ストレージ王(2997)

・引受価額が「607.2円」で決まりました。仮に、特別売り気配ではじまった時は、誠意買い(シンジケートカバー取引)により「607円」付近で寄り付く可能性があります。

 ストレージ王の事業内容は「トランクルームに関する企画、開発、運営、管理。プロパティマネジメント業」で、東証グロース上場の小型案件(想定時価総額15.2億円、吸収金額6.4億円)です。 統計的に初値の上がりやすい「想定価格が1,000円以下」、「大和証券が主幹事」の案件ですが、総合的に見て、初値の上昇は期待しづらいです。

ストレージ王のホームページ画像
成長性 割安性
○ △
話題性 総合評価?
○ D


基本情報

会社名 ストレージ王(2997) 【東証グロース】
会社URL https://www.storageoh.jp/
会社設立 2010年(13年目)
狙い目証券会社 大和証券(主幹事)、SBI証券(副幹事)、マネックス証券岩井コスモ証券CONNECTDMM株

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 860円
仮条件? 530円 ~ 660円
公募価格? 660円
初値予想(独自) 607円 ~ 800円(4月19日時点)
初値? 756円 (公募価格比+96円 +14.5%)

・想定価格860円に対して、PSR1.34倍、PBR2.16倍、配当利回り-
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。 1株あたり利益-39.1円、1株あたり純資産398.0円、1株あたり配当金-円。)
・仮条件を受けて、初値予想を「800円 ~ 1,000円(3月24日時点)」から「480円 ~ 800円(4月11日時点)」に変更しました。
・引受価額に伴い、初値予想を「480円 ~ 800円(4月11日時点)」から「607円 ~ 800円(4月19日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 4月12日(火)~4月18日(月)
当選発表日? 4月19日(火)
購入申込期間? 4月20日(水)~4月25日(月)
上場日? 4月27日(水)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 220,000株
売出株数(OA含む)? 520,000株
当選株数合計 740,000株

・当選株数は740,000株。売買単位が100株なので、当たりは計7,400枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 大和証券 96.54% 714,400株 7,144枚 714枚
幹事 SBI証券 1.73% 12,800株 128枚 57枚
マネックス証券 0.86% 6,400株 64枚 64枚
岩井コスモ証券 0.86% 6,400株 64枚 6枚

大和証券(主幹事)、SBI証券(副幹事)、マネックス証券岩井コスモ証券から当選のチャンス。
・その他、CONNECTから申し込み可能となりました。(3月25日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(4月6日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
(株)デベロップ 79.29% 180日間
寺田倉庫(株) 3.05% 180日間
(株)細谷工業所 3.05% 180日間
(株)九州リースサービス 2.38% 180日間
(株)アイ企画 1.37% 180日間
フィンテックグローバル(株) 1.22%  
(株)フルタイムシステム 0.98%  
(株)ネクスト・イノベーション 0.98% 180日間
尚紘プランニング(有) 0.98%  
(株)AGSコンサルティング 0.61%  

 

企業業績のデータ(5年分)

  2017年
1月
2018年
1月
2019年
1月
2020年
1月
2021年
1月
売上高(百万円)? 436 474 396 1,345 1,134
経常利益(百万円)? △27 △14 17 83 △72
当期純利益(百万円)? △13 122 △31 50 △69
純資産額 (百万円)? 287 409 378 594 526
1株あたりの純資産額(円)? 110,469 157,221 145,340 384 340
1株あたりの純利益(円)? △4,894 46,751 △11,880 32 △45
自己資本比率(%)? 24.3 52.8 42.3 56.2 43.4
自己資本利益率(%)? △7.2 34.9 △7.9 10.2 △12.3

※2020年1月期以降、株式1株につき500株の分割を反映。
・2022年1月期は、第3四半期時点で売上1,875百万円、経常利益29百万円を達成しています。IPOで得た資金は、優秀な人材確保のための人件費・採用費や事業拡大のための用地取得や工事代金費用に充てる予定です。

管理人からのコメント

 ストレージ王(2997)、トランクルームの貸し出しをおこなっています。また、2019年からは、トランクルームを開発して投資家に売却もしています。この影響から、売上は急拡大しましたが、利益はそれにともなっておらず、先行きにやや不透明感があります。

 公開株数は、主要大株主に期間でロックアップがかかっており、供給はそれなりにしぼれています。ただ、IPOのテーマとしては弱い印象で、需給が弱くなりそうで、総合的に見ると、初値は上昇しても小幅にとどまると予想します。同日に、人気化しそうなモイ(5031)が上場することもマイナス材料です。

 ネット証券では、大和証券(主幹事)、SBI証券(副幹事)、マネックス証券岩井コスモ証券CONNECTDMM株から申し込み可能となっています。

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