オルツ(260A)
(2024年9月25日に追記)
強気の仮条件を受けて、初値予想を引き上げました!
(2024年9月17日追記)
オルツの初値予想分析の詳細をまとめました。
→オルツ新規上場!初値予想は小幅上昇ですが、当選しやすいのが魅力的です
オルツの事業内容は「デジタルクローンP.A.I.の開発を最終目的とした要素技術の研究開発とそれらを応用した製品群(Communication Intelligence『AI GIJIROKU』など)の展開、AIソリューションの提供」で、東証グロース上場の中型案件(想定時価総額170.1億円、吸収金額52.8億円)です。
統計的に初値の上がりやすい「AI関連」、「想定価格が1,000円以下」の案件ですが、総合的に見て、想定価格から見た初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
基本情報
会社名 | オルツ(260A) 【東証グロース】 |
---|---|
会社URL | https://alt.ai/ |
会社設立 | 2014年11月(10年目) |
主幹事証券 | 大和証券 |
その他 狙い目証券会社 |
SBI証券(副幹事)、松井証券、大和コネクト証券、DMM株 |
IPO価格情報・初値予想(独自)
想定価格 | 510円 |
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仮条件 | 510円 ~ 540円 |
公募価格 | 540円 |
初値予想(独自) | 600円 ~ 850円(9月25日時点) |
初値 | 570円 (公募価格比+30円 +5.6%) |
・想定価格510円に対して、PSR4.14倍、PBR2.79倍、配当利回り-%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。1株あたり利益-45.0円、1株あたり純資産183.1円、1株あたり配当金-円。)
・初値予想を「550円 ~ 750円(9月5日時点)」から「600円 ~ 850円(9月25日時点)」に変更しました。
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 9月26日(木)~10月2日(水) |
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当選発表日 | 10月3日(木) |
購入申込期間 | 10月4日(金)~10月9日(水) |
上場日 | 10月11日(金) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 7,500,000株 |
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売出株数(OA含む) | 2,850,000株 |
当選株数合計 | 10,350,000株 |
・当選株数は10,350,000株。売買単位が100株なので、当たりは計103,500枚。
・当選本数は非常に多く、かなり当たりやすい部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | 大和証券 | 82.61% | 8,550,000株 | 85,500枚 | 5,985枚 |
幹事 | SBI証券 | 7.91% | 819,000株 | 8,190枚 | 4,422枚 |
野村證券 | 7.13% | 738,000株 | 7,380枚 | 664枚 | |
あかつき証券 | 1.13% | 117,000株 | 1,170枚 | 0枚 | |
松井証券 | 1.13% | 117,000株 | 1,170枚 | 737枚 | |
丸三証券 | 0.09% | 9,000株 | 90枚 | 0枚 |
・SBI証券(副幹事)、松井証券から当選のチャンス。
・その他、大和コネクト証券から申し込み可能となりました。(9月5日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(9月18日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
米倉 千貴(社長) | 21.01% | 180日間 |
Vertex Growth Fund II Pte. Ltd. | 13.29% | 180日間 |
ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合 | 9.17% | 90日間 1.5倍 |
SBI Ventures Two(株) | 4.82% | 180日間 |
SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合 | 3.85% | 90日間 1.5倍 |
イーストベンチャーズ2号投資事業有限責任組合 | 2.94% | 90日間 1.5倍 |
SMBCベンチャーキャピタル6号投資事業有限責任組合 | 2.89% | 180日間 |
Dawn Capital1号投資事業有限責任組合 | 2.89% | 180日間 |
米倉 豪志 | 2.80% | 180日間 |
SMBC日興証券(株) | 2.12% | 180日間 |
企業業績のデータ(5年分)
⇒オルツの有価証券届出書
※2022年12月期以降、株式1株につき100株の分割を反映。
・2024年12月期は、第2四半期時点で売上2,844百万円、経常損失△1,127百万円となっています。IPOで得た資金は、広告宣伝費および販売促進費、研究開発費、採用関連費、借入金返済に充てる予定です。
管理人からのコメント
オルツ(260A)、デジタルクローンP.A.I(パーソナル人工知能)の研究開発と、これらを活用した議事録を自動で作成する「AI GIJIROKU」などの製品やAIに関するノウハウの提供をおこなっています。直近の業績推移を見ると、売り上げが急激に伸びていますが、現在はまだ先行投資の段階で赤字が拡大しています。
オルツの事業が属する生成AIの国内市場は、2023年には1,188億円、2025年には6,879億円、2030年には1兆7,774億円にまで成長すると言われています(一般社団法人電子情報技術産業協会「注目分野に関する動向調査2023」より)。
公開株数は非常に多く、主要大株主にいる複数のベンチャーキャピタルのロックアップが、公募価格比1.5倍で外れてしまいます。将来の成長性から買いが集まりそうですが、規模が大きく、想定価格も低いので、想定価格から見た初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
ネット証券では、SBI証券(副幹事)、松井証券、大和コネクト証券、DMM株から申し込み可能となっています。
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