東和ハイシステム(4172)

 東和ハイシステムの事業内容は「歯科医院向け統合システム(電子カルテ・レセプト・各種アプリケーションなど)の開発・販売」で、JASDAQスタンダード上場の中型案件(想定時価総額47.3億円、吸収金額10.0億円)です。 総合的に見て、初値は小幅な上昇にとどまると予想します。

東和ハイシステムのホームページ画像
成長性 割安性
△ ○
話題性 総合評価?
○ c


基本情報

会社名 東和ハイシステム(4172) 【JASDAQスタンダード】
会社URL https://www.towa-hi-sys.co.jp/
狙い目証券会社 野村證券(主幹事)、SBI証券(副幹事)、SMBC日興証券楽天証券
DMM株

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 2,180円
仮条件? 2,180円 ~ 2,300円
公募価格? 2,300円
初値予想(独自) 2,500円 ~ 3,000円(12月8日時点)
初値? 5,300円 (公募価格比+3,000円 +130.4%)

・想定価格2,180円に対して、PER19.91倍、PBR1.67倍、配当利回り0.87%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。 1株あたり利益109.5円、1株あたり純資産1,306.9円、1株あたり配当金18.9円。)
・仮条件にともない、初値予想を「2,300円 ~ 2,800円(11月20日時点)」から「2,500円 ~ 3,000円(12月8日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 12月9日(水)~12月15日(火)
当選発表日? 12月16日(水)
購入申込期間? 12月17日(木)~12月22日(火)
上場日? 12月25日(金)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 200,000株
売出株数(OA含む)? 260,000株
当選株数合計 460,000株

・当選株数は460,000株。売買単位が100株なので、当たりは計4,600枚
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 野村證券 89.57% 412,000株 4,120枚 412枚
幹事 SBI証券 4.35% 20,000株 200枚 90枚
みずほ証券 2.61% 12,000株 120枚 12枚
SMBC日興証券 2.61% 12,000株 120枚 12枚
楽天証券 0.87% 4,000株 40枚 40枚

野村證券(主幹事)、SBI証券(副幹事)、SMBC日興証券楽天証券から当選のチャンス。
・その他、DMM株から申し込み可能になりました。(12月2日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
石井 滋久(社長) 53.11% 90日間
(有)エス・イー 35.79% 90日間
石井 恵美子 3.90% 90日間
猪子 久美子 2.32% 90日間
石井 滋雅 1.59% 90日間
河野 圭哉 0.98% 90日間
東和ハイシステム社員持株会 0.79% 180日間
上山 政己 0.49% 90日間
丹 賢史 0.37% 90日間
髙橋 睦治 0.18% 90日間

 

企業業績のデータ(5年分)

  2015年
2月
2016年
2月
2017年
9月
2018年
9月
2019年
9月
売上高(百万円)? 2,022 1,246 2,025 2,041 1,906
経常利益(百万円)? 553 331 411 455 386
当期純利益(百万円)? 302 167 330 303 237
純資産額 (百万円)? 1,540 1,710 2,001 2,246 2,442
1株あたりの純資産額(円)? 18,905 20,495 24,042 1,141 1,241
1株あたりの純利益(円)? 2,462 1,517 2,965 178 121
自己資本比率(%)? 76.7 78.1 80.3 74.8 87.2
自己資本利益率(%)? 21.3 10.3 17.8 14.3 10.1

※2017年に期末月を2月から9月に変更。
※2018年9月期以降、株式1株につき24株の分割を反映。
・2020年9月期は、第3四半期時点で売上1,462百万円、経常利益375百万円を達成しています。IPOで得た資金は、商品開発投資、社内デジタル化推進、既存商品・サービスの機能向上推進に充てる予定です。

管理人からのコメント

 東和ハイシステム(4172)、診療報酬のレセプト請求が原則オンライン化されてから10年ほど経ち、電子カルテの普及率も85%(400床以上)ほどまで高まっています。急速に拡大してきた市場も落ち着いてきており、今後は他社との競争がより激しくなると思います。直近の業績推移を見ると、5年ほど前から売上・利益ともに頭打ちしており、この先の成長をイメージしづらいです。

 公開株数は少なめで、大株主にも期間でロックアップが入っており、供給はかなり絞れています。需給的に初値は上がりやすくなっていますが、総合的に見て、小幅な上昇にとどまると予想します。

 ネット証券では、野村證券(主幹事)、SBI証券(副幹事)、SMBC日興証券楽天証券DMM株から申し込み可能となっています。同日に、SANEI(6230)ファンペップ(4881)が上場することになっており、買いが集まりにくくなっています。


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