Arent[アレント](5254)
(3月16日追記)
・引受価額が「1,324.8円」で決まりました。仮に、特別売り気配ではじまった時は、誠意買い(シンジケートカバー取引)により「1,325円」付近で寄り付く可能性があります。
(3月8日追記)
弱気な仮条件を受けて、初値予想と総合評価を「C」から「D」へ引き下げました。
Arent[アレント]の事業内容は「建設DXのコンサルティング、システム開発、システム販売など」で、東証グロース上場の中型案件(想定時価総額105.4億円、吸収金額26.2億円)です。
統計的に初値の上がりやすい「ASP(SaaS)関連」の案件ですが、総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
基本情報
会社名 | Arent[アレント](5254) 【東証グロース】 |
---|---|
会社URL | https://arent.co.jp/ |
会社設立 | 2012年7月(11年目) |
主幹事証券 | みずほ証券 |
その他 狙い目証券会社 |
SBI証券(副幹事)、野村證券、楽天証券、岩井コスモ証券、岡三オンライン、DMM株 |
IPO価格情報・初値予想(独自)
想定価格 | 1,750円 |
---|---|
仮条件 | 1,140円 ~ 1,440円 |
公募価格 | 1,440円 |
初値予想(独自) | 1,320円 ~ 1,750円(3月8日時点) |
初値 | 1,802円 (公募価格比+362円 +25.1%) |
・想定価格1,750円に対して、PSR10.42倍、PBR3.39倍、配当利回り-
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益-8.0円、1株あたり純資産516.3円、1株あたり配当金-円。)
・初値予想を「1,750円 ~ 2,200円(2月20日時点)」から「1,320円 ~ 1,750円(3月8日時点)」へ変更しました(3月8日)。
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 3月9日(木)~3月15日(水) |
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当選発表日 | 3月16日(木) |
購入申込期間 | 3月17日(金)~3月23日(木) |
上場日 | 3月28日(火) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 700,000株 |
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売出株数(OA含む) | 645,500株 |
当選株数合計 | 1,345,500株 |
・当選株数は1,345,500株。売買単位が100株なので、当たりは計13,455枚。
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。
・売出株数(OA含む)が「795,000株」から「645,500株」へ減りました(3月8日追記)。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | みずほ証券 | 86.96% | 1,170,100株 | 11,701枚 | 1,170枚 |
幹事 | SBI証券 | 6.96% | 93,600株 | 936枚 | 421枚 |
野村證券 | 4.35% | 58,500株 | 585枚 | 58枚 | |
楽天証券 | 0.87% | 11,700株 | 117枚 | 117枚 | |
岩井コスモ証券 | 0.43% | 5,800株 | 58枚 | 5枚 | |
岡三証券 | 0.43% | 5,800株 | 58枚 | 5枚 |
・SBI証券(副幹事)、野村證券、楽天証券、岩井コスモ証券から当選のチャンス。
・その他、岡三オンラインから申し込み可能となりました。(2月21日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(3月2日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
鴨林 広軌(社長) | 39.98% | 180日間 |
梅林 真如 | 11.65% | 180日間 |
SBI4&5投資事業有限責任組合 | 7.59% | 180日間 |
佐海 文隆 | 7.29% | 180日間 |
大北 尚永 | 6.63% | 180日間 |
中川 高志 | 6.63% | 180日間 |
丸山 篤史 | 6.63% | 180日間 |
SBI4&5投資事業有限責任組合2号 | 2.01% | 継続保有 |
合同会社J&TC Frontier | 1.87% | 180日間 |
清水 利恭 | 1.53% | 180日間 |
企業業績のデータ(5年分)
※2020年6月期まで単独決算。2021年6月期から連結決算。
※2019年6月期以降、株式1株につき100株の分割を反映。
※2021年6月期以降、株式1株につき40株の分割を反映。
・2023年6月期は、第2四半期時点で売上851百万円、経常利益168百万円を達成しています。IPOで得た資金は、広報マーケティング費用、採用関連費用、新プロダクトおよび事業開発費用ならびに関係会社投融資に充てる予定です。
管理人からのコメント
Arent[アレント](5254)、遺産的に引き継がれてきた非効率なシステムが多く採用されている建設業界およびプラントエンジニアリング大手企業に対して、コンピュータ上に3Dの建造物を構築するBIM(Building Information Modeling)、インターネットを通じて利用できるソフトウエアSaaSの開発・販売をおこなっています。
直近の業績推移を見ると、新型コロナウイルスの影響で一時的な落ち込みは見られたものの、売上は順調に増えています。ただ、利益は不安定で、先行投資の影響が大きいとはいえ、先行きにやや不透明感があります。
公開株数はやや多めですが、大株主に対して期間でロックアップがかかっており、供給はそこまでゆるくはありません。ただ、建設業は人気化しづらいテーマであることを考えると、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
ネット証券では、SBI証券(副幹事)、野村證券、楽天証券、岩井コスモ証券、岡三オンライン、DMM株から申し込み可能となっています。
(2月21日追記)
同日にアクシスコンサルティング(9344)が上場することになり、買いが集まりにくくなりました。
(2月24日追記)
同日にモンスターラボホールディングス(5255)が上場することになり、さらに買いが集まりにくくなりました。
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