーズ上場の中型案件(想定時価総額48.4億円、吸収金額13.5億円)です。統計的に初値の上がりやすい「公開株数の“少ない”」案件ですが、総合的に見て、小幅の上昇にとどまると予想します。
※2018年5月25日に上場承認されましたが、同年6月22日に「確認すべき事項(一部取引について当事者間で合意した内容と契約書等の内容が合致していなかったことなど)」が発生したことにより上場申請を取り下げました。その後、問題が解決され、再度上場することになりました。
基本情報
会社名 | インバウンドテック(7031) 【東証マザーズ】 |
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会社URL | https://www.inboundtech.co.jp/ |
狙い目証券会社 | 東海東京証券(主幹事)、SBI証券、DMM株 |
IPO日程と価格決定(初値予想)
想定価格 | 5,700円 |
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仮条件 | 5,200円 ~ 5,700円 |
公募価格 | 5,700円 |
初値予想(独自) | 6,000円 ~ 8,000円(11月16日時点) |
初値 | 7,300円 (公募価格比+1,600円 +28.1%) |
・想定価格5,700円に対して、PER34.35倍、PBR3.4倍、配当利回り-
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益166.0円、1株あたり純資産1,674.3円、1株あたり配当金-円。)
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 12月3日(木)~12月9日(水) |
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当選発表日 | 12月10日(木) |
購入申込期間 | 12月11日(金)~12月16日(水) |
上場日 | 12月18日(金) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 186,200株 |
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売出株数(OA含む) | 50,900株 |
当選株数合計 | 237,100株 |
・当選株数は237,100株。売買単位が100株なので、当たりは計2,371枚。
・当選本数は非常に少なく、かなり当たりにくい部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | 東海東京証券 | 92.62% | 219,600株 | 2,196枚 | 219枚 |
幹事 | SBI証券 | 2.61% | 6,200株 | 62枚 | 27枚 |
香川証券 | 1.73% | 4,100株 | 41枚 | 0枚 | |
エイチ・エス証券 | 1.73% | 4,100株 | 41枚 | 4枚 | |
エース証券 | 0.89% | 2,100株 | 21枚 | 2枚 | |
水戸証券 | 0.42% | 1,000株 | 10枚 | 0枚 |
・東海東京証券(主幹事)、SBI証券から当選のチャンス。
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(11月26日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
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(株)a2media | 20.99% | 90日間 1.5倍 |
下大薗豊 | 13.83% | 180日間 |
(株)グローバルキャスト | 10.41% | 90日間 1.5倍 |
アイビスAM投資事業組合 | 7.59% | 90日間 1.5倍 |
(株)光通信 | 7.15% | 90日間 1.5倍 |
(株)アクセル | 7.15% | 90日間 1.5倍 |
金子将之 | 4.94% | 180日間 |
(株)ベクトル | 4.49% | 90日間 1.5倍 |
ソケット(株) | 4.49% | 90日間 1.5倍 |
東間大(社長) | 3.92% | 180日間 |
企業業績のデータ(5年分)
※2018年3月期以降、株式1株につき300株の分割を反映。
・2021年3月期は、第2四半期時点で売上913百万円、経常利益169百万円を達成しています。IPOで得た資金は、設備資金、運転資金、借入金の返済に充てる予定です。
管理人からのコメント
インバウンドテック(7031)、サービスの対象者が主に外国人であることから、直接的に新型コロナの影響(訪日外国人の減少)を受けています。2021年3月期の業績は、第2四半期時点で売上913百万円、経常利益169百万円と大きく落ち込んでおり、しばらくは厳しい状況が想定されます。
公開株数が極めて少なく、大株主にもロックアップがかかっているので、供給は絞れています。しかし想定価格が5,700円と値がさ株であり、新型コロナウイルスの影響を大きく受ける事業内容なので、この状況でどこまで買いが集まるのか、初値予想の判断が非常にむずかしい企業です。とりあえず、仮条件の水準を見てから申し込むか決めます。
ネット証券では、東海東京証券(主幹事)、SBI証券、DMM株から申し込み可能となっています。同日にココペリ(4167)が上場することになっており、買いが集まりにくくなっています。
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