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京都フュージョニアリング
- 公開日:
- 2023年9月22日
週刊東洋経済(2023年9月16日・23日合併号)で、核融合発電プラントの部品開発・コンサルティングをおこなう「京都フュージョニアリング」が大型上場予備軍として紹介されていました。
京都フュージョニアリングでは、核融合を促すマイクロ波加熱装置「ジャイロトロン」や、炉から熱を取り出すブランケットなど、炉周辺のインフラを提供する会社です。同社が関わる核融合発電は、究極のクリーンエネルギーとして話題を集めています。
基本情報
会社名 | 京都フュージョニアリング |
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会社URL | https://kyotofusioneering.com/ |
会社設立 | 2019年(4年目) |
狙い目証券会社 | 未定のため、IPOおすすめネット証券会社比較にてご準備ください |
企業業績のデータ(5年分)
※決算公告より
研究開発に莫大な投資が不可欠であるため、当期純利益の赤字が続いています。
管理人からのコメント
京都フュージョニアリングは、核融合発電プラントの部品開発やコンサルティングをおこなう会社です。「究極的なエネルギーソリューション『核融合』によって地球の課題を解決し、人類に新たな未来をもたらす。」をビジョンに、核融合発電プラントの周辺インフラを提供しています。
「核融合」を使った発電は、究極のクリーンエネルギーとして話題です。脱炭素化の社会を実現するため、化石燃料を使わない発電手段として、核分裂を使った原子力発電が使われてきました。しかし、この発電方法はリスクが高く、依存度を高めるのは望ましくありません。そこで注目されたのが、「核融合」に注目した核融合発電なのです。
核融合発電は、発電の際に発生する廃棄物の無害化までの期間が短く、100年程度で無害化できます。100年と聞くと長く聞こえますが、実は原子力発電で発生する廃棄物は無害化するまで1万年単位で管理しなければなりません。この点で、核融合発電は原子力発電よりも安全性が高いのです。将来のエネルギー源として、今後の研究開発に注目が集まるのも納得ですね。
京都フュージョニアリングでは、核融合を促すマイクロ波加熱装置「ジャイロトロン」や、炉から熱を取り出すブランケットなどを提供しています。中でもジャイロトロンは日本とロシアしか製造できない貴重な装置です。
2023年5月には、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ等から105億円の資金調達をおこないました。調達した資金は、部品の開発強化やエンジニア採用に使われます。核融合発電を実用化するには、莫大な投資が不可欠です。週刊東洋経済がおこなった代表の長尾氏へのインタビューによると、「上場も含めあらゆる選択肢を検討している」と書かれていました。
上場時の公開価格や公開株数の規模にもよりますが、話題性の高さと成長余地を考えると、しっかりと買いが入ると予想できます。条件次第ですが、初値の大幅上昇も期待できるかもしれません。
正式な上場日はまだ決まっていませんが、万全を期して、今のうちにネット証券に口座を開設して、IPOの申し込みができるようにしておきましょう。
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