エレベーターコミュニケーションズ(353A)

 エレベーターコミュニケーションズの事業内容は「エレベーター・エスカレーターなど昇降機設備の保守、管理およびリニューアル」で、札証アンビシャス上場の超小型案件(想定時価総額16.0億円、吸収金額1.9億円)です。統計的に初値が上昇しやすい「公開株数が少なめ」の案件ですが、総合的に判断して、初値の上昇は厳しそうです。

エレベーターコミュニケーションズのホームページ画像
成長性 割安性
◎ △
話題性 総合評価?
○ D

基本情報

会社名 エレベーターコミュニケーションズ(353A) 【札証アンビシャス】
会社URL https://www.evcom.co.jp/
会社設立 2006年2月(19年目)
主幹事証券 東洋証券
その他
狙い目証券会社
SBI証券(副幹事)マネックス証券松井証券岡三オンライン

IPO価格情報・初値予想(独自)

想定価格? 1,600円
仮条件? 未発表
公募価格? 未発表
初値予想(独自) 1,472円 ~ 1,800円(3月24日時点)
初値? -

・想定価格1,600円に対して、PER21.52倍、PBR9.3倍、配当利回り-%
※直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益74.3円、1株あたり純資産171.9円、1株あたり配当金-円

IPOスケジュール

抽選申込期間? 4月10日(木)~4月16日(水)
当選発表日? 4月17日(木)
購入申込期間? 4月18日(金)~4月23日(水)
上場日? 4月25日(金)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 50,000株
売出株数(OA含む)? 69,800株
当選株数合計 119,800株

・当選株数は119,800株。売買単位が100株なので、当たりは計1,198枚
・当選本数は非常に少なく、かなり当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 東洋証券 -% -株 -枚 -枚
幹事 SBI証券 -% -株 -枚 -枚
北洋証券 -% -株 -枚 -枚
岡三証券 -% -株 -枚 -枚
マネックス証券 -% -株 -枚 -枚
松井証券 -% -株 -枚 -枚
あかつき証券 -% -株 -枚 -枚

※「割当率」や「当選本数」などの数字は、仮条件決定時付近に発表。
SBI証券(副幹事)マネックス証券松井証券から当選のチャンス。
・その他、岡三オンラインから申し込み可能となりました。(3月25日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
そらしづ(株) 46.28% 180日間
薄田 章博(社長) 18.05% 180日間
村石 誠司 4.67% 180日間
六日市 拓也 3.89% 180日間
こたろう(株) 3.15% 180日間
大久保 圭太 2.83% 180日間
杉山 央 2.24%
向江 弘徳 2.24%
渡邊 和則 1.85% 180日間
上田 健一 1% 180日間

企業業績のデータ(5年分)

⇒エレベーターコミュニケーションズの有価証券届出書 [PDF]

 2020年
5月
2021年
5月
2022年
5月
2023年
5月
2024年
5月
売上高(百万円)? 2,268 2,371 2,556 2,787 3,291
経常利益(百万円)? 92 72 △13 76 138
当期純利益(百万円)? 25 △23 △24 26 74
純資産額(百万円)? 51 27 3 29 103
1株あたりの純資産額(円)? 1,034 548 33 29 107
1株あたりの純利益(円)? 527 △487 △515 27 78
自己資本比率(%)? 3.1 1.5 0.1 2.2 7.7
自己資本利益率(%)? 97.7 △61.4 △177.3 178.6 114.8

※2023年5月期以降、株式1株につき20株の分割を反映
・2025年5月期は第2四半期時点で売上高1,901百万円、経常利益109百万円を達成しています。IPOで得た資金は運転資金に充てる予定です。

管理人からのコメント

 エレベーターコミュニケーションズ(353A)は、「エレベーター・エスカレーターなど昇降機設備の保守、管理およびリニューアル」を主な事業としています。「高品質のメンテナンスサービス」をモットーとし、2006年の設立以来無事故を継続中です。独自サービスであるQRコード「Qサポ」により、利用者が直接技術員とやりとりすることで、迅速な対応を実現しています。

 全国に47支店・出張所があり、各地での営業活動を展開しています。記事作成時点では業績予想など出ていませんが、業績を見ると直近では売上、利益共に伸びており、2025年5月期の中間決算でもさらに伸ばしています。

 公開株数が少なく、主要株主に解除条件の無いロックアップがかかっているため、供給はかなり絞れています。しかしそれでも厳しい状況です。総合的に判断して、初値の上昇は厳しそうです。経験則的に、地方上場の初値は厳しいですが、直近では、3/21に福証Qボードへ上場したパパネッツ(9388)が初値830円(公募比+130円)と好調、さらにその後も株価上昇しており、この流れが続く可能性も捨てきれません。

 ネット証券では、SBI証券(副幹事)マネックス証券松井証券岡三オンラインから申し込み可能となっています。

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