クレステック(7812)
クレステックの事業内容は「国内外における取扱説明書等の各種ドキュメントの企画・制作・翻訳・印刷事業および梱包資材設計・BPOサービス事業」で、ジャスダック上場の小型案件となっています。事業内容は少し華やかさに欠けますが、業績的には十分魅力的な案件です。ベンチャーキャピタルの保有割合が大きい点は気になりますが、ロックアップがかかっていますので、それなりに上昇してくれるでしょう。
基本情報
会社名 | クレステック(7812) 【JASDAQスタンダード】 |
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会社URL | http://www.crestec.co.jp/ |
狙い目証券会社 | SMBC日興証券、SBI証券、むさし証券 カブドットコム証券(?)、岡三オンライン証券(?) |
IPO日程と価格決定(初値予想)
想定価格 | 910円 |
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仮条件 | 910円 ~ 960円 |
公募価格 | 960円 |
初値予想(独自) | 1,400円 ~ 1,500円(6月4日時点) |
初値 | 1,751円(公募価格比+82.4%) |
・想定価格910円に対するPER21.9倍
(上場時発行済株式数3,189,900株、2014年6月期の純利益132百万円、1株当たり利益41.6円で計算)。
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 6月19日(金)~6月25日(木) |
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当選発表日 | 6月26日(金) |
購入申込期間 | 6月30日(火)~7月3日(金) |
上場日 | 7月8日(水) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 191,000株 |
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売出株数(OA含む) | 272,900株 |
当選株数合計 | 463,900株 |
・当選株数は計463,900株。売買単位が100株なので、当たりは計4,639枚。
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | 三菱UFJ モルガン・ スタンレー証券 |
83.03% | 336,200株 | 3,362枚 | 336枚 |
幹事 | みずほ証券 | 4.03% | 16,300株 | 163枚 | 16枚 |
野村證券 | 2.99% | 12,100株 | 121枚 | 12枚 | |
SMBC日興証券 | 2.00% | 8,100株 | 81枚 | 8枚 | |
SBI証券 | 2.00% | 8,100株 | 81枚 | 36枚 | |
藍澤證券 | 2.00% | 8,100株 | 81枚 | 8枚 | |
むさし証券 | 0.99% | 4,000株 | 40枚 | 4枚 | |
岡三証券 | 0.99% | 4,000株 | 40枚 | 4枚 | |
静銀 ティーエム証券 |
0.99% | 4,000株 | 40枚 | 4枚 | |
エース証券 | 0.99% | 4,000株 | 40枚 | 4枚 | |
丸三証券 | 0.99% | 4,000株 | 40枚 | 4枚 |
・主幹事以外だと、SMBC日興証券、東海東京証券、SBI証券から当選のチャンス。
・三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事なので、後からカブドットコム証券の取り扱いも発表される可能性が高います。
・岡三証券が幹事なので、後から岡三オンライン証券の取り扱いも発表される可能性があります。
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 |
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三菱UFJキャピタル3号投資事業有限責任組合 | 12.00% |
従業員持株会 | 11.38% |
髙林彰(社長) | 11.00% |
名古屋中小企業投資育成(株) | 10.22% |
しずおかベンチャー育成投資事業有限責任組合 | 8.34% |
鈴木亘 | 5.34% |
永田進 | 5.34% |
日本生命保険相互会社 | 5.14% |
(株)豊橋印刷社 | 4.17% |
りそなキャピタル2号投資事業組合 | 4.17% |
・従業員持株会、高杉、永田、鈴木氏、名古屋中小企業投資育成(株)、日本生命保険相互会社、(株)豊橋印刷社に対し、180日間のロックアップ。
・ベンチャーキャピタルに対し、90日間のロックアップ(公募価格から1.5倍で解除)。
企業業績のデータ(5年分)
※2012年6月期まで単独決算。2013年6月期から連結決算。
※2013年6月期以降、株式1株につき100株の分割を反映。
・2015年6月期は、第3四半期時点で売上10,868百万円、経常利益638百万円となっており、利益の拡大が目につきます。IPOで得た資金は、全額を子会社への投融資に充てる予定です。
管理人からのコメント
クレステック(7812)、取り扱い説明書という地味な製品に関するサービスということで、人気化はむずかしそうです。ただ、業績的には将来性を十分に感じることができますので、手堅い案件と言えるでしょう。ベンチャーキャピタルの保有割合が大きく、売り出しが気になるところですが、ロックアップ(公募価格から1.5倍で解除)がかかっていますので、そこらあたりまでは問題なく上昇してくれるのではないでしょうか。
ネット証券では、SMBC日興証券、東海東京証券、SBI証券から申し込みが可能となっていますので、積極的に申し込んでいきましょう。
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