信和(3447)

(3月9日追記)
仮条件が下限で決定したことを受けて、初値予想を引き下げました。
公募価格が仮条件の下限で決まったIPOの初値一覧表 

 信和の事業内容は「主に仮設資材、物流機器を中心とした金属製品の製造販売」で、東証2部上場の大型案件(想定時価総額190.3億円、吸収金額190.3億円)です。 統計的に初値の上がりにくい「公開株数が多い」、「東証2部に上場」の案件で、相場が弱気に転換したこともあり、公募割れの可能性がきわめて高いです。

信和のホームページ画像
成長性 割安性
△ ○
話題性 総合評価
△ d


基本情報

会社名 信和(3447) 【東証2部】
会社URL http://www.shinwa-jp.com/
狙い目証券会社 大和証券SMBC日興証券東海東京証券岩井コスモ証券SBI証券
岡三オンライン証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 1,380円
仮条件? 1,150円 ~ 1,300円
公募価格? 1,150円
初値予想(独自) 1,050円 ~ 1,150円(3月9日時点)
初値? 1,106円 (公募価格比-44円 -3.8%)

・想定価格1,380円に対して、PER11.32倍、PBR1.81倍、配当利回り-
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。 1株あたり利益121.9円、1株あたり純資産761.1円、1株あたり配当金-円。)
・初値予想を「1,200円 ~ 1,380円(2月15日時点)」から「1,050円 ~ 1,150円(3月9日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 3月2日(金)~3月8日(木)
当選発表日? 3月9日(金)
購入申込期間? 3月12日(月)~3月15日(木)
上場日? 3月20日(火)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 0株
売出株数(OA含む)? 13,788,400株
当選株数合計 13,788,400株

・当選株数は13,788,400株。売買単位が100株なので、当たりは計137,884枚
・当選本数は非常に多く、かなり当たりやすい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 野村證券 86.00% 9,147,700株 91,477枚 9,147枚
幹事 みずほ証券 7.00% 744,500株 7,445枚 744枚
大和証券 3.00% 319,000株 3,190枚 478枚
SMBC日興証券 1.00% 106,300株 1,063枚 106枚
東海東京証券 1.00% 106,300株 1,063枚 106枚
岡三証券 1.00% 106,300株 1,063枚 106枚
岩井コスモ証券 0.50% 53,100株 531枚 53枚
SBI証券 0.50% 53,100株 531枚 238枚

大和証券SMBC日興証券東海東京証券岩井コスモ証券SBI証券から当選のチャンス。
・その他、岡三オンライン証券から申し込みが可能となりました(2月16日追記)。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
インテグラル2号投資事業有限責任組合 86.28% 90日間
1.5倍
Integral Fund II (A) L.P.  9.55% 90日間
1.5倍
山田 博(社長) 1.44% 90日間
則武 栗夫 0.72% 90日間
平澤 光良 0.72% 90日間
平野 真一 0.72% 90日間
清水 裕能 0.10% 90日間
荒井 功 0.10% 90日間
髙田 光康 0.10% 90日間
中村 芳弘 0.10% 90日間

 

企業業績のデータ(5年分)

  2013年
9月
2015年
3月
2016年
3月
2017年
3月
2018年3月
(第3四半期)
売上高(百万円)? - - 15,120 15,194 (12,322)
営業利益(百万円)? - △315 2,471 2,631 (1,840)
当期純利益(百万円)? - △316 1,511 1,681 (1,166)
純資産額 (百万円)? - 5,579 8,813 10,495 (11,663)
1株あたりの純資産額(円)? - 9,466 639 761 -
1株あたりの純利益(円)? - △686 110 122 (84.57)
自己資本比率(%)? - 32.4 46.4 51.9 (56.1%)
自己資本利益率(%)? - - 20.0 17.4 -

※2015年3月期は日本会計基準、2016年3月期から国際会計基準。
 各項目の名称が少し異なりますが、中身はほとんど同じです。
※2016年3月期以降、株式1株につき20株の分割を反映。

管理人からのコメント

 信和(3447)、総合的にみてあまり魅力的な案件ではなさそうです。仮設資材に関連した金属製品メーカーなので、東京五輪関連株として注目される可能性はありますが、現状では大きく伸びる企業とは言えません。大量の公開株数はすべて売り出しで、大部分が筆頭株主であるベンチャーキャピタルによる放出です。今回の上場はベンチャーキャピタルの利益確定イベントの色が強く、初値を押し上げることは難しいでしょう。

 ネット証券では、大和証券SMBC日興証券東海東京証券岩井コスモ証券SBI証券岡三オンライン証券から申し込むことができます。

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