関通(9326)
(3月10日追記)
・引受価額が「450円」で決まりました。仮に、特別売り気配ではじまった時は、誠意買い(シンジケートカバー取引)により「450円」付近で寄り付く可能性があります。
関通の事業内容は「主にEコマースを展開する顧客の配送センター業務を代行する『EC・通販物流支援サービス』など」で、東証マザーズ上場の小型案件(想定時価総額13.5億円、吸収金額4.6億円)です。
統計的に初値の上がりやすい「想定価格が1,000円以下」の案件ですが、総合的に見て、初値の上昇は期待しづらいです。
基本情報
会社名 | 関通(9326) 【東証マザーズ】 |
---|---|
会社URL | https://www.kantsu.com/ |
狙い目証券会社 | SBI証券(副幹事)、SMBC日興証券、マネックス証券、岩井コスモ証券、 むさし証券、岡三オンライン証券、DMM株 |
IPO日程と価格決定(初値予想)
想定価格 | 470円 |
---|---|
仮条件 | 470円 ~ 490円 |
公募価格 | 490円 |
初値予想(独自) | 460円 ~ 550円(2月13日時点) |
初値 | 1,032円 (公募価格比+542円 +110.6%) |
・想定価格470円に対して、PER17.2倍、PBR1.88倍、配当利回り-
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益27.3円、1株あたり純資産250.3円、1株あたり配当金-円。)
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 3月3日(火)~3月9日(月) |
---|---|
当選発表日 | 3月10日(火) |
購入申込期間 | 3月11日(水)~3月16日(月) |
上場日 | 3月19日(木) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 600,000株 |
---|---|
売出株数(OA含む) | 377,500株 |
当選株数合計 | 977,500株 |
・当選株数は977,500株。売買単位が100株なので、当たりは計9,775枚。
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | みずほ証券 | 91.30% | 892,500株 | 8,925枚 | 892枚 |
幹事 | SBI証券 | 1.74% | 17,000株 | 170枚 | 76枚 |
SMBC日興証券 | 1.74% | 17,000株 | 170枚 | 17枚 | |
エース証券 | 0.87% | 8,500株 | 85枚 | 8枚 | |
マネックス証券 | 0.87% | 8,500株 | 85枚 | 85枚 | |
岡三証券 | 0.87% | 8,500株 | 85枚 | 8枚 | |
極東証券 | 0.87% | 8,500株 | 85枚 | 0枚 | |
岩井コスモ証券 | 0.87% | 8,500株 | 85枚 | 8枚 | |
むさし証券 | 0.87% | 8,500株 | 85枚 | 8枚 |
・SBI証券(副幹事)、SMBC日興証券、マネックス証券、岩井コスモ証券、むさし証券から当選のチャンス。
・その他、岡三オンライン証券から申し込み可能となりました。(2月17日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(2月25日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
ロジ・エステート(株) | 50.72% | 180日間 |
達城 久裕(社長) | 20.29% | 180日間 |
楽天(株) | 9.13% | 継続保有 |
達城 利卓 | 2.33% | 180日間 |
達城 利元 | 2.23% | 180日間 |
達城 裕佳 | 2.23% | 180日間 |
達城 太貴 | 2.13% | 180日間 |
朝倉 寛士 | 2.03% | 180日間 |
松岡 正剛 | 2.03% | 180日間 |
(株)紀陽銀行 | 1.42% | 継続保有 |
企業業績のデータ(5年分)
※2018年2月期以降、株式1株につき50株の分割を反映。
・2020年2月期は、第3四半期時点で売上5,320百万円、経常利益154百万円を達成しています。IPOで得た資金は、EC・通販物流支援サービスにおけるソフトウエアのバージョンアップを目的とした設備投資などに充てる予定です。
管理人からのコメント
関通(9326)、物流というテーマはIPO的に弱く、業績を見ても利益が伸び悩んでいます。業種としても高い成長性は期待できないので、人気化はむずかしいでしょう。また、同日にゼネテック(4492)、日本インシュレーション(5368)も上場することになっており、余計に買いが入りにくくなっています。吸収金額がかなり小さく、大株主にも期間でロックアップがかかっているので、供給はかなりしぼれていますが、それでも初値の上昇は見込みにくいです。
ネット証券では、SBI証券(副幹事)、SMBC日興証券、マネックス証券、岩井コスモ証券、むさし証券、岡三オンライン証券、DMM株から申し込み可能となっています。
IPO企業情報の一覧表へ戻る
IPO向けネット証券比較へ進む