キャディ

公開日:
2024年1月17日

 2023年12月7日に公開された日本経済新聞の記事で、部品加工仲介をおこなうキャディがユニコーン予備軍として紹介されていました。

 キャディは、大手メーカーなどから特注部品を受注し、専門技術を有する町工場に委託する部品加工仲介事業を展開しています。AI(人工知能)を駆使して、部品の設計図面から委託先として適切な町工場を洗い出せるのが特徴です。

成長性 割安性
○ -
話題性 管理人期待度
○ c

基本情報

会社名 キャディ
会社URL https://caddi.com/
会社設立 2017年(7年目)
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企業業績のデータ(5年分)

  2019年
9月
2020年
9月
2021年
9月
2022年
9月
2023年
9月
売上高(百万円)? - - - - -
経常利益(百万円)? - - - - -
当期純利益(百万円)? - △843 - △4,627 -
純資産額(百万円)? - 401 - 1,886 -
1株あたりの純資産額(円)? - - - - -
1株あたりの純利益(円)? - - - - -
自己資本比率(%)? - 28.0 - 28.3 -
自己資本利益率(%)? - - - - -

※決算公告より

管理人からのコメント

 キャディは、大手メーカーと専門技術を有する町工場をマッチングする「部品加工仲介事業」を展開する会社です。大手コンサルティング会社であるマッキンゼー出身の加藤氏が、製造業の下請け構造を改善することを目的に創業しました。

 同社は600以上の町工場と提携しています。大手メーカーから受注した部品の設計図をAIで読み取り、そのデータを基に製造に適した町工場を洗い出せるのが特徴です。

 また、単に大手メーカーと町工場をマッチングするだけでなく、品質不良を起こさないようにしたり、完成した部品の品質検査から納品までの責任も負ったりしています。製造業の調達業務をワンストップで代行していると捉えるべきでしょう。

 上場に関する具体的な話は出ていませんが、同社の経理担当者の採用ページを確認すると「上場企業または上場準備企業での経理経験」が応募資格の中に書かれていました。上場に向けて準備している可能性があります。

 日本経済新聞によると、同社の2023年度の企業価値は660億円です。上場する際には大型のIPOとなるでしょう。売上高の伸びは不明ですが、当期純損失が続いていることから、成長のための投資をおこなっていると考えられます。同社が属する市場規模は120兆円と言われており、成長ポテンシャルの高さから初値の上昇が期待できそうです。

 正式な上場日はまだ決まっていませんが、万全を期して、今のうちにネット証券に口座を開設して、IPOの申し込みができるようにしておきましょう。

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