ポバール興業(4247)

 ポバール興業の事業内容は、「工業用ベルト、ガラス研磨用部材などの樹脂加工品の製造・販売など」となっています。事業自体に新鮮味がなく、マイナー性の強い名証2部上場ということもあり、人気化はむずかしいでしょう。ただ、最近の相場好転を受けて、ある程度の初値上昇は期待できそうです。

ポバール興業のホームページ画像
成長性 割安性
△ ○
話題性 総合評価
○ c


基本情報

会社名 ポバール興業(4247) 【名証2部】
会社URL http://www.poval.co.jp/
狙い目証券会社 東海東京証券(主幹事)、マネックス証券松井証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 930円
仮条件? 930円 ~ 980円
公募価格? 980円
初値予想(独自) 1,000円 ~ 1,200円(5月26日時点)
初値? 1,045円(公募価格比+6.6%)

・想定価格930円に対するPERは7.0倍(2013年3月期の純利益179百万円をベースに計算)。一見かなり割安に見えますが、同業他社も似たような水準にあるため、とくべつ割安なわけではありません。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 6月9日(月)~6月13日(金)
当選発表日? 6月16日(月)
購入申込期間? 6月18日(水)~6月20日(金)
上場日? 6月25日(水)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 250,000株
売出株数(OA含む)? 37,500株
当選株数合計 287,500株

・当選株数は計287,500株。売買単位が100株なので、当たりは計2,875枚
・当選本数は非常に少なく、当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 東海東京証券 90.00% 225,000株 2,250枚 225枚
幹事 東洋証券 5.00% 12,500株 125枚 12枚
安藤証券 3.00% 7,500株 75枚 7枚
マネックス証券 2.00% 5,000株 50枚 50枚

・ネット証券では、東海東京証券(主幹事)、安藤証券、マネックス証券から当選のチャンスです!
・この他にも、松井証券から申し込みができます!

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率
神田 隆生(社長) 45.85%
神田 くみ子 12.01%
神田 亜希 7.20%
神田 有華 7.20%
神田 朝子 4.87%
神田 誠太郎 3.50%
堀田 忍 3.50%
中島 幸子 3.40%
従業員持株会 1.88%
畔柳 修 1.57%

・上記主要株主に対し、180日間のロックアップ。

企業業績のデータ(5年分)


  2009年
3月
2010年
3月
2011年
3月
2012年
3月
2013年
3月
売上高(百万円)? 1,837 1,886 1,935 2,145 2,277
経常利益(百万円)? 70 217 145 181 274
当期純利益(百万円)? 5 146 85 67 179
純資産額 (百万円)? 2,984 3,207 3,289 3,224 3,468
1株あたりの純資産額(円)? 28,978 31,147 31,941 3,070 3,361
1株あたりの純利益(円)? 54.39 1,423.17 829.46 65.82 174.69
自己資本比率(%)? 79.6 80.2 81.8 80.3 82.0
自己資本利益率(%)? 0.2 4.7 2.6 2.1 5.4

※2011年3月期まで単独決算。2012年3月期から連結決算。
・売り上げ、利益ともに着実に拡大しているように見えますが、これは企業が成長しているというより、景気の波に応じて変化している可能性が高いです。2013年3月期は、アベノミクス効果で景気が拡大しており、継続的にこのようなペースで業績が拡大していくとは考えない方がよいでしょう。

管理人からのコメント

 ポバール興業(4247)は、昔ながらの日本の製造業といった印象です。2000年代に入ってから海外展開をはじめており、現在はタイ、韓国、中国に拠点を持っています。そういえば、現在タイは軍部がクーデターを起こしていましたね。これがどれほどマイナスの影響を及ぼすかは分かりませんが、少なくともプラスにはならないので、注意しておいた方が良いでしょう。当選を狙うなら、主幹事の東海東京証券、1人1票制を採用しているマネックス証券松井証券から申し込みましょう。

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