サンクゼール(2937)
サンクゼールの事業内容は「久世福商店などの自社ブランドを中心とした加工食品を直営、FC、ホールセール、EC およびグローバルの複数の販売チャネルを通して販売する食品製造販売業」で、東証グロース上場の中型案件(想定時価総額137.0億円、吸収金額46.5億円)です。統計的に初値の上がりやすい「SMBC日興証券が主幹事」の案件ですが、総合的に見て、初値の上昇は期待しづらいです。
★【管理人の当選実績】SBI証券からサンクゼールに当選しました!
(2022年12月7日追記)
強気の仮条件を受けて、初値予想と総合評価を引き上げました。
基本情報
会社名 | サンクゼール(2937) 【東証グロース】 |
---|---|
会社URL | https://www.stcousair.co.jp/ |
会社設立 | 1982年6月(41年目) |
狙い目証券会社 | SMBC日興証券(主幹事)、野村證券(副幹事)、SBI証券、松井証券、楽天証券、岡三オンライン、DMM株 |
IPO日程と価格決定(初値予想)
想定価格 | 1,550円 |
---|---|
仮条件 | 1,600円 ~ 1,800円 |
公募価格 | 1,800円 |
初値予想(独自) | 1,800円 ~ 2,300円(12月7日時点) |
初値 | 2,201円 (公募価格比+401円 +22.3%) |
・想定価格1,550円に対して、PER14.59倍、PBR4.49倍、配当利回り1.95%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益106.2円、1株あたり純資産345.0円、1株あたり配当金30.2円。)
・仮条件を受けて、初値予想を「1,426円 ~ 1,900円(11月17日時点)」から「1,800円 ~ 2,300円(12月7日時点)」に変更しました。
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 12月6日(火)~12月12日(月) |
---|---|
当選発表日 | 12月13日(火) |
購入申込期間 | 12月14日(水)~12月19日(月) |
上場日 | 12月21日(水) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 1,200,000株 |
---|---|
売出株数(OA含む) | 1,801,500株 |
当選株数合計 | 3,001,500株 |
・当選株数は3,001,500株。売買単位が100株なので、当たりは計30,015枚。
・当選本数は多く、やや当たりやすい部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | SMBC日興証券 | 86.97% | 2,610,300株 | 26,103枚 | 2,610枚 |
幹事 | 野村證券 | 6.09% | 182,700株 | 1,827枚 | 182枚 |
SBI証券 | 3.91% | 117,400株 | 1,174枚 | 528枚 | |
みずほ証券 | 1.30% | 39,100株 | 391枚 | 39枚 | |
岡三証券 | 0.65% | 19,500株 | 195枚 | 19枚 | |
八十二証券 | 0.65% | 19,500株 | 195枚 | 0枚 | |
松井証券 | 0.22% | 6,500株 | 65枚 | 45枚 | |
楽天証券 | 0.22% | 6,500株 | 65枚 | 65枚 |
・SMBC日興証券(主幹事)、野村證券(副幹事)、SBI証券、松井証券、楽天証券から当選のチャンス。
・その他、岡三オンラインから申し込み可能となりました。(11月18日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(11月29日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
久世 良三 | 29.33% | 180日間 |
(株)Joseph’s Arrows Trust | 16.38% | 180日間 |
久世 良太(社長) | 14.66% | 180日間 |
久世 直樹 | 12.22% | 180日間 |
ABRAHAM'S WAY FOUNDATION, LLC | 10.26% | 180日間 |
久世 まゆみ | 6.35% | 180日間 |
サンクゼールパートナー持株会理事長 三浦 秀一 | 4.15% | 180日間 |
山田 保和 | 0.29% | 90日間 |
河原 誠一 | 0.24% | 180日間 |
神田 秀仁 | 0.20% | 180日間 |
企業業績のデータ(5年分)
※2020年3月期まで単独決算。2021年3月期から連結決算。
※2021年3月期以降、株式1株につき200株の分割を反映。
・2023年3月期は、第2四半期時点で売上8,127百万円、経常利益684百万円を達成しています。IPOで得た資金は、設備投資、新店開業敷金・運転資金、人件費、マーケティング関連費、借入金の返済および社債の償還に充てる予定です。
管理人からのコメント
サンクゼール(2937)、ワインやジャムなどを扱う「サンクゼール」や日本全国のうまいもの、こだわり食材を取り扱う「久世福商店」などの小売店を運営しています。2022年10月末時点で、日本全国に155店舗の自社店舗(直営54店舗、FC101店舗)を持っているほか、他の小売店への卸販売や自社サイトや楽天市場などのECでも販売しています。
小売店のイメージが強い会社ですが、「食のSPA(製造小売業)」を掲げており、自社で商品の企画や開発、製造、販売までを一貫して展開しているのが特長です。そのため、自社店舗のブランドイメージに合った商品のみを提供できるほか、顧客のニーズを商品開発に反映できるメリットがあります。
成長戦略として新規出店を掲げており、2023年3月期は11店舗、2024年3月期は10店舗を予定しています。爆発的な成長は見込めませんが、店舗が増えていくことで業績が伸びていくビジネスモデルなので、安定的な成長が見込めるでしょう。
主要大株主には期間でロックアップがかかっていますが、公開株数が多めなので上場日にはある程度売りが出そうです。小売業はIPOでは人気化しにくく、同日にnote(5243)、アイズ(5242)が上場することもあり、初値の大幅な上昇は難しいでしょう。
ネット証券では、SMBC日興証券(主幹事)、野村證券(副幹事)、SBI証券、松井証券、楽天証券、岡三オンライン、DMM株から申し込み可能となっています。
@ipokiso_com
TwitterでもIPO情報を配信しています。フォローよろしくお願いします!
IPO企業情報の一覧表へ戻る
IPO向けネット証券比較へ進む