QPS研究所(5595)
QPS研究所の事業内容は「小型SAR衛星の開発、製造、小型SAR衛星より取得した画像データ販売」で、東証グロース上場の中型案件(想定時価総額120.8億円、吸収金額25.0億円)です。統計的に初値の上がりやすい「想定価格が1,000円以下」、「SMBC日興証券が主幹事」の案件ですが、総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
基本情報
会社名 | QPS研究所(5595) 【東証グロース】 |
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会社URL | https://i-qps.net/ |
会社設立 | 2005年6月(19年目) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
その他 狙い目証券会社 |
SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券、岡三オンライン |
IPO価格情報・初値予想(独自)
想定価格 | 380円 |
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仮条件 | 380円 ~ 390円 |
公募価格 | 390円 |
初値予想(独自) | 480円 ~ 880円(10月31日時点) |
初値 | 860円 (公募価格比+470円 +120.5%) |
・想定価格380円に対して、PSR32.48倍、PBR1.69倍、配当利回り-%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。1株あたり利益-34.8円、1株あたり純資産225.5円、1株あたり配当金-円。)
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 11月20日(月)~11月27日(月) |
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当選発表日 | 11月28日(火) |
購入申込期間 | 11月29日(水)~12月4日(月) |
上場日 | 12月6日(水) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 5,720,800株 |
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売出株数(OA含む) | 858,100株 |
当選株数合計 | 6,578,900株 |
・当選株数は6,578,900株。売買単位が100株なので、当たりは計65,789枚。
・当選本数は非常に多く、かなり当たりやすい部類に入る。
・1,000百万円を上限として親引けによるファンドへの売りつけがおこなわれる可能性があります。想定価格で計算すると最大2,631,578株が公開株数から減ります。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | SMBC日興証券 | 93.62% | 9,153,000株 | 91,530枚 | 9,153枚 |
幹事 | みずほ証券 | 1.19% | 115,900株 | 1,159枚 | 115枚 |
SBI証券 | 0.91% | 89,100株 | 891枚 | 400枚 | |
東海東京証券 | 0.73% | 71,300株 | 713枚 | 71枚 | |
岡三証券 | 0.73% | 71,300株 | 713枚 | 71枚 | |
FFG証券 | 0.73% | 71,300株 | 713枚 | 0枚 | |
香川証券 | 0.73% | 71,300株 | 713枚 | 0枚 | |
楽天証券 | 0.46% | 44,500株 | 445枚 | 445枚 | |
松井証券 | 0.46% | 44,500株 | 445枚 | 311枚 | |
マネックス証券 | 0.46% | 44,500株 | 445枚 | 445枚 |
・SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券から当選のチャンス。
・その他、岡三オンラインから申し込み可能となりました。(11月1日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
大西 俊輔(社長) | 13.81% | 180日間 |
スカパーJSAT(株) | 9.63% | 180日間 |
(株)INCJ | 9.17% | 90日間 1.5倍 |
(株)SMBC信託銀行(特定運用金外信託口契約番号12100440) | 8.09% | 90日間 1.5倍 |
八坂 哲雄 | 7.20% | 180日間 |
市來 敏光 | 7.06% | 180日間 |
(株)SMBC信託銀行(特定運用金外信託未来創生2号ファンド) | 6.01% | 90日間 1.5倍 |
日本工営(株) | 3.85% | 180日間 |
(株)SMBC信託銀行(特定運用金外信託未来創生3号ファンド) | 2.41% | 90日間 1.5倍 |
リアルテックファンド1号投資事業有限責任組合 | 2.37% | 90日間 1.5倍 |
企業業績のデータ(5年分)
⇒QPS研究所の有価証券届出書
※2022年5月期以降、株式1株につき100株の分割を反映。
・2024年5月期は、第1四半期時点で売上175百万円、経常損失△86百万円となっています。IPOで得た資金は、小型SAR衛星の製造費用に充てる予定です。
管理人からのコメント
QPS研究所(5595)、小型SAR衛星(地球観測のための人工衛星)の開発および製造をおこない、小型SAR衛星により取得した地球観測データおよび画像の提供を主な事業としています。直近の業績推移を見ると、2023年から売り上げが急激に拡大しており、今後の成長性に期待が持てます。
公開株数が非常に多いのがネックですが、想定価格が低いため規模はそこまで大きくありません。さらに親引けにより、公開株数が減る可能性もあり、需給面はまずまずと言えます。注意点として、大株主のロックアップは、公募価格比1.5倍を超えると解除されてしまいます。そのあたりが一つの壁になりそうです。総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
ネット証券では、SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券、岡三オンラインから申し込み可能となっています。
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