2018年6月19日に上場予定のメルカリを徹底解説します!
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(2018年6月20日追記)
初値は5,000円でした!公募価格3,000円に対して+66.7%上昇し、初値売りで+20万円の利益が出ました。この規模のIPOにしてはかなりの上昇でしたね。19日の終値が5,300円だったので、メルカリの時価総額は7,000億円を突破し、東証マザーズの時価総額トップになりました!
下の画像は寄付き直前(11時時点)での板とSBI証券のフル板サービスです。
フル板サービスの情報を見ると、5,000円のところでちょうど売買のバランスが取れているのがわかります。
2018年5月14日にメルカリの上場が承認されました。大和証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券の共同主幹事で6月19日に東証マザーズに上場予定です。IPO当選時の初値売りで最大20万円ほどの利益を見込んでいます。理由は後述していますので、ぜひ最後まで読み進めてください!
”スマホでかんたん フリマアプリ”でおなじみの「メルカリ(mercari)」を運営する株式会社メルカリは、2017年7月に日経新聞で「東証に上場申請、時価1,000億円超も」と報じられるなど、2017年中の上場が噂されていました。しかし、残念ながら2017年中の上場は実現せず、その後の情報もあまりない状態でした。そのまま2018年に入ってもしばらく続報が無い状態でしたが、「6月にも上場か」との報道が出ると再度注目を集め、今週5月14日についに上場が承認されました!
公募株数18,159,500株、売出株数25,395,300株、合計40,714,300株の超大型案件で、知名度もあるため注目度はかなり高いです。このうち国内は公募株数4,288,700株、売出株数14,648,200株で、オーバーアロットメントによる売出を含め合計21,777,400株です。
ネットでIPOに参加して株を買うためには、6月4日(月)から6月8日(金)の期間内に「需要申告(ブックビルディング)」を行い、抽選を受ける必要があります。抽選申込とも言われますが、証券会社に口座が無いと申し込みが出来ないので、事前に口座開設して準備を進めておきましょう。
IPO株の買い方について、詳しい解説はこちら → (参考)IPO株の買い方 > IPO株の抽選を受ける
需要申告は「幹事証券会社」に証券口座が無いと申し込み出来ません!おすすめ幹事証券会社の表にはネットで申込できる証券会社が掲載してあります。平等抽選の証券会社は1人1票で資金に左右されないので、初心者でもチャンスがあります!
抽選で見事当選すると、メルカリの株を買う権利が得られます。
アプリ「メルカリ」のダウンロード数は2013年のリリース以降順調に増えています。2017年12月時点でのダウンロード数は、日本で6,000万強、アメリカで3,000万、ヨーロッパで数百万と、累計1億ダウンロードを達成しました。何度もダウンロードするアプリでもないので、ほぼ「ダウンロード数=ユーザー数」ではないでしょうか。ヨーロッパへの進出は始まったばかりなので、今後もユーザー数は増えていきそうです。
出品者の過半数が購入者でもあるところがこのアプリの特徴です。手数料がメルカリの利益になるので、出品して得た報酬で別ユーザーの商品を購入する、というアプリ内での循環は大きな強みですね。
メルカリの業績は、単体では2016年に売上高100億円を突破し初の黒字化を果たしています。翌年の2017年には売上高200億円を突破したものの、特別損失の計上により、純利益はマイナスになってしまいました。
なお、2018年6月期の業績は、子会社の業績も含む連結決算で2018年第3四半期(2017年7月~2018年3月分)まで発表されています。
売上高26,147百万円、経常利益△1,951百万円で、このまま順調にいけば売上高300億円を突破しそうな勢いです!経常損失の主な理由は、事業拡大のための宣伝広告費や人件費の増大です。企業として成長していくには仕方のないコストなので、売上高に注目していきましょう。
メインのフリマアプリで今後も成長を続けていくためには、新規ユーザーを獲得し続けることが重要だと思います。アメリカ、イギリスに続く別の地域への進出による新規ユーザーの獲得に期待したいですね。
正式発表はされていませんが、仮想通貨を思わせる商標が申請されていたことで、メルカリも仮想通貨に参入か?との噂もありました。もしアプリ内で専用仮想通貨での決済が可能になれば、さらにアプリ内の循環が強化されそうです。
メイン事業以外では、2017年9月に自転車シェアリング事業「メルチャリ」が発表されました。アプリを使ってメルチャリ(シェアサイクル)をレンタル出来るサービスで、2018年初めにまず都心部からサービスを開始する予定です。シェアサイクル事業は現在中国で急成長している事業で、日本でもメルカリ以外にも参入を発表している企業があります。2020年東京オリンピックでの外国人観光客などで大きなニーズが生まれる可能性が高く、今後注目していきたい事業です。
また、2017年12月には「学びのフリマアプリ teacha」をリリースしています。teachaは教える人(SENSEI)がレッスンを作成し、学ぶ人(SEITO)が好きな時間を選択してリクエストしてレッスンが始まる、「学び」がフリマ感覚で簡単にやり取りできる新サービスです。
オフィシャルパートナーとして、学研プラスとユーキャンが参加を表明しており、従来の教育系サービスとは一味違った学びのスタイルとして、新たな市場開拓が期待されています。
事業以外でも、社長である小泉文明氏が2か月の育児休暇を取得することがニュースになるなど、話題に事欠かない会社です。すでに認知度はバッチリですが、上場が承認されたことで一般のニュースでも大々的に取り上げられていますね!
