Sansan[サンサン](4443)
(2019年6月10日追記)
★野村證券からSansanに当選しました!
Sansan[サンサン]の事業内容は「法人向け名刺管理サービス『Sansan』および個人向け名刺管理アプリ『Eight』の提供」で、東証マザーズ上場の大型案件(想定時価総額1,219.7億円、吸収金額351.9億円)です。
統計的に初値の上がりやすい「クラウド関連」の案件ですが、公開株数に対する売り出しも多いことから、需給的に見て初値の上昇は期待しづらいです。
基本情報
会社名 | Sansan[サンサン](4443) 【東証マザーズ】 |
---|---|
会社URL | https://jp.corp-sansan.com/ |
狙い目証券会社 | 野村證券(主幹事)、SMBC日興証券(副幹事)、大和証券、SBI証券、 楽天証券、マネックス証券、カブドットコム証券、DMM株 |
IPO日程と価格決定(初値予想)
想定価格 | 4,075円 |
---|---|
仮条件 | 4,000円 ~ 4,500円 |
公募価格 | 4,500円 |
初値予想(独自) | 4,000円 ~ 5,000円(5月30日時点) |
初値 | 4,760円 (公募価格比+260円 +5.8%) |
・想定価格は想定仮条件(3,650円 ~ 4,500円)の平均価格です。初値予想も幅を広げています。
・想定価格4,075円に対して、PER-倍、PBR38.17倍、配当利回り-
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益-103.1円、1株あたり純資産106.8円、1株あたり配当金-円。)
・仮条件に伴い、初値予想を「3,500円 ~ 5,000円(5月16日時点)」から「4,000円 ~ 5,000円(5月30日時点)」に変更しました。
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 6月3日(月)~6月6日(木) |
---|---|
当選発表日 | 6月7日(金) |
購入申込期間 | 6月11日(火)~6月14日(金) |
上場日 | 6月19日(水) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 500,000株 |
---|---|
売出株数(OA含む) | 8,136,500株 |
当選株数合計 | 8,636,500株 |
・当選株数は8,636,500株。売買単位が100株なので、当たりは計86,365枚。
・当選本数は非常に多く、かなり当たりやすい部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | 野村證券 | 82.79% | 7,149,800株 | 71,498枚 | 7,149枚 |
幹事 | SMBC日興証券 | 4.35% | 375,500株 | 3,755枚 | 375枚 |
大和証券 | 4.35% | 375,500株 | 3,755枚 | 563枚 | |
みずほ証券 | 4.35% | 375,500株 | 3,755枚 | 375枚 | |
SBI証券 | 1.96% | 168,900株 | 1,689枚 | 760枚 | |
三菱UFJ モルガン・ スタンレー証券 |
0.65% | 56,300株 | 563枚 | 56枚 | |
楽天証券 | 0.52% | 45,000株 | 450枚 | 450枚 | |
マネックス証券 | 0.52% | 45,000株 | 450枚 | 450枚 | |
極東証券 | 0.52% | 45,000株 | 450枚 | 0枚 |
・野村證券(主幹事)、SMBC日興証券、大和証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券から当選のチャンス。
・その他、カブドットコム証券から申し込み可能となりました。(5月22日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(5月27日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
寺田 親弘(社長) | 35.90% | 90日間 |
DCM Ventures China Fund(DCM VII), L.P. | 6.67% | 90日間 1.5倍 |
(株)INCJ | 5.72% | |
(株)SMBC信託銀行(特定運用金外信託口 契約番号12100440) | 5.62% | 継続保有 |
Sansan従業員持株会 | 4.83% | 180日間 |
ジー・エス・グロース・インベストメント合同会社 | 4.27% | |
A-Fund, L.P. | 4.21% | 90日間 1.5倍 |
富岡 圭 | 3.45% | 90日間 |
ニッセイ・キャピタル5号投資事業有限責任組合 | 2.96% | 90日間 1.5倍 |
EEIクリーンテック投資事業有限責任組合 | 2.27% | 90日間 1.5倍 |
企業業績のデータ(5年分)
※2016年5月期まで単独決算。2017年5月期から連結決算。
※2017年5月期以降、株式1株につき10,000株の分割を反映。
・2019年5月期は、第3四半期時点で売上7,362百万円、経常利益-684百万円となっています。IPOで得た資金は、広告宣伝費・販売促進費などのマーケティング投資、人件費、採用費に充てる予定です。
管理人からのコメント
Sansan[サンサン](4443)、2018年5月期に多額の広告宣伝費を計上しており、経常損失が売上の4割近くに膨らんでいます。Sansanは、月額課金という収益モデルなので、ユーザーが解約しない限り収益はキープできます。そのユーザー解約率は直近12か月で約1%と非常に低く、これが続けば安定した収益が得られるのではないでしょうか。
IPO案件としては、公開株数がかなり多いことに加え、ベンチャーキャピタルを含む既存株主の利益確定イベントの色が濃くなっています。さらに、5期連続赤字はかなり悪い印象を持たれると思いますので、初値にもマイナスの影響を及ぼしそうです。仮条件の水準に注目しましょう。
(2019年5月31日追記)
仮条件は「4,000円~4,500円」と想定仮条件の上の方で決まりました。やや強気な仮条件ということで、それなりに需要はあるようです。ただし、公募価格が上限で決まらなかったときは、公募割れの危険性が高まるので注意してください。
ネット証券では、野村證券(主幹事)、SMBC日興証券、大和証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、カブドットコム証券、DMM株から申し込み可能です。同日に日本グランデ(2976)が上場しますが、規模が極めて小さいので影響はほとんどないでしょう。
IPO企業情報の一覧表へ戻る
IPO向けネット証券比較へ進む