モビルス(4370)
(2021年8月27日追記)
直近IPOの不調を受けて、初値予想と総合評価を引き下げました。
モビルスの事業内容は「コンタクトセンター向けSaaSプロダクト(モビシリーズ)などのCXソリューションの提供」で、東証マザーズ上場の小型案件(想定時価総額59.1億円、吸収金額13.4億円)です。 統計的に初値の上がりやすい「ASP(SaaS)関連」、「大和証券が主幹事」の案件です。
基本情報
会社名 | モビルス(4370) 【東証マザーズ】 |
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会社URL | https://mobilus.co.jp/ |
狙い目証券会社 | 大和証券(主幹事)、野村證券(副幹事)、SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券、CONNECT、auカブコム証券、DMM株 |
IPO日程と価格決定(初値予想)
想定価格 | 1,060円 |
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仮条件 | 1,060円 ~ 1,280円 |
公募価格 | 1,280円 |
初値予想(独自) | 1,500円 ~ 2,500円(8月27日時点) |
初値 | 1,830円 (公募価格比+550円 +43.0%) |
・想定価格1,060円に対して、PER79.26倍、PBR3.64倍、配当利回り-
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益13.4円、1株あたり純資産290.8円、1株あたり配当金-円。)
・仮条件に伴い、初値予想を「1,700円 ~ 2,500円(7月29日時点)」から「1,900円 ~ 2,900円(8月17日時点)」に変更しました。
・直近IPOの不調を受けて、初値予想を「1,900円 ~ 2,900円(8月17日時点)」から「1,500円 ~ 2,500円(8月27日時点)」に変更しました。
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 8月18日(水)~8月24日(火) |
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当選発表日 | 8月25日(水) |
購入申込期間 | 8月26日(木)~8月31日(火) |
上場日 | 9月2日(木) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 360,000株 |
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売出株数(OA含む) | 907,000株 |
当選株数合計 | 1,267,000株 |
・当選株数は1,267,000株。売買単位が100株なので、当たりは計12,670枚。
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | 大和証券 | 91.33% | 1,157,100株 | 11,571枚 | 1,157枚 |
幹事 | 野村證券 | 3.91% | 49,500株 | 495枚 | 49枚 |
三菱UFJ モルガン・ スタンレー証券 |
1.74% | 22,000株 | 220枚 | 22枚 | |
SMBC日興証券 | 1.30% | 16,500株 | 165枚 | 16枚 | |
SBI証券 | 0.87% | 11,000株 | 110枚 | 49枚 | |
楽天証券 | 0.43% | 5,500株 | 55枚 | 55枚 | |
静銀 ティーエム証券 |
0.21% | 2,700株 | 27枚 | 0枚 | |
極東証券 | 0.21% | 2,700株 | 27枚 | 0枚 |
・大和証券(主幹事)、野村證券(副幹事)、SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券から当選のチャンス。
・その他、CONNECTから申し込み可能となりました。(7月30日追記)
・その他、auカブコム証券から申し込み可能となりました。(7月30日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(8月11日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
ラン・ホアン | 31.12% | 90日間 1.5倍 |
阮 明徳 | 10.47% | 180日間 |
三菱UFJキャピタル5号投資事業有限責任組合 | 9.31% | 90日間 1.5倍 |
エヌ・ティ・ティ・コムウェア(株) | 9.10% | |
トランス・コスモス(株) | 6.39% | 90日間 1.5倍 |
グローバル・イノベーション・ファンドⅢ | 6.39% | 180日間 |
石井 智宏(社長) | 4.50% | 180日間 |
(株)オウケイウェイヴ | 3.66% | 90日間 1.5倍 |
KSP4号投資事業有限責任組合 | 3.35% | 90日間 1.5倍 |
SMBCベンチャーキャピタル3号投資事業有限責任組合 | 1.70% | 90日間 1.5倍 |
企業業績のデータ(5年分)
※2019年8月期以降、株式1株につき12株の分割を反映。
・2021年7月期は、第3四半期時点で売上899百万円、経常利益120百万円を達成しています。IPOで得た資金は、SaaSプロダクトのバージョンアップのためのソフトウェア投資、借入金の返済に充てる予定です。
管理人からのコメント
モビルス(4370)、コールセンターでの電話対応による顧客対応サービスを提供している企業に対して、AIによるチャット対応システム(チャットボット)、在宅にて電話対応が可能になるシステムなどを販売しています。チャットボットの売上シェアは15.2%で、業界NO.1を誇っています。従来の電話対応では、休日に利用できなかったり、つながっても待ち時間が長かったり、いろいろストレスになっていました。そのような部分が解消できるので、今後も同社のサービスを利用する企業は増えるでしょう。
想定価格が低めなので、公開株数はやや多めになっていますが、規模自体は小さいです。ただ、大株主のベンチャー企業のロックアップが、公募価格比1.5倍ではずれますので、そのあたりから初値が上がりにくくなっています。
ネット証券では、大和証券(主幹事)、野村證券(副幹事)、SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券、CONNECT、auカブコム証券、DMM株から申し込み可能となっています。同日に、メディア総研(9242)が上場しますが、規模的に影響はほとんどないでしょう。
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