スマートドライブ(5137)
スマートドライブの事業内容は「モビリティデータを活用した各種サービスの提供」で、東証グロース上場の中型案件(想定時価総額76.1億円、吸収金額21.1億円)です。
統計的に初値の上がりやすい「SMBC日興証券が主幹事」の案件ですが、総合的に見て、初値の上昇は期待しづらいです。
基本情報
会社名 | スマートドライブ(5137) 【東証グロース】 |
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会社URL | https://smartdrive.co.jp/ |
会社設立 | 2013年10月(10年目) |
狙い目証券会社 | SMBC日興証券(共同主幹事)、大和証券(共同主幹事)、SBI証券(副幹事)、松井証券、楽天証券、auカブコム証券、CONNECT、DMM株 |
IPO日程と価格決定(初値予想)
想定価格 | 1,260円 |
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仮条件 | 1,260円 ~ 1,320円 |
公募価格 | 1,320円 |
初値予想(独自) | 1,320円 ~ 1,900円(11月30日時点) |
初値 | 1,630円 (公募価格比+310円 +23.5%) |
・想定価格1,260円に対して、PSR9.19倍、PBR9.39倍、配当利回り-
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益-54.3円、1株あたり純資産134.1円、1株あたり配当金-円。)
・仮条件に伴い、初値予想を「1,260円 ~ 1,800円(11月10日時点)」から「1,320円 ~ 1,900円(11月30日時点)」に変更しました。
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 11月30日(水)~12月6日(火) |
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当選発表日 | 12月7日(水) |
購入申込期間 | 12月8日(木)~12月13日(火) |
上場日 | 12月15日(木) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 223,400株 |
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売出株数(OA含む) | 1,449,700株 |
当選株数合計 | 1,673,100株 |
・当選株数は1,673,100株。売買単位が100株なので、当たりは計16,731枚。
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
共同主幹事 | SMBC日興証券 | 85.24% | 1,426,100株 | 14,261枚 | 1,426枚 |
大和証券 | 10.43% | 174,500株 | 1,745枚 | 174枚 | |
幹事 | SBI証券 | 0.87% | 14,500株 | 145枚 | 65枚 |
松井証券 | 0.87% | 14,500株 | 145枚 | 101枚 | |
みずほ証券 | 0.87% | 14,500株 | 145枚 | 14枚 | |
三菱UFJ モルガン・ スタンレー証券 |
0.87% | 14,500株 | 145枚 | 14枚 | |
楽天証券 | 0.87% | 14,500株 | 145枚 | 145枚 |
・SMBC日興証券(共同主幹事)、大和証券(共同主幹事)、SBI証券(副幹事)、松井証券、楽天証券から当選のチャンス。
・その他、auカブコム証券から申し込み可能となりました。(11月14日追記)
・その他、CONNECTから申し込み可能となりました。(11月14日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(11月22日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
(株)OMU | 46.78% | 180日間 |
(株)INCJ | 11.87% | |
TJ2015.FUND LP | 7.13% | 90日間 1.5倍 |
Monoful Pte. Ltd. | 6.24% | 90日間 1.5倍 |
ANRI1号投資事業有限責任組合 | 5.20% | 90日間 1.5倍 |
加藤 雅之 | 3.41% | 180日間 |
住友商事(株) | 2.19% | 180日間 |
田中 基博 | 2.11% | 180日間 |
アクサ損害保険(株) | 1.95% | |
三菱UFJキャピタル5号投資事業有限責任組合 | 1.95% | 90日間 1.5倍 |
企業業績のデータ(5年分)
※2019年9月期まで単独決算。2020年9月期から連結決算。
※2020年9月期以降、株式1株につき30株の分割を反映。
・2022年9月期は、第3四半期時点で売上891百万円、経常損失△227百万円となっています。IPOで得た資金は、車載デバイスの先行調達資金や広告宣伝費など事業拡大に伴う運転資金、ソフトウェア自社開発費および研究開発費、および連結子会社(SmartDrive Sdn. Bhd.)への投融資などに充てる予定です。
管理人からのコメント
スマートドライブ(5137)、商用車・法人需要車両を、業務目的で利用する企業向けに、クラウド車両管理や法令遵守、安全運転管理、車両にかかわる各種業務のDX化、モビリティデータの分析・解析などのサービスを提供しています。
直近の業績推移を見ると、売上高が急拡大しています。この要因として、既存の提供サービスに、新たなサービスオプションを用意することで、顧客企業あたりの取引額を高めていることが上げられます。現在は事業規模の拡大を優先して、先行投資で赤字になっている影響が大きいです。
事業内容には目新しいものがありますが、IPOとして人気化するかは分かりません。公開株数はやや多めで、一部ベンチャーキャピタルにロックアップがかかっていませんが、保有株式はすべて売り出されます。よって、公募価格比1.5倍までは、大株主からの売り出しの心配はありません。それでも、総合的に見て、現段階では初値の上昇が期待しづらいです。最終的な申し込み判断は、仮条件の水準を見てから決めます。
ネット証券では、SMBC日興証券(共同主幹事)、大和証券(共同主幹事)、SBI証券(副幹事)、松井証券、楽天証券、auカブコム証券、CONNECT、DMM株から申し込み可能となっています。
(11月15日追記)
同日にAnyMind Group(5027)が上場することになり、需給環境が悪化しました。
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