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五常・アンド・カンパニー
- 公開日:
- 2024年1月17日
2023年12月7日に公開された日本経済新聞の記事で、新興国向けのマイクロファイナンスをおこなう五常・アンド・カンパニーがユニコーン予備軍として紹介されていました。また、同社はIPO準備に向けてIR人材を募集しているので、将来的な上場に向けて準備を進めているようです。
五常・アンド・カンパニーの事業内容は、「新興国向けマイクロファイナンス」です。マイクロファイナンスとは、中小零細ビジネス向けの金融サービスを指します。具体的には、貸付や貯蓄、保険、送金などのサービスがあります。
基本情報
会社名 | 五常・アンド・カンパニー |
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会社URL | https://gojo.co/landing-page-jp |
会社設立 | 2014年(9年目) |
狙い目証券会社 | 未定のため、IPOおすすめネット証券会社比較にてご準備ください |
企業業績のデータ(5年分)
※決算公告より
管理人からのコメント
五常・アンド・カンパニーは、「金融包摂を世界中に届ける」ことをミッションに、新興国向けのマイクロファイナンスを展開する会社です。カンボジアやインドをはじめとする5か国・9社のグループ企業を通じて、中小零細ビジネス向けの小口金融サービスを提供しています。
例えば、新興国では酪農や食堂経営などに必要な資金を借りられない人が多くいます。そのような人々に融資し、ビジネスをはじめられるようにするのが五常・アンド・カンパニーの仕事です。
社名にある「五常」とは、“二宮金次郎像”で有名な江戸時代後期の政治家である二宮尊徳が、生活に困窮していた下級武士を救うために考えた「五常講」に由来します。
五常講は、下級武士100名を1グループにして、連帯責任でお金を借りられる仕組みです。もし借りた人が期日までに返済できなかった場合、連帯責任で他人が代わりに返済します。さらに、返済が終わるまで新たな借入ができません。返済が遅れると他人に迷惑がかかるので、借り手は返済期日を守るようになるのです。
このような仕組みは、現代社会で「マイクロファイナンス」と呼ばれています。五常・アンド・カンパニーやグラミン銀行などが、世界中で中小零細ビジネス向けに融資を展開中です。
五常・アンド・カンパニーのプレスリリースによると、2023年8月には41億円の資金調達を実施しました。創業以来の累計資本調達額は289億円に上ります。また、2023年3月期には金融収益186億円、営業利益17.6億円と黒字に転換しました。
日本経済新聞によると、同社の企業価値は1,186億円です。将来上場することになれば、かなり大型の案件になると予想できます。ただし、成長性が高く話題性もそれなりにあるため、初値の上昇が期待できるかもしれません。
正式な上場日はまだ決まっていませんが、万全を期して、今のうちにネット証券に口座を開設して、IPOの申し込みができるようにしておきましょう。
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