雪国まいたけ(1375)

(9月9日追記)
公募価格が仮条件の上限で決まりませんでした。仮条件の下限ではありませんが、公募割れの危険が高まっています。
※仮条件の下限で決まった場合の参考値はこちら → 公募価格が仮条件の下限で決まったIPOの初値一覧表

(9月2日追記)
仮条件の下限価格が想定価格を大きく下回ったため、初値予想を引き下げました。

 雪国まいたけの事業内容は「まいたけ、エリンギ、ぶなしめじなどの生産販売、および、キノコの加工食品の製造販売」で、東証1部上場の超大型案件(想定時価総額928.5億円、吸収金額473.5億円)です。 統計的に初値の上がりやすい「SMBC日興証券、大和証券が主幹事」の案件ですが、総合的に見ると、公募割れの不安があります。

※2015年に東証2部における上場を廃止してからの再上場案件となります。

株主優待
100株6ヶ月以上保有(9月末及び3月末現在の株主名簿に同じ株主番号で連続2回以上記載)
3,000円相当の自社製品

雪国まいたけのホームページ画像
成長性 割安性
△ △
話題性 総合評価?
△ d


基本情報

会社名 雪国まいたけ(1375) 【東証1部】
会社URL https://www.maitake.co.jp/
狙い目証券会社 SMBC日興証券(共同主幹事)、大和証券(共同主幹事)、
SBI証券楽天証券DMM株

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 2,330円
仮条件? 2,000円 ~ 2,400円
公募価格? 2,200円
初値予想(独自) 1,900円 ~ 2,500円(9月2日時点)
初値? 2,100円 (公募価格比-100円 -4.5%)

・想定価格2,330円に対して、PER21.36倍、PBR18.95倍、配当利回り1.82%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。 1株あたり利益109.1円、1株あたり純資産122.9円、1株あたり配当金42.3円。)
・仮条件の下限価格が想定価格を下回ったため、初値予想を「2,000円 ~ 2,400円(8月14日時点)」から「1,900円 ~ 2,500円(9月2日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 9月2日(水)~9月8日(火)
当選発表日? 9月9日(水)
購入申込期間? 9月10日(木)~9月15日(火)
上場日? 9月17日(木)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 0株
売出株数(OA含む)? 20,323,500株(国内:14,837,300株 海外:5,486,200株)
当選株数合計 14,837,300株

・当選株数は14,837,300株。売買単位が100株なので、当たりは計148,373枚
・当選本数は非常に多く、かなり当たりやすい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
共同主幹事 SMBC日興証券 57.62% 8,549,400株 85,494枚 8,549枚
大和証券 32.52% 4,825,800株 48,258枚 7,238枚
幹事 みずほ証券 8.54% 1,267,300株 12,673枚 1,267枚
SBI証券 0.66% 97,400株 974枚 438枚
楽天証券 0.66% 97,400株 974枚 974

SMBC日興証券(共同主幹事)、大和証券(共同主幹事)、SBI証券楽天証券から当選のチャンス。
・その他、DMM株から申し込み可能になりました。(8月26日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
Bain Capital Snow Hong Kong Limited 50.90% 180日間
㈱神明ホールディングス 48.91% 180日間
足利 厳(社長) 0.15% 180日間
小室 雅裕 0.04% 180日間

 

企業業績のデータ(5年分)

  2017年
3月
2018年
3月
2019年
3月
2020年
3月
2021年3月
(第1四半期)
売上高(百万円)? - - 47,592 50,759 (10,624)
当期純利益(百万円)? - - 4,389 4,346 (487)
純資産額 (百万円)? - - 2,308 4,899 (5,398)
1株あたりの純資産額(円)? - - 58 123 -
1株あたりの純利益(円)? - - 110 109 (12)
自己資本比率(%)? - - 6.1 13.9 (15.8)
自己資本利益率(%)? - - 3,939.5 120.6 -

※国際会計基準を採用しており、実際の項目の名称は異なりますが、内容的にはほぼ同じです。
※2011年3月期以降、株式1株につき100株の分割を反映。

管理人からのコメント

 雪国まいたけ(1375)、公募なしで、売出株数が全株数の半分ほどとなっています。過去の同様の案件を見る限り、公募割れの可能性が高く、きびしい展開が予想されます。事業内容的にも人気化は望みにくく、とりあえず仮条件の水準を見てから、改めて購入判断するのが良いでしょう。

 ネット証券では、SMBC日興証券(共同主幹事)、大和証券(共同主幹事)、SBI証券楽天証券DMM株から申し込み可能となっています。


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