南海化学(4040)
南海化学の事業内容は「化学工業薬品、農薬、医薬部外品および食品添加物の製造・販売、産業廃棄物の収集、運搬および中間処理に関する事業、ならびに、塩の製造、加工、販売に関する事業」で、東証スタンダード上場の中型案件(想定時価総額38.7億円、吸収金額12.0億円)です。
統計的に初値の上がりやすい「SMBC日興証券が主幹事」の案件ですが、総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
基本情報
会社名 | 南海化学(4040) 【東証スタンダード】 |
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会社URL | https://www.nankai-chem.co.jp/ |
会社設立 | 1951年6月(72年目) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
その他 狙い目証券会社 |
野村證券(副幹事)、SBI証券、楽天証券、松井証券、岩井コスモ証券、マネックス証券、岡三オンライン、DMM株 |
IPO価格情報・初値予想(独自)
想定価格![]() |
1,660円 |
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仮条件![]() |
1,660円 ~ 1,740円 |
公募価格![]() |
1,740円 |
初値予想(独自) | 1,740円 ~ 2,200円(4月3日時点) |
初値![]() |
2,533円 (公募価格比+793円 +45.6%) |
・想定価格1,660円に対して、PER8.37倍、PBR0.69倍、配当利回り0.9%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益198.3円、1株あたり純資産2,397.4円、1株あたり配当金15.0円。)
・仮条件い、初値予想を「1,660円 ~ 2,000円(3月16日時点)」から「1,740円 ~ 2,200円(4月3日時点)」に変更しました。
IPOスケジュール
抽選申込期間![]() |
4月5日(水)~4月11日(火) |
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当選発表日![]() |
4月12日(水) |
購入申込期間![]() |
4月13日(木)~4月18日(火) |
上場日![]() |
4月20日(木) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数![]() |
600,000株 |
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売出株数(OA含む)![]() |
120,200株 |
当選株数合計 | 720,200株 |
・当選株数は720,200株。売買単位が100株なので、当たりは計7,202枚。
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率![]() |
割当株数 ![]() |
当選本数 (枚) ![]() |
完全抽選本数 (予想) ![]() |
|
主幹事 | SMBC日興証券 | 91.36% | 658,000株 | 6,580枚 | 658枚 |
幹事 | 野村證券 | 2.60% | 18,700株 | 187枚 | 18枚 |
SBI証券 | 1.74% | 12,500株 | 125枚 | 56枚 | |
楽天証券 | 0.86% | 6,200株 | 62枚 | 62枚 | |
松井証券 | 0.86% | 6,200株 | 62枚 | 43枚 | |
岩井コスモ証券 | 0.86% | 6,200株 | 62枚 | 6枚 | |
岡三証券 | 0.86% | 6,200株 | 62枚 | 6枚 | |
マネックス証券 | 0.43% | 3,100株 | 31枚 | 31枚 | |
あかつき証券 | 0.43% | 3,100株 | 31枚 | 0枚 |
・SMBC日興証券(主幹事)、野村證券(副幹事)、SBI証券、楽天証券、松井証券、岩井コスモ証券、マネックス証券から当選のチャンス。
・その他、岡三オンラインから申し込み可能となりました。(3月20日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(3月30日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
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南海化学従業員持株会 | 5.59% | 180日間 |
東亞合成(株) | 5.15% | 180日間 |
ソーダニッカ(株) | 4.63% | 180日間 |
土居 弘子 | 4.28% | 180日間 |
大中物産(株) | 4.01% | 180日間 |
不動恒産(株) | 3.88% | 180日間 |
根岸運送(株) | 3.68% | 180日間 |
尼崎製罐(株) | 3.64% | 180日間 |
協和商事(株) | 3.46% | 180日間 |
(株)紀陽銀行 | 2.94% | 180日間 |
企業業績のデータ(5年分)
※2020年3月期まで単独決算。2021年3月期から連結決算。
・2023年3月期は、第3四半期時点で売上13,862百万円、経常利益512百万円を達成しています。IPOで得た資金は、全額を設備投資資金に充てる予定です。
管理人からのコメント
南海化学(4040)、売上全体の50%を占める化学品事業では、塩水の電気分解により生成される「かせいソーダ」を中心に、塩素や水素を活用した各種製品の製造および販売をおこなっています。大阪に本社をおき、和歌山県と高知県に工場をかまえています。IPOとしては、事業内容に目新しさが感じにくく、人気化はむずかしいでしょう。
公開株数は普通ですが、大株主には期間でロックアップがかかっており、供給面はそれなりに絞れています。それでも需要面が期待できませんので、総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
ネット証券では、SMBC日興証券(主幹事)、野村證券(副幹事)、SBI証券、楽天証券、松井証券、岩井コスモ証券、マネックス証券、岡三オンライン、DMM株から申し込み可能となっています。
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