成友興業(9170)
(2023年10月10日追記)
・引受価額が「2,116円」で決まりました。仮に、特別売り気配ではじまった時は、誠意買い(シンジケートカバー取引)により「2,116円」付近で寄り付く可能性があります。
公募価格が仮条件の上限で決まりませんでした。仮条件の下限ではありませんが、公募割れの危険が高まっています。
※仮条件の下限で決まった場合の参考値はこちら → 公募価格が仮条件の下限で決まったIPOの初値一覧表
成友興業の事業内容は「汚染土壌処理業、建設系産業廃棄物の収集運搬および中間処理、建設業」で、名証メイン上場の小型案件(想定時価総額31.3億円、吸収金額3.6億円)です。
統計的に初値の上がりやすい「SBI証券が主幹事」、「公開株数の“少ない”」案件ですが、総合的に見て、初値の上昇は期待しづらいです。
基本情報
会社名 | 成友興業(9170) 【名証メイン】 |
---|---|
会社URL | http://seiyukogyo.co.jp/ |
会社設立 | 1975年3月(49年目) |
主幹事証券 | SBI証券 |
その他 狙い目証券会社 |
岩井コスモ証券、岡三オンライン、DMM株 |
IPO価格情報・初値予想(独自)
想定価格 | 2,430円 |
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仮条件 | 2,200円 ~ 2,430円 |
公募価格 | 2,300円 |
初値予想(独自) | 2,116円 ~ 2,400円(10月10日時点) |
初値 | 2,116円 (公募価格比-184円 -8.0%) |
・想定価格2,430円に対して、PER11.19倍、PBR0.84倍、配当利回り1.61%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益217.1円、1株あたり純資産2,901.7円、1株あたり配当金39.1円。)
・引受価額を受けて、初値予想を「2,235円 ~ 2,800円(9月8日時点)」から「2,116円 ~ 2,400円(10月10日時点)」に変更しました。
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 9月27日(水)~10月3日(火) |
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当選発表日 | 10月4日(水) |
購入申込期間 | 10月5日(木)~10月11日(水) |
上場日 | 10月13日(金) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 30,000株 |
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売出株数(OA含む) | 119,500株 |
当選株数合計 | 149,500株 |
・当選株数は149,500株。売買単位が100株なので、当たりは計1,495枚。
・当選本数は非常に少なく、かなり当たりにくい部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | SBI証券 | 94.83% | 236,600株 | 2,366枚 | 1,064枚 |
幹事 | 東海東京証券 | 1.56% | 3,900株 | 39枚 | 3枚 |
岡三証券 | 1.56% | 3,900株 | 39枚 | 3枚 | |
アイザワ証券 | 1.56% | 3,900株 | 39枚 | 0枚 | |
むさし証券 | 0.24% | 600株 | 6枚 | 0枚 | |
岩井コスモ証券 | 0.24% | 600株 | 6枚 | 0枚 |
・SBI証券(主幹事)、岩井コスモ証券から当選のチャンス。
※SBI証券が主幹事のときは、IPOチャレンジポイントを活用して当選をねらいましょう!
・その他、岡三オンラインから申し込み可能となりました。(9月11日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(9月19日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
細沼 順人(社長) | 71.79% | 180日間 |
細沼 菜穂子 | 17.10% | 180日間 |
成友興業従業員持株会 | 1.68% | 180日間 |
細沼 理恵 | 1.23% | 180日間 |
元石 真祐美 | 0.66% | 180日間 |
萩森 孝紀 | 0.42% | 180日間 |
鈴木 裕 | 0.38% | 180日間 |
多摩信用金庫 | 0.33% | |
新富 明男 | 0.28% | 180日間 |
藤盛 諭 | 0.24% | 180日間 |
企業業績のデータ(5年分)
⇒成友興業の有価証券届出書
※2020年9月期まで単独決算。2021年9月期から連結決算。
※2020年3月期以降、株式1株につき100株の分割を反映。
・2023年9月期は、第3四半期時点で売上9,084百万円、経常利益379百万円を達成しています。IPOで得た資金は、環境事業における工場設備の一部入れ替えに充てる予定です。
管理人からのコメント
成友興業(9170)、首都圏を中心に、建設系の産業廃棄物および汚染土壌などの収集運搬・中間処理・再資源化をおこなう「廃棄物処理事業」、道路舗装・土木・土地造成・上下水道工事などをおこなう「建設事業」を展開しています。直近の業績推移を見る限り、売上、利益ともに伸び悩んでおり、成長性はそれほど感じられません。
公開株数は非常に少なく、ほとんどの大株主に対して解除条件の無いロックアップがかかっています。さらに想定価格に割高感がなく、配当も出ているので、パッと見の条件は良さそうです。しかし名証など地方市場のIPOが苦戦していることと、業績が伸び悩んでいること考えると、初値の上昇は期待しづらいです。
ネット証券では、SBI証券(主幹事)、岩井コスモ証券、岡三オンライン、DMM株から申し込み可能となっています。
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