オカムラ食品工業(2938)

 オカムラ食品工業の事業内容は「サーモンの養殖、水産品の加工・販売」で、東証スタンダード上場の中型案件(想定時価総額130.8億円、吸収金額20.3億円)です。総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

オカムラ食品工業のホームページ画像
成長性 割安性
◎ ◎
話題性 総合評価?
○ C

基本情報

会社名 オカムラ食品工業(2938) 【東証スタンダード】
会社URL https://www.okamurashokuhin.co.jp/
会社設立 1971年8月(53年目)
主幹事証券 野村證券
その他
狙い目証券会社
大和証券(副幹事)、SMBC日興証券SBI証券楽天証券大和コネクト証券DMM株

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IPO価格情報・初値予想(独自)

想定価格? 1,680円
仮条件? 1,600円 ~ 1,680円
公募価格? 1,680円
初値予想(独自) 2,000円 ~ 2,700円(8月24日時点)
初値? 2,564円 (公募価格比+884円 +52.6%)

・想定価格1,680円に対して、PER5.82倍、PBR1.44倍、配当利回り0.43%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。 1株あたり利益288.9円、1株あたり純資産1,164.5円、1株あたり配当金7.3円。)

IPOスケジュール

抽選申込期間? 9月8日(金)~9月14日(木)
当選発表日? 9月15日(金)
購入申込期間? 9月19日(火)~9月22日(金)
上場日? 9月27日(水)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 1,050,000株
売出株数(OA含む)? 157,500株
当選株数合計 1,207,500株

・当選株数は1,207,500株。売買単位が100株なので、当たりは計12,075枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 野村證券 93.04% 1,123,500株 11,235枚 1,123枚
幹事 大和証券 1.74% 21,000株 210枚 21枚
みずほ証券 1.74% 21,000株 210枚 21枚
SMBC日興証券 1.74% 21,000株 210枚 21枚
SBI証券 0.87% 10,500株 105枚 47枚
楽天証券 0.87% 10,500株 105枚 105枚

野村證券(主幹事)、大和証券(副幹事)、SMBC日興証券SBI証券楽天証券から当選のチャンス。
・その他、大和コネクト証券から申し込み可能となりました。(8月28日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(9月4日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
(株)オカムラ 40.45% 90日間
岡村 恒一(社長) 21.48% 90日間
Steelhead Aps 6.08% 90日間
岡村 直子 4.01% 90日間
八木 康次 3.79% 90日間
岡村 祥平 2.05% 90日間
岡村 大祐 1.80% 90日間
岡村 麻里 1.80% 90日間
岡村 英樹 1.64% 90日間
岡村 亮治 1.64% 90日間

 

企業業績のデータ(5年分)

  2018年
6月
2019年
6月
2020年
6月
2021年
6月
2022年
6月
売上高(百万円)? 3,917 5,852 14,478 20,214 24,100
経常利益(百万円)? 295 167 788 1,593 3,341
当期純利益(百万円)? 133 96 △1,089 992 2,249
純資産額 (百万円)? 2,178 3,942 2,796 5,265 7,447
1株あたりの純資産額(円)? 12,105 17,559 12,455 782 1,106
1株あたりの純利益(円)? 742 518 △4,851 147 334
自己資本比率(%)? 39.9 27.2 18.7 30.3 30.6
自己資本利益率(%)? 6.3 3.2 - 18.8 35.4

※2020年6月期まで単独決算。2021年6月期から連結決算。
※2021年6月期以降、株式1株につき30株の分割を反映。
・2023年6月期は、第3四半期時点で売上28,939百万円、経常利益3,544百万円を達成しています。IPOで得た資金は、連結子会社における養殖設備の増強のための投融資資金、当社における工場設備資金に充てる予定です。

管理人からのコメント

 オカムラ食品工業(2938)、日本とデンマークでサーモントラウトの養殖事業、国内・海外加工事業、海外卸売事業を展開しています。世界的な日本食ブームを背景に、海外における日本食レストランの数が右肩上がりで増加しています(新型コロナの流行で直近は伸びが鈍化しました)。それにともない、オカムラ食品工業の業績も右肩上がりで急激に伸びています。ただ、事業内容がIPOのテーマとしては弱めなので、人気化は期待しづらいです。

 公開株数はふつうですが、大株主へのロックアップは解除条件が無いので、供給はそこまでゆるくありません。しかし、同日にAVILEN(5591)が上場を予定しており、買いが集まりにくくなっています。需給面はやや不安が残りますが、想定価格はかなり割安な水準で、配当も出ています。総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

 ネット証券では、野村證券(主幹事)、大和証券(副幹事)、SMBC日興証券SBI証券楽天証券大和コネクト証券DMM株から申し込み可能となっています。

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