バリオセキュア(4494)
バリオセキュアの事業内容は「ネットワークセキュリティ機器と独自監視システムによる運用、監視、サポートサービスの提供。ネットワークセキュリティ機器販売、ならびにネットワーク機器の調達、構築によるインテグレーションサービスの提供」で、東証2部上場の中型案件(想定時価総額82.4億円、吸収金額60.1億円)です。
統計的に初値の上がりやすい「ネットセキュリティ関連」案件ですが、総合的に見て初値の上昇は期待しづらいです。
※以前、同名のバリオセキュア(3809)がヘラクレス市場に上場していましたが、複雑な資本関係を経て、2代目法人として上場することになりました。
※2月21日に新規承認されましたが、新型コロナウイルスの影響で3月18日に上場中止が発表されています。今回、再度上場を目指すことになりました。
基本情報
会社名 | バリオセキュア(4494) 【東証2部】 |
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会社URL | https://www.variosecure.net/ |
狙い目証券会社 | 野村證券(主幹事)、SMBC日興証券(副幹事)、大和証券、 岩井コスモ証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、 岡三オンライン証券、DMM株 |
IPO日程と価格決定(初値予想)
想定価格 | 2,210円 |
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仮条件 | 2,210円 ~ 2,250円 |
公募価格 | 2,250円 |
初値予想(独自) | 2,000円 ~ 2,210円(10月23日時点) |
初値 | 2,150円 (公募価格比-100円 -4.4%) |
・想定価格2,210円に対して、PER31.63倍、PBR3.18倍、配当利回り-
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益69.9円、1株あたり純資産695.7円、1株あたり配当金-円。)
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 11月12日(木)~11月17日(火) |
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当選発表日 | 11月18日(水) |
購入申込期間 | 11月19日(木)~11月25日(水) |
上場日 | 11月30日(月) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 0株 |
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売出株数(OA含む) | 2,719,700株 |
当選株数合計 | 2,719,700株 |
・当選株数は2,719,700株。売買単位が100株なので、当たりは計27,197枚。
・当選本数は多く、やや当たりやすい部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | 野村證券 | 88.27% | 2,400,800株 | 24,008枚 | 2,400枚 |
幹事 | SMBC日興証券 | 2.61% | 70,900株 | 709枚 | 70枚 |
大和証券 | 2.61% | 70,900株 | 709枚 | 106枚 | |
いちよし証券 | 1.74% | 47,300株 | 473枚 | 4枚 | |
みずほ証券 | 0.87% | 23,600株 | 236枚 | 23枚 | |
岡三証券 | 0.87% | 23,600株 | 236枚 | 23枚 | |
岩井コスモ証券 | 0.87% | 23,600株 | 236枚 | 23枚 | |
SBI証券 | 0.87% | 23,600株 | 236枚 | 106枚 | |
楽天証券 | 0.87% | 23,600株 | 236枚 | 236枚 | |
マネックス証券 | 0.43% | 11,800株 | 118枚 | 118枚 |
・野村證券(主幹事)、SMBC日興証券(副幹事)、大和証券、岩井コスモ証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、から当選のチャンス。
・その他、岡三オンライン証券から申し込み可能となりました。(10月27日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(11月5日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
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アイ・シグマ事業支援ファンド2号投資事業有限責任組合 | 91.66% | 90日間 1.5倍 |
稲見 吉彦(社長) | 2.04% | 90日間 |
山森 郷司 | 0.39% | 90日間 |
亀松 節子 | 0.36% | 90日間 |
梶浦 靖史 | 0.35% | 90日間 |
市瀬 敦彦 | 0.35% | |
バレス ティモシー | 0.29% | |
池田 毅 | 0.24% | |
伊藤 英明 | 0.24% | |
佐々木 大祐 | 0.24% |
企業業績のデータ(5年分)
※2019年2月期以降、株式1株につき20株の分割を反映。
・2021年2月期は、第2四半期時点で売上1,263百万円、経常利益287百万円を達成しています。
管理人からのコメント
バリオセキュア(4494)、公募ゼロ(資金調達なし)の売り出し100%案件です。業績推移を見ても、頭打ち感がありますし、将来的に成長していくイメージがわきにくいです。今回のIPOは大株主の保有株を現金に換えることが目的になっているようにも感じます。
統計的に初値の上がりにくい、「公開株数が多い」、「東証2部上場」の案件でもありますし、今回の申し込みは見送って問題ないでしょう。
ネット証券では、野村證券(主幹事)、SMBC日興証券(副幹事)、大和証券、岩井コスモ証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、岡三オンライン証券、DMM株から申し込み可能となっています。
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