紀文食品(2933)
紀文食品の事業内容は「水産練り製品類、総菜類、水産珍味類などの食品製造販売および仕入販売」で、東証1部上場の中型案件(想定時価総額290.9億円、吸収金額62.4億円)です。
規模が重ためなので、需給的に、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。
基本情報
会社名 | 紀文食品(2933) 【東証1部】 |
---|---|
会社URL | https://www.kibun.co.jp/ |
狙い目証券会社 | 野村證券(副幹事)、大和証券、SMBC日興証券、SBI証券、マネックス証券、CONNECT、DMM株、岡三オンライン証券 |
IPO日程と価格決定(初値予想)
想定価格 | 1,310円 |
---|---|
仮条件 | 1,060円 ~ 1,160円 |
公募価格 | 1,160円 |
初値予想(独自) | 1,200円 ~ 1,500円(3月22日時点) |
初値 | 1,271円 (公募価格比+111円 +9.6%) |
・想定価格1,310円に対して、PER29.59倍、PBR4.03倍、配当利回り0.33%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益44.3円、1株あたり純資産324.8円、1株あたり配当金4.3円。)
・仮条件に伴い、初値予想を「1,350円 ~ 1,700円(3月8日時点)」から「1,200円 ~ 1,500円(3月22日時点)」に変更しました。
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 3月24日(水)~3月30日(火) |
---|---|
当選発表日 | 3月31日(水) |
購入申込期間 | 4月2日(金)~4月7日(水) |
上場日 | 4月13日(火) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 3,000,000株 |
---|---|
売出株数(OA含む) | 1,765,600株 |
当選株数合計 | 4,765,600株 |
・当選株数は4,765,600株。売買単位が100株なので、当たりは計47,656枚。
・当選本数は多く、やや当たりやすい部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | みずほ証券 | 86.09% | 4,102,800株 | 41,028枚 | 4,102枚 |
幹事 | 野村證券 | 5.22% | 248,600株 | 2,486枚 | 248枚 |
大和証券 | 5.22% | 248,600株 | 2,486枚 | 372枚 | |
SMBC日興証券 | 0.87% | 41,400株 | 414枚 | 41枚 | |
SBI証券 | 0.87% | 41,400株 | 414枚 | 186枚 | |
極東証券 | 0.87% | 41,400株 | 414枚 | 0枚 | |
エース証券 | 0.87% | 41,400株 | 414枚 | 41枚 |
・野村證券(副幹事)、大和証券、SMBC日興証券、SBI証券から当選のチャンス。
・その他、マネックス証券から申し込み可能となりました。(3月9日追記)
・その他、CONNECTから申し込み可能となりました。(3月10日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(3月18日追記)
・その他、岡三オンライン証券から申し込み可能となりました。(3月24日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
保芦 將人 | 25.79% | 180日間 |
㈱紀鳳産業 | 9.75% | 180日間 |
㈱みずほ銀行 | 4.74% | 180日間 |
㈱匠屋松兵衛 | 4.11% | |
紀文グループ社員持株会 | 3.84% | 180日間 |
落合 正行 | 3.07% | 180日間 |
キッコーマン㈱ | 2.96% | 180日間 |
野村ホールディングス㈱ | 2.60% | 180日間 |
㈱大和証券グループ本社 | 2.34% | 180日間 |
みずほキャピタル㈱ | 1.93% | 90日間 1.5倍 |
企業業績のデータ(5年分)
※2018年3月期まで単独決算。2019年3月期から連結決算。
・2021年3月期は、第3四半期時点で売上76,452百万円、経常利益2,855百万円を達成しています。IPOで得た資金は、既存商品の生産設備の更新および新規商品生産設備の新設費用、連結子会社への投融資に充てる予定です。
管理人からのコメント
紀文食品(2933)、水産練り製品などの製造・仕入販売ということで、IPO的にはかなり弱いテーマです。また、国内においてはすでに成熟段階と思われ、今後の成長が期待しづらいです。ただ、2017年から、台湾・オランダ・中国に販売拠点を設立しており、将来的に海外での販売が成功すれば、第二の成長がはじまるでしょう。今回のIPOによる調達資金も、そのあたりの設備投資に充てるようです。それでもなお、公開株数が多く、総合的な需給を考えると、小幅な上昇にとどまると予想します。
ネット証券では、野村證券(副幹事)、大和証券、SMBC日興証券、SBI証券、マネックス証券、CONNECT、DMM株、岡三オンライン証券から申し込み可能となっています。
@ipokiso_com
TwitterでもIPO情報を配信しています。フォローよろしくお願いします!
IPO企業情報の一覧表へ戻る
IPO向けネット証券比較へ進む