初値の上昇には、業績はもとより話題性や認知度も大きく影響してきます。話題性や認知度は現時点でも問題ないので、あとは今後の業績がどう評価されるのかが気になるところです。
2018年のIPO市場は、件数は少なめですが、優良案件がしっかり高騰しており、4月までに上場した企業26社(REIT案件除く)のうち24社で初値が公募価格を上回っています。つまり、IPOの抽選に当選し初値で売った場合、9割の案件で利益が出ているのです。とても儲かりやすい状態と言えます。下の表は、2018年話題になった銘柄や上昇率が大きい銘柄をピックアップしています。
上場日 | 企業名 | 総合 評価 |
上場市場 | 申し込み 期間 |
当たり本数 | 想定価格 | 仮条件 | 公募価格 | 初値 | 初値 上昇率 |
狙い目証券 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4/20 | HEROZ (4382) |
東証 マザーズ |
4/5 ~4/11 |
1,980本 (少ない) |
3,640円 | 3,940円 ~4,500円 |
4,500円 | 49,000円 | +44,500円 (+988.9%) |
SMBC日興(主) マネックス 大和 SBI 岩井 岡三オンライン カブコム |
|
3/28 | アジャイルメディア・ ネットワーク (6573) |
東証 マザーズ |
3/9 ~3/15 |
1,426本 (少ない) |
2,640円 | 2,800円 ~3,000円 |
3,000円 | 15,470円 | +12,470円 (+415.7%) |
SBI SMBC日興 岡三オンライン マネックス |
|
3/27 | RPAホールディングス (6572) |
東証 マザーズ |
3/8 ~3/14 |
6,000本 | 3,200円 | 3,370円 ~3,570円 |
3,570円 | 14,280円 | +10,710円 (+300%) |
SBI(主) 大和(副) SMBC日興 マネックス 岩井 岡三オンライン ライブスター |
|
4/25 | ベストワンドットコム (6577) |
東証 マザーズ |
4/10 ~4/16 |
1,253本 (少ない) |
4,130円 | 4,130円 ~4,330円 |
4,330円 | 14,830円 | +10,500円 (+242.5%) |
SMBC日興(主) SBI 岩井 マネックス |
|
4/4 | ビープラッツ (4381) |
東証 マザーズ |
3/15 ~3/22 |
1,725本 (少ない) |
1,860円 | 1,950円 ~2,200円 |
2,200円 | 10,000円 | +7,800円 (+354.5%) |
SMBC日興 SBI マネックス |
|
上場日 | 企業名 | 総合 評価 |
上場市場 | 申し込み 期間 |
当たり本数 | 想定価格 | 仮条件 | 公募価格 | 初値 | 初値 上昇率 |
狙い目証券 |
2018年のIPOはHEROZ抜きでは語れませんね!公募価格4,500円に対して初値が49,000円と、なんと10倍以上になっています。他にも公募価格の3倍を超える銘柄が並んでいますが、今年に限らず、注目度が高い案件は初値も上昇しやすい傾向にあります。
今回はとても大規模なIPOなので、+100%を超えるような高騰は難しいかもしれません。しかし、公募割れの危険性は低く、知名度・人気度は申し分ないので、手堅く上昇してくると思います。
今のところ他の案件は発表がありませんが、別に優良案件が出てきた場合は、資金が分散され思ったほど初値が上昇しないこともあります。そのため、IPOスケジュールでメルカリ上場日の周辺にどんな企業が上場するかも確認しておきましょう。特に同日上場企業は要チェックです!
