ヌーラボ(5033)
(6月20日追記)
・引受価額が「920円」で決まりました。仮に、特別売り気配ではじまった時は、誠意買い(シンジケートカバー取引)により「920円」付近で寄り付く可能性があります。
(6月10日追記)
仮条件が想定価格の半分未満の水準になったことを受け、初値予想と総合評価を引き下げました。
ヌーラボの事業内容は「Backlogなどのクラウドサービスの開発・提供」で、東証グロース上場の中型案件(想定時価総額137.4億円、吸収金額47.5億円)です。
統計的に初値の上がりやすい「ASP(SaaS)関連」、「SMBC日興証券が主幹事」の案件ですが、総合的に見て初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
基本情報
会社名 | ヌーラボ(5033) 【東証グロース】 |
---|---|
会社URL | https://nulab.com/ja/ |
会社設立 | 2004年(19年目) |
狙い目証券会社 | SMBC日興証券(主幹事)、マネックス証券(副幹事)、SBI証券、DMM株 |
IPO日程と価格決定(初値予想)
想定価格 | 2,130円 |
---|---|
仮条件 | 960円 ~ 1,000円 |
公募価格 | 1,000円 |
初値予想(独自) | 920円 ~ 1,200円(6月10日時点) |
初値 | 955円 (公募価格比-45円 -4.5%) |
・想定価格2,130円に対して、PSR7.09倍、PBR11.81倍、配当利回り-
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益-4.0円、1株あたり純資産180.4円、1株あたり配当金-円。)
・仮条件を受けて、初値予想を「2,130円 ~ 2,700円(5月24日時点)」から「920円 ~ 1,200円(6月10日時点)」に変更しました。
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 6月13日(月)~6月17日(金) |
---|---|
当選発表日 | 6月20日(月) |
購入申込期間 | 6月21日(火)~6月24日(金) |
上場日 | 6月28日(火) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 510,300株 |
---|---|
売出株数(OA含む) | 1,338,500株 |
当選株数合計 | 1,848,800株 |
・当選株数は1,848,800株。売買単位が100株なので、当たりは計18,488枚。
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。
・売出株数(OA含む) が「1,719,800株」
から「1,338,500株」へ変更しました。(6月27日追記)
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | SMBC日興証券 | 98.63% | 1,823,400株 | 18,234枚 | 1,823枚 |
幹事 | マネックス証券 | 0.69% | 12,700株 | 127枚 | 127枚 |
西日本 シティTT証券 |
0.41% | 7,600株 | 76枚 | 0枚 | |
SBI証券 | 0.28% | 5,100株 | 51枚 | 22枚 |
・SMBC日興証券(主幹事)、マネックス証券(副幹事)、SBI証券から当選のチャンス。
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(6月7日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
橋本 正徳(社長) | 25.42% | 360日間 |
田端 辰輔 | 25.34% | 360日間 |
(株)アリオト | 24.01% | 180日間 |
Founder Foundry1号投資事業有限責任組合 | 4.93% | 360日間 1.5倍 |
ヌーラボ従業員持株会 | 4.48% | 180日間 |
XTech1号投資事業有限責任組合 | 2.74% | 360日間 1.5倍 |
イーストベンチャーズ2号投資事業有限責任組合 | 2.53% | 360日間 1.5倍 |
イーストベンチャーズ3号投資事業有限責任組合 | 1.77% | 360日間 1.5倍 |
新生ベンチャーパートナーズ1号投資事業有限責任組合 | 1.46% | 360日間 1.5倍 |
馬場 保幸 | 0.37% | 180日間 |
企業業績のデータ(5年分)
※2019年3月期まで単独決算。2020年3月期から連結決算。
※2019年3月期以降、株式1株につき100株の分割を反映。
・2021年3月期は、第3四半期時点で売上1,713百万円、経常利益114百万円を達成しています。IPOで得た資金は、セールス・マーケティング活動、および、そのための各種コンテンツ制作のための広告宣伝費および外注費に充てる予定です。
管理人からのコメント
ヌーラボ(5033)、プロジェクト管理ツール「Backlog」、プロジェクトのアイデアやWebサイトのレイアウト、作業計画などの共有ツール「Cacoo」、ビジネスチャットツール「Typetalk」を、インターネットを通じて提供しています。業績推移を見ると赤字が続いていますが、売上は右肩上がりで伸びており、先行投資で赤字になっているだけだと思いますので、気にする必要はないでしょう。
人気化しやすいASP(SaaS)関連ですが、公開株数が多く、大株主に複数いるベンチャーキャピタルのロックアップが公募価格比1.5倍で外れます。また、同日にM&A総合研究所(9552)が上場することなどを考えると、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
ネット証券では、SMBC日興証券(主幹事)、マネックス証券(副幹事)、SBI証券、DMM株から申し込み可能となっています。
@ipokiso_com
TwitterでもIPO情報を配信しています。フォローよろしくお願いします!
IPO企業情報の一覧表へ戻る
IPO向けネット証券比較へ進む