日本電解(5759)
(6月17日追記)
・引受価額が「1,757.50円」で決まりました。仮に、特別売り気配ではじまった時は、誠意買い(シンジケートカバー取引)により「1,757円」付近で寄り付く可能性があります。
公募価格が仮条件の上限で決まりませんでした。仮条件の下限ではありませんが、公募割れの危険が高まっています。初値予想を引き下げました。
※仮条件の下限で決まった場合の参考値はこちら → 公募価格が仮条件の下限で決まったIPOの初値一覧表
日本電解の事業内容は「電解銅箔の製造販売」で、東証マザーズ上場の大型案件(想定時価総額179.8億円、吸収金額178.0億円)です。
統計的に初値の上がりやすい「SMBC日興証券が主幹事」の案件ですが、総合的に見て、初値の上昇は期待しづらいです。
基本情報
会社名 | 日本電解(5759) 【東証マザーズ】 |
---|---|
会社URL | https://www.nippon-denkai.co.jp/ |
狙い目証券会社 | SMBC日興証券(主幹事)、野村證券(副幹事)、SBI証券、 マネックス証券、楽天証券、岩井コスモ証券、DMM株 |
IPO日程と価格決定(初値予想)
想定価格 | 2,480円 |
---|---|
仮条件 | 1,800円 ~ 2,480円 |
公募価格 | 1,900円 |
初値予想(独自) | 1,760円 ~ 2,000円(6月18日時点) |
初値 | 1,900円 (公募価格比+0円 +0.0%) |
・想定価格2,480円に対して、PER9.04倍、PBR3.97倍、配当利回り-
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益274.2円、1株あたり純資産625.0円、1株あたり配当金-円。)
・仮条件に伴い、初値予想を「2,300円 ~ 2,800円(5月21日時点)」から「1,700円 ~ 2,600円(6月9日時点)」に変更しました。
・公募価格が仮条件の上限で決まらなかったため、初値予想を「1,700円 ~ 2,600円(6月9日時点)」から「1,760円 ~ 2,000円(6月18日時点)」に変更しました。
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 6月10日(木)~6月16日(水) |
---|---|
当選発表日 | 6月17日(木) |
購入申込期間 | 6月18日(金)~6月23日(水) |
上場日 | 6月25日(金) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 50,000株 |
---|---|
売出株数(OA含む) | 5,595,400株 |
当選株数合計 | 5,645,400株 |
・当選株数は5,645,400株。売買単位が100株なので、当たりは計56,454枚。
・当選本数は非常に多く、かなり当たりやすい部類に入る。
(6月17日追記)売出株数(OA含む)7,128,000株→5,595,400株に変更しました。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | SMBC日興証券 | 91.94% | 3,057,800株 | 30,578枚 | 3,057枚 |
幹事 | 野村證券 | 2.01% | 67,000株 | 670枚 | 67枚 |
SBI証券 | 1.21% | 40,200株 | 402枚 | 180枚 | |
マネックス証券 | 1.21% | 40,200株 | 402枚 | 402枚 | |
楽天証券 | 1.21% | 40,200株 | 402枚 | 402枚 | |
岩井コスモ証券 | 1.21% | 40,200株 | 402枚 | 40枚 | |
水戸証券 | 1.21% | 40,200株 | 402枚 | 0枚 |
・SMBC日興証券(主幹事)、野村證券(副幹事)、SBI証券、マネックス証券、楽天証券、岩井コスモ証券から当選のチャンス。
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(6月3日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
MSD第一号投資事業有限責任組合 | 89.00% | 180日間 1.5倍 |
日鉄ケミカル&マテリアル(株) | 10.00% | |
徳岡工業(株) | 1.00% | 180日間 |
企業業績のデータ(5年分)
※2011年12月期まで単独決算。2012年3月期から連結決算。
※2019年3月期以降、株式1株につき3,000株の分割を反映。
※2020年3月期は、特別利益に負ののれん益1,441百万円が発生しています。
・IPOで得た資金は、連結子会社への投融資資金に充てる予定です。
管理人からのコメント
日本電解(5759)、一見すると利益に対して想定価格が割安な印象(PER9.04倍)を受けます。しかし、これは2020年3月期に、特別利益に負ののれん益1,441百万円が発生しているためです。この上乗せを除くと、想定価格は決して割安とは言えません。事業自体に新規性は感じられず、人気化はきびしいでしょう。加えて、公開株数がかなり多いので、需給的に初値の上昇は期待しづらいです。
ネット証券では、SMBC日興証券(主幹事)、野村證券(副幹事)、SBI証券、マネックス証券、楽天証券、岩井コスモ証券、DMM株から申し込み可能となっています。また、同日にステムセル研究所(7096) が上場することになっており、さらに買いが集まりにくくなっています。
@ipokiso_com
TwitterでもIPO情報を配信しています。フォローよろしくお願いします!
IPO企業情報の一覧表へ戻る
IPO向けネット証券比較へ進む