メルカリの上場で影響があるのは、当のメルカリだけではありません。例えばメルカリに出資している「ユナイテッド」や「三井物産」などの関連銘柄の動向も気にしておきましょう。
すでにユナイテッドはメルカリ上場報道のあった2017年7月に大きく株価が動いています。関連銘柄の値動きやニュースもそれぞれの詳細ページでチェックしたいですね!
銘柄コード | 銘柄名 (クリックでSBI証券の 銘柄ページへ) |
市場 | 備考 |
---|---|---|---|
2497 | ユナイテッド | マザーズ | 2013年8月に資本業務提携、出資を発表。 |
8031 | 三井物産 | 東証1部 | 2016年3月に出資。 |
8001 | 伊藤忠商事 | 東証1部 | 2014年3月に子会社である伊藤忠テクノロジーベンチャーズが出資。 |
9449 | GMOインターネット | 東証1部 | 2014年10月に子会社であるGMO Venture Partnersが出資。 |
9064 | ヤマトホールディングス | 東証1部 | ヤマト運輸株式会社と連携した「らくらくメルカリ便」を提供。 |
6178 | 日本郵政 | 東証1部 | 日本郵便株式会社とのシステム連携による「ゆうゆうメルカリ便」を提供。 |
想定価格(=暫定の売出価格)は2,450円でした。メルカリが上場した際に最初につく株価(=初値)はいくらになるのでしょうか?当サイトでは「3,000円 ~ 3,600円(5月14日時点)」と予想しました!
→メルカリ(4385)のIPO情報・初値予想へ
※「4,000円 ~ 5,000円(6月1日時点)」と予想を引き上げました!
例えば初値が5,000円だった場合、100株当選して初値で売却すると、約20万円ほど利益が出ます。当選したIPO株の売却方法は「IPO株初心者ガイド」を参考にしてください。
メルカリのIPOで抽選を受けるには上場日より前に行われる「需要申告(ブックビルディング)」に参加する必要があります。IPOスケジュールなどでは「抽選申込期間」と書いていますが、ここで申し込まないと抽選すら受けられません。割り当てのある「幹事証券」もしくは、幹事証券から委託された証券会社で申し込む必要があります。
「幹事証券」の中でも中心となる「主幹事証券」と呼ばれる証券会社があります。IPOを取り仕切る証券会社なので、割当株数も他の幹事証券に比べてかなり多いです。多い時は全体の8割以上が主幹事証券に割り当てられます。
今回は大和証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券の共同主幹事です!割り当ての多い主幹事証券から申し込むと当選確率がアップしますので、積極的に申し込みましょう!。
その他幹事証券として、SMBC日興証券、野村證券、マネックス証券、SBI証券、岩井コスモ証券などが含まれます。複数の証券会社から申し込むと、それだけ抽選を受ける回数が増えます。需要申告期間までに口座開設して、当選のチャンスを増やしましょう!
【参考】IPO株の攻略・裏ワザ 1 - より多くの証券会社から申し込む
(2018年6月12日追記)
大和証券から100株当選しました!
IPO取り扱い実績の多いSBI証券、SMBC日興証券や大和証券などは口座開設しておくと、メルカリ以外のIPOでも役に立つと思います!
「主幹事の証券会社ごとに初値の結果をまとめました」を見てもらうと分かるように、この3つの証券会社は取り扱い件数が多く、主幹事になった時は初値が上昇しやすい傾向にあります。IPOに挑戦するなら、おさえておきたい証券会社ですね。
口座開設は証券会社によって、手続き完了までの時間がばらばらです。本人確認書類がアップロードできる証券会社は最短翌日から取引可能なところもあります。しかし書類の不備などがあると最短では開設できないので、早めに準備しておいた方が安心です。無料で口座開設できるので、とりあえず開設しておいても損はしません!
早めに口座を開設して、メルカリの上場に備えましょう。
メルカリ(4385)のIPO情報・初値予想はこちら!
(※情報が入り次第、随時更新します)