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儲かる株の選び方、探し方
- 公開日:
- 2019年5月8日
株と出会う方法はさまざまですが、儲かる株の選び方、探し方を紹介します。
①ツイッターやインターネット掲示板、リアルな交流会などで知る
ツイッターや交流会などで、スゴ腕投資家さん(?)から銘柄の情報を知ることがありますが、この情報を真にうけて、買ってもよいのでしょうか?私は、この探し方は注意したほうがよいと思います。なぜなら、この中にはよい情報もよくない情報もあるからです。
ときには、「あなたに株を買ってもらいたいから」と言う理由ですすめてくることもあるでしょう。その投資家さんはすでにその株を仕込んでいるので、株の買い手を探しているのかもしれません。基本的には、株は買い手が多くなると株価が上がるので、ツイッターやインターネット掲示板では、そのような投稿を多く見かけます。
リアルな交流会でも、そのようなことはあるかもしれません。しかし、ネットの情報とは違って、その後も交流会などで顔を合わすことあるので、無茶はできない分、信頼性はネットよりは高いと思います。
どちらにしても、「スゴ腕投資家さんがすすめているのだから、絶対上がる!買い!!」と盲目的に購入せず、その銘柄のよいところを自分の頭を使って考えましょう。それでも良いと思えなかったら、買いは見送るのがよさそうです。
②マネー誌から探す
現在、代表的なマネー誌は、「日経マネー」、「ダイヤモンドザイ」の2誌があります。過去には、もっと多くのマネー誌がありましたが、出版不況の影響もあり、廃刊や休刊に追い込まれてしまいました。
さて、「マネー誌に載っている銘柄を買えば儲かるのか?」という問題ですが、これはどちらとも言えないと言わざるを得ません。なぜなら、紹介している銘柄が多岐にわたり、かつ、毎月、銘柄紹介しなければならないので、結局は会社の規模が大きな銘柄はほとんど紹介され尽くしている状況です。
個人投資家の特集で、この人の考え方には賛同できるという投資家さんがいたら、紹介している銘柄は一見の価値ありです。ただし、この探し方は先ほどと同様に、盲目的にならずに自分の頭でも考えてください。
③会社四季報から探す
会社四季報とは、東洋経済新報社から年に4回発行される、会社情報の辞書のようなものです。投資家のバイブルとも言われています。初心者のうちは、「どんな会社が上場しているかわからない」ので、手元に1冊おいておくと便利です。
会社四季報には、記者独自の取材で得られた情報が盛りだくさんなので、企業分析の入り口として欠かせない書籍です。ただ、初心者の方が会社四季報を読んでも、チンプンカンプンになると思うので、会社四季報の読み方を知っておく必要があります。また、四季報の情報は証券会社(SBI証券、マネックス証券など)に口座開設していると無料で見られます。
④条件を決めてスクリーニング(ふるい分け)する
証券会社の無料ツールで、「絞り込み検索」ができるので、自分の投資したい条件を入れて、ふるい分けをしてみましょう。特にポイントとなる条件は、以下の通りです。
指標 | 説明 | 目安 |
---|---|---|
売上高伸び率 | 成長性がわかる | 10%以上 |
経常利益伸び率 | 成長性がわかる | 10%以上 |
売上高経常利益率 | 収益性がわかる | 5%以上 |
PER(株価収益率) | 利益から見た株価の割安度 | 20倍以下 |
自己資本比率 | 財務健全性がわかる | 40%以上 |
それでは、マネックス証券のスクリーニング機能を使って、この条件で実際に銘柄を探してみます。

上記の設定で入力すると、「302」の会社が当てはまりました。この302の企業を1つ1つ調べるか、もっと会社を絞りたい場合は、もう少し条件を厳しくしたり、絞り込み条件を追加したりして、自分好みに企業数を調整しましょう。
⑤選んだ株を証券会社のツールで分析する
自分で選んだ株が本当によい株なのかを診断する、企業分析ツールがあります。マネックス証券の「銘柄スカウター」やGMOクリック証券の「財務分析ツール」がそれです。

(出典:マネックス証券)
「銘柄スカウター」を使うと、業績の良しあしが視覚的にひと目でわかり、投資判断に便利です。一方、「財務分析ツール」を使うと、現在の株価と理論株価を比べることで、割安・割高の判断ができるので、持っている株の売り時がわかってきます。口座開設者のみ使用できるツールで、しかも無料で使えるので、口座を持っている方はお試しください。
当然、私は毎日のように、これらの機能を使いまくっています!日に日にバージョンアップしているので、本当にありがたいことです。
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