早稲田学習研究会（5869）
早稲田学習研究会の事業内容は「小学生・中学生・高校生を対象とする学習塾事業の経営」で、東証スタンダード上場の中型案件（想定時価総額92.9億円、吸収金額35.7億円）です。統計的に初値の上がりやすい「想定価格が1,000円以下」の案件ですが、総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
| 成長性 | 割安性 |
|---|---|
 |
|
| 話題性 | 総合評価 |
|
 |
基本情報
| 会社名 | 早稲田学習研究会（5869） 【東証スタンダード】 |
|---|---|
| 会社URL | https://www.wasedazemi.com/ |
| 会社設立 | 1993年1月（31年目） |
| 主幹事証券 | 野村證券 |
| その他 狙い目証券会社 |
SMBC日興証券（副幹事）、岩井コスモ証券、大和証券、SBI証券、楽天証券、松井証券、大和コネクト証券、岡三オンライン |
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IPO価格情報・初値予想（独自）
| 想定価格 |
910円 |
|---|---|
| 仮条件 |
910円 ～ 970円 |
| 公募価格 |
970円 |
| 初値予想（独自） | 970円 ～ 1,300円（12月5日時点） |
| 初値 |
1,118円 （公募価格比+148円 +15.3％） |
・想定価格910円に対して、PER11.09倍、PBR1.55倍、配当利回り2.71％
（直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。1株あたり利益82.1円、1株あたり純資産585.4円、1株あたり配当金24.6円。）
・仮条件に伴い、初値予想を「910円 ～ 1,200円（11月20日時点）」から「970円 ～ 1,300円（12月5日時点）」に変更しました。
IPOスケジュール
| 抽選申込期間 |
12月6日(水)～12月12日(火) |
|---|---|
| 当選発表日 |
12月13日(水) |
| 購入申込期間 |
12月14日(木)～12月19日(火) |
| 上場日 |
12月22日(金) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
| 公募株数 |
150,000株 |
|---|---|
| 売出株数（OA含む） |
3,772,100株 |
| 当選株数合計 | 3,922,100株 |
・当選株数は3,922,100株。売買単位が100株なので、当たりは計39,221枚。
・当選本数は多く、やや当たりやすい部類に入る。
幹事証券リスト（管理人独自予想あり）
| 証券会社名 | 割当率 |
割当株数 |
当選本数 （枚） |
完全抽選本数 （予想） |
|
| 主幹事 | 野村證券 | 95.66％ | 3,751,900株 | 37,519枚 | 3,751枚 |
| 幹事 | SMBC日興証券 | 0.87％ | 34,100株 | 341枚 | 34枚 |
| 岩井コスモ証券 | 0.87％ | 34,100株 | 341枚 | 34枚 | |
| 大和証券 | 0.43％ | 17,000株 | 170枚 | 17枚 | |
| 極東証券 | 0.43％ | 17,000株 | 170枚 | 0枚 | |
| SBI証券 | 0.43％ | 17,000株 | 170枚 | 76枚 | |
| 楽天証券 | 0.43％ | 17,000株 | 170枚 | 170枚 | |
| 岡三証券 | 0.43％ | 17,000株 | 170枚 | 17枚 | |
| 松井証券 | 0.43％ | 17,000株 | 170枚 | 119枚 |
・野村證券（主幹事）、SMBC日興証券（副幹事）、岩井コスモ証券、大和証券、SBI証券、楽天証券、松井証券から当選のチャンス。
・その他、岡三オンラインから申し込み可能となりました。（11月21日追記）
・その他、大和コネクト証券から申し込み可能となりました。（11月21日追記）
株主構成、ロックアップなど
| 株主名 | 比率 | ロック アップ |
|---|---|---|
| 吉原 俊夫 | 54.93％ | 90日間 |
| （株）YMM | 45.07％ | 90日間 |
企業業績のデータ（5年分）
⇒早稲田学習研究会の有価証券届出書 ![[PDF]](/common/images/ico_PDF_01.png)
| 2019年 3月 |
2020年 3月 |
2021年 3月 |
2022年 3月 |
2023年 3月 |
|
| 売上高（百万円） |
1,024 | 3,376 | 5,468 | 5,889 | 6,110 |
| 経常利益（百万円） |
304 | 625 | 1,232 | 1,214 | 1,247 |
| 当期純利益（百万円） |
208 | 1,745 | 943 | 831 | 838 |
| 純資産額（百万円） |
2,459 | 4,023 | 4,712 | 5,268 | 5,857 |
| 1株あたりの純資産額（円） |
12,219 | 19,995 | 23,419 | 524 | 582 |
| 1株あたりの純利益（円） |
1,032 | 8,670 | 4,686 | 83 | 83 |
| 自己資本比率（％） |
65.7 | 67.7 | 65.0 | 70.3 | 71.0 |
| 自己資本利益率（％） |
8.8 | 53.8 | 21.6 | 16.7 | 15.1 |
※2022年3月期以降、株式1株につき50株の分割を反映。
・2024年3月期は、第2四半期時点で売上2,906百万円、経常利益657百万円を達成しています。IPOで得た資金は、全額を新規開設の店舗設備への投資に充てる予定です。
管理人からのコメント
早稲田学習研究会（5869）、小中学生を対象に学力向上指導、中学生を対象に高校受験対策をおこなっている「W早稲田ゼミ」の運営、高校生を対象に大学受験対策をおこなっている「W早稲田ゼミハイスクール」の運営、小中高生を対象に個別指導をおこなっている「ファースト個別」の運営をおこなっています。直近の業績推移を見ると、売上の拡大ペースが緩やかになっており、今後の成長性を感じにくくなっています。
主要大株主へのロックアップは期間内の解除条件がありませんが、公開株数は多めです。さらに、同日にヒューマンテクノロジーズ（5621）が上場予定で、買いが集まりにくくなっています。総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
ネット証券では、野村證券（主幹事）、SMBC日興証券（副幹事）、岩井コスモ証券、大和証券、SBI証券、楽天証券、松井証券、大和コネクト証券、岡三オンラインから申し込み可能となっています。
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