ワークスアプリケーションズ
(2019年1月21日追記)
2018年6月期は、開発コストがかさんだため、約180億円の最終赤字となっています。また、同社は大きな訴訟を2件抱えており、将来的に特別損失を計上する可能性があります。
大手企業向けERP(総務・会計・人事・生産・販売などのデータを効率的に管理・活用する)パッケージソフトの開発・販売・サポートをおこなっている「ワークスアプリケーションズ」が2018年中に再上場するとの観測が出ています。
ワークスアプリケーションズは、2001年にJASDAQへ上昇しましたが、2011年にMBO(経営陣による株式買収)をおこない、上場廃止となりました。MBOをした理由は、世界初となる人工知能搭載ERPソフト開発のために、思い切った投資をおこなうためです。上場したままこのようなことをすれば、大幅な利益減少が原因で株価が急落してしまい、海外の競合企業などに買収されるリスクがあります(実際にそのような動きがあったようです)。それを防ぐために、株式を非公開化する(誰でも株式を購入できなくする)必要がありました。
基本情報
会社名 | ワークスアプリケーションズ |
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会社URL | http://www.worksap.co.jp/ |
狙い目証券会社 | 未定のため、IPO株向けネット証券比較にてご準備ください |
企業業績のデータ(5年分)
※官報の決算公告より
管理人からのコメント
ワークスアプリケーションズ、直近の業績ではまだ赤字になっていますが、再上場の噂が出るということは黒字化の目途が立ってきたということでしょうか。売上自体は上場廃止前から約2倍になっており、製品自体の引き合いは強いと考えられます。赤字の原因は、引き続き新製品開発に思い切った資金を投じているからでしょう。ちなみに、社長の牧野氏は売上高1,000億円を目標にしています。
IPOすることになれば、規模的に重ための案件になりそうです。さらに、MBO後に再上場した企業は初値が公募価格を下回ることが多いので、注意が必要です。
参考)過去の再上場案件の結果をまとめました!
正式な上場日はまだ決まっていませんが、万全を期して、今のうちにネット証券に口座を開設して、IPOの申し込みができるようにしておきましょう。
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