BlueMeme[ブルーミーム](4069)

 BlueMeme[ブルーミーム]の事業内容は「ローコードとアジャイルを活用したシステム受託開発・コンサルティングなどサービスの提供およびOutSystemsなどのソフトウェアライセンス販売」で、東証マザーズ上場の中型案件(想定時価総額80.3億円、吸収金額24.7億円)です。総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

BlueMeme[ブルーミーム]のホームページ画像
成長性 割安性
△ △
話題性 総合評価?
○ c


基本情報

会社名 BlueMeme[ブルーミーム](4069) 【東証マザーズ】
会社URL https://www.bluememe.jp/
狙い目証券会社 野村證券(副幹事)、大和証券SBI証券CONNECTDMM株

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 2,510円
仮条件? 2,400円 ~ 2,820円
公募価格? 2,820円
初値予想(独自) 3,000円 ~ 3,700円(6月10日時点)
初値? 2,850円 (公募価格比+30円 +1.1%)

・想定価格2,510円に対して、PER760.81倍、PBR5.78倍、配当利回り-
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。 1株あたり利益3.3円、1株あたり純資産434.0円、1株あたり配当金-円。)
・仮条件に伴い、初値予想を「2,800円 ~ 3,500円(5月25日時点)」から「3,000円 ~ 3,700円(6月10日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 6月14日(月)~6月18日(金)
当選発表日? 6月21日(月)
購入申込期間? 6月22日(火)~6月25日(金)
上場日? 6月29日(火)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 450,000株
売出株数(OA含む)? 534,400株
当選株数合計 984,400株

・当選株数は984,400株。売買単位が100株なので、当たりは計9,844枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 東海東京証券 88.68% 873,000株 8,730枚 873枚
幹事 野村證券 4.35% 42,800株 428枚 42枚
大和証券 2.61% 25,700株 257枚 25枚
みずほ証券 2.61% 25,700株 257枚 25枚
SBI証券 0.87% 8,600株 86枚 38枚
東洋証券 0.44% 4,300株 43枚 0枚
水戸証券 0.44% 4,300株 43枚 0枚

野村證券(副幹事)、大和証券SBI証券から当選のチャンス。
・その他、CONNECTから申し込み可能となりました。(5月26日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(6月7日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
インテック・アイティ2号投資事業有限責任組合 27.20% 90日間
1.5倍
松岡 真功(社長) 14.90% 180日間
BMトラスト(株) 11.82% 180日間
MICイノベーション4号投資事業有限責任組合   9.64% 90日間
1.5倍
辻口 真理子 5.67% 180日間
モバイルクリエイト(株) 4.82% 180日間
朱 未 3.89% 180日間
市川 玲 3.17% 180日間
情報技術開発(株) 2.89% 180日間
原田 実 1.93%  

 

企業業績のデータ(5年分)

  2016年
3月
2017年
3月
2018年
3月
2019年
3月
2020年
3月
売上高(百万円)? 419 691 765 1,497 1,800
経常利益(百万円)? 37 △20 3 86 31
当期純利益(百万円)? 41 △27 1 61 11
純資産額 (百万円)? 101 106 287 348 359
1株あたりの純資産額(円)? △23,549 △298 △407 △174 △169
1株あたりの純利益(円)? 6,237 △34 1 30 5
自己資本比率(%)? 28.7 27.7 38.6 34.2 28.2
自己資本利益率(%)? 53.7 - 0.5 19.3 3.0

※2018年3月期まで単独決算。2019年3月期から連結決算。
※2019年3月期以降、株式1株につき2株の分割を反映。
・2021年3月期は、第3四半期時点で売上1,508百万円、経常利益90百万円を達成しています。IPOで得た資金は、事業拡大を見すえた運転資金に充てる予定です。

管理人からのコメント

 BlueMeme[ブルーミーム](4069)、社名は「ブルーメメ」…ではなく、「ブルーミーム」と読みます。ミームとは、メロディやキャッチコピーなど、文化伝達の基本単位を表す言葉で、「文化を形成する優れた情報を世界中に伝えていく」という同社の理念が反映されています。

 事業内容は、ローコードとアジャイルを活用したシステム受託開発がメインです。あらかじめ標準レベルのコードを用意し、必要最小限のプログラミングコードのみを記述(ローコード)します。そして、機能単位の小さなサイクルで「計画→設計→実装→テスト」を繰り返し(アジャイル手法)、完成を目指します。

 システム受託開発は一般的な事業内容で、IPOとして人気化するのはむずかしいでしょう。さらに、業績推移を見ると、利益が安定しておらず、先行きに不透明感があります。公開株数も少なくはないため、総合的な需給を考えると、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

 ネット証券では、野村證券(副幹事)、大和証券SBI証券CONNECTDMM株から申し込み可能となっています。同日に、リヴァンプ(4070)が上場することになっており、やや買いが集まりにくくなっています。

(5月26日追記)
同日にWaqoo(4937)が上場することになり、さらに買いが集まりにくくなりました。

(5月27日追記)
同日にオムニ・プラス・システム・リミテッド(7699)が上場することになり、さらに買いが集まりにくくなりました。

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