ヒューマンテクノロジーズ(5621)
ヒューマンテクノロジーズの事業内容は「勤怠管理を中心としたクラウドサービスの開発および提供」で、東証グロース上場の中型案件(想定時価総額85.5億円、吸収金額35.5億円)です。統計的に初値の上がりやすい「クラウド関連」、「想定価格が1,000円以下」の案件ですが、総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
基本情報
会社名 | ヒューマンテクノロジーズ(5621) 【東証グロース】 |
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会社URL | https://www.h-t.co.jp/ |
会社設立 | 2011年12月(12年目) |
主幹事証券 | みずほ証券 |
その他 狙い目証券会社 |
大和証券(共同主幹事)、SBI証券(副幹事)、楽天証券、大和コネクト証券、DMM株 |
IPO価格情報・初値予想(独自)
想定価格 | 940円 |
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仮条件 | 940円 ~ 1,020円 |
公募価格 | 1,224円 |
初値予想(独自) | 1,400円 ~ 2,200円(12月14日時点) |
初値 | 1,194円 (公募価格比-30円 -2.5%) |
・想定価格940円に対して、PER36.00倍、PBR3.09倍、配当利回り0.83%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。1株あたり利益26.1円、1株あたり純資産304.3円、1株あたり配当金7.8円。)
・仮条件に伴い、初値予想を「1,000円 ~ 1,800円(11月17日時点)」から「1,200円 ~ 2,000円(12月5日時点)」に変更しました。
・公募価格が仮条件の上限を超えたため、初値予想を「1,200円 ~ 2,000円(12月5日時点)」から「1,400円 ~ 2,200円(12月14日時点)」に変更しました。
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 12月6日(水)~12月12日(火) |
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当選発表日 | 12月13日(水) |
購入申込期間 | 12月14日(木)~12月19日(火) |
上場日 | 12月22日(金) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 1,000,000株 |
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売出株数(OA含む) | 2,781,200株 |
当選株数合計 | 3,781,200株 |
・当選株数は3,781,200株。売買単位が100株なので、当たりは計37,812枚。
・当選本数は多く、やや当たりやすい部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | みずほ証券 | 76.09% | 2,877,100株 | 28,771枚 | 2,877枚 |
共同主幹事 | 大和証券 | 19.57% | 739,800株 | 7,398枚 | 739枚 |
幹事 | SBI証券 | 2.61% | 98,600株 | 986枚 | 443枚 |
楽天証券 | 1.74% | 65,700株 | 657枚 | 657枚 |
・大和証券(共同主幹事)、SBI証券(副幹事)、楽天証券から当選のチャンス。
・その他、大和コネクト証券から申し込み可能となりました。(11月20日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(11月29日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
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ニューホライズン(株) | 44.44% | 360日間 |
恵志 章夫 | 22.22% | 360日間 |
奥畑 和行 | 11.11% | 360日間 |
飯泉 満 | 11.11% | 360日間 |
渡邉 脩次 | 9.11% | |
家﨑 晃一(社長) | 1.00% | 360日間 |
伊藤忠商事(株) | 1.00% | 360日間 |
※渡邉脩次氏の保有株はすべて売り出されます。
企業業績のデータ(5年分)
⇒ヒューマンテクノロジーズの有価証券届出書
※2021年3月期まで単独決算。2022年3月期から連結決算。
※2022年3月期以降、株式1株につき18,000株の分割を反映。
・2024年3月期は、第2四半期時点で売上2,396百万円、経常利益217百万円を達成しています。IPOで得た資金は、システム開発、マーケティング費用および子会社への投融資(海外市場開拓への投資)に充てる予定です。
管理人からのコメント
ヒューマンテクノロジーズ(5621)は、クラウド勤怠管理システム「KING OF TIME」を運営しています。勤怠管理のほか、人事管理、給与計算、データ分析なども実装されており、充実した機能が売りです。直近の業績推移を見ると、右肩上がりで業績を拡大させており、今後の成長性も感じられます。
主要大株主には長期間のロックアップがかかっており、期間内の解除条件はありません。さらに想定価格が低めなので、ある程度買いが入りやすい状況と言えます。しかし公開株数が多く、年末のラッシュ時ではやや重めの規模が気がかりです。需給的に大幅な高騰は難しいでしょう。総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
ネット証券では、大和証券(共同主幹事)、SBI証券(副幹事)、楽天証券、大和コネクト証券、DMM株から申し込み可能となっています。
(2023年11月20日追記)
同日に早稲田学習研究会(5869)が上場することになり、買いが集まりにくくなっています。
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