フレクト(4414)

 フレクトの事業内容は「クラウドインテグレーションによるDX支援、SaaS型モビリティ業務最適化クラウドサービス『Cariot』の提供」で、東証マザーズ上場の中型案件(想定時価総額62.8億円、吸収金額12.8億円)です。 統計的に初値の上がりやすい「クラウド関連」、「大和証券が主幹事」の案件です。

成長性 割安性
にじゅうまる △
話題性 総合評価?
○ a


基本情報

会社名 フレクト(4414) 【東証マザーズ】
会社URL https://www.flect.co.jp/
狙い目証券会社 大和証券(主幹事)、野村證券SMBC日興証券SBI証券CONNECT
auカブコム証券DMM株

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 2,210円
仮条件? 2,210円 ~ 2,550円
公募価格? 2,550円
初値予想(独自) 3,500円 ~ 5,000円(11月4日時点)
初値? 5,810円 (公募価格比+3,260円 +127.8%)

・想定価格2,210円に対して、PER-倍、PBR8.01倍、配当利回り-
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。 1株あたり利益-68.6円、1株あたり純資産276.1円、1株あたり配当金-円。)

IPOスケジュール

抽選申込期間? 11月24日(水)~11月30日(火)
当選発表日? 12月1日(水)
購入申込期間? 12月3日(金)~12月8日(水)
上場日? 12月10日(金)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 250,000株
売出株数(OA含む)? 330,700株
当選株数合計 580,700株

・当選株数は580,700株。売買単位が100株なので、当たりは計5,807枚
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 大和証券 91.36% 530,500株 5,305枚 530枚
幹事 三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
2.60% 15,100株 151枚 15枚
野村證券 2.60% 15,100株 151枚 15枚
みずほ証券 1.29% 7,500株 75枚 7枚
SMBC日興証券 1.29% 7,500株 75枚 7枚
SBI証券 0.86% 5,000株 50枚 22枚

大和証券(主幹事)、野村證券SMBC日興証券SBI証券から当選のチャンス。
・その他、CONNECTから申し込み可能となりました。(11月5日追記)
・その他、auカブコム証券から申し込み可能となりました。(11月8日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(11月16日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
合同会社クロ 62.85% 180日間
salesforce.com, inc. 11.61% 90日間
1.5倍
Draper Nexus Technology Partners  2号投資事業有限責任組合 8.12% 90日間
1.5倍
大橋 正興 6.45% 180日間
山本 啓二 1.02% 180日間
大槻 真嗣 1.02% 180日間
品川 晃一郎 0.68% 180日間
塚腰 和男 0.68% 180日間
王丸 幸一 0.68% 180日間
竹田 正和 0.68% 180日間

 

企業業績のデータ(5年分)

  2017年
3月
2018年
3月
2019年
3月
2020年
3月
2021年
3月
売上高(百万円)? 1,443 1,233 1,872 2,883 2,560
経常利益(百万円)? △37 △154 △132 105 △186
当期純利益(百万円)? △53 △156 △133 67 △195
純資産額 (百万円)? 152 299 371 438 243
1株あたりの純資産額(円)? 3,864 △78 △211 △72 △170
1株あたりの純利益(円)? △2,420 △143 △103 26 △75
自己資本比率(%)? 28.1 41.8 45.3 36.0 16.2
自己資本利益率(%)? △29.4 △69.1 △39.7 16.5 △57.2

※2018年3月期以降、株式1株につき50株の分割を反映。
※2020年3月期以降、株式1株につき2株の分割を反映。
・2022年3月期は、第2四半期時点で売上1,617百万円、経常利益135百万円を達成しています。IPOで得た資金は、人材採用費および人件費、教育費、研究開発費、借入金の返済に充てる予定です。

管理人からのコメント

 フレクト(4414)、「クラウドインテグレーション」事業は、クラウドサービスを提供する企業と共同で営業をおこない、顧客企業に対し、クラウド技術を用いてビジネスモデルや製品、サービスに変革を提供しています。「Cariot」事業は、モビリティ(車移動など)業務の最適化を実現するクラウドサービスをサブスクリプション形式(一定期間、定額でサービス利用できる。月額課金など)で提供しています。

 新型コロナウイルスの影響で、2021年3月期の業績が落ち込んでいます。ただ、2022年3月期は第2四半期時点で売上1,617百万円、経常利益135百万円を達成しており、再び成長路線に戻っています。公開株数は少なめですが、大株主にいるベンチャーキャピタルのロックアップが、公募価格比1.5倍で外れますので、そこからは少し重たくなりそうです。

 ベンチャーキャピタルの動向が気になりますが、IPOで人気テーマのクラウド関連で、契約顧客数の伸び具合などを考えると、総合的に見て、初値は大幅に上昇すると予想します。

 ネット証券では、大和証券(主幹事)、野村證券SMBC日興証券SBI証券CONNECTauカブコム証券DMM株から申し込み可能となっています。

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