REIT(リート)とは?

 REIT(リート)とは、Real Estate Investment Trustの略語で、日本語に直すと「不動産投資信託」となります。具体的には、オフィスビルや商業施設、マンション、有料老人ホームなどを購入し、そこから得られる賃料などの収益を、投資家に分配する金融商品です。

 いくつかのリートは、証券取引所にも上場しており、株式と同様にIPO(新規公開株)のイベントをおこなっています。参考までに、直近10案件のIPOのパフォーマンスをまとめてみましたのでご覧ください。

上場日 銘柄名 公募 初値 利益
上昇率
幹事証券
15/11/30 いちごホテルリート投資法人 106,000円 104,100円 -1,900円
(-1.8%)
日興
15/7/29 ジャパン・シニアリビング投資法人 190,000円 170,000円 -20,000円
(-10.5%)
日興
15/6/30 サムティ・レジデンシャル投資法人 102,000円 99,000円 -3,000円
(-2.9%)
日興
SBI
15/6/5 ヘルスケア&メディカル投資法人 110,000円 170,000円 +60,000円
+54.5%
日興
15/3/19 ケネディクス商業リート投資法人 230,000円 260,500円 +30,500円
(+13.3%)
日興
14/12/3 積水ハウス・リート投資法人 110,000円 135,000円 +25,000円
(+22.7%)
日興
14/11/27 トーセイ・リート投資法人 103,000円 115,000円 +12,000円
(+11.7%)
日興
14/11/5 日本ヘルスケア投資法人 150,000円 222,200円 +72,200円
+48.1%
-
14/6/5 インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 103,000円 108,900円 +5,900円
(+5.7%)
日興
14/4/24 日本リート投資法人 252,000円 262,000円 +10,000円
(+4.0%)
日興
14/2/7 ヒューリックリート投資法人 108,000円 122,000円 +14,000円
(+13.0%)
日興
13/11/22 イオンリート投資法人 105,000円 115,000円 +10,000円
(+9.5%)
日興

 

 ご覧いただけますように、株式のIPOに比べると爆発力には欠けますが、安定的に利益は出ています。中でも、最近人気なのは「ヘルスケア系リート」です。ヘルスケアとは、健康維持や管理を表す言葉で、老人ホームや医療関連施設などで組まれているリートがヘルスケア系リートとなります。

 リートのIPOを狙うのであれば、ヘルスケア系リートに絞っても良いかもしれませんね。ちなみに、ネット証券ではSMBC日興証券がリート案件にめっぽう強いです。直近10案件中、主幹事を3つ、副幹事を2つも務めていますので、口座開設はお忘れなく!

 

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