クリングルファーマ(4884)

(12月17日)
・引受価額が「920円」で決まりました。仮に、特別売り気配ではじまった時は、誠意買い(シンジケートカバー取引)により「920円」付近で寄り付く可能性があります。

 クリングルファーマの事業内容は「HGF(肝細胞増殖因子)タンパク質を用いた難治性疾患の治療薬の研究開発」で、東証マザーズ上場の小型案件(想定時価総額40.2億円、吸収金額6.3億円)です。 統計的に初値の上がりやすい「想定価格が1,000円以下」の案件です。

クリングルファーマのホームページ画像
成長性 割安性
△ △
話題性 総合評価?
○ d


基本情報

会社名 クリングルファーマ(4884) 【東証マザーズ】
会社URL https://www.kringle-pharma.com/
狙い目証券会社 野村證券(主幹事)、SBI証券(副幹事)、SMBC日興証券楽天証券
岡三オンライン証券auカブコム証券DMM株

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 950円
仮条件? 950円 ~ 1,000円
公募価格? 1,000円
初値予想(独自) 900円 ~ 1,100円(12月10日時点)
初値? 1,480円 (公募価格比+480円 +48.0%)

・想定価格950円に対して、PER-倍、PBR5.61倍、配当利回り-
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。 1株あたり利益-71.4円、1株あたり純資産169.2円、1株あたり配当金-円。)
・仮条件にともない、初値予想を「800円 ~ 1,050円(11月24日時点)」から「900円 ~ 1,100円(12月10日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 12月10日(木)~12月16日(水)
当選発表日? 12月17日(木)
購入申込期間? 12月18日(金)~12月23日(水)
上場日? 12月28日(月)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 580,000株
売出株数(OA含む)? 87,000株
当選株数合計 667,000株

・当選株数は667,000株。売買単位が100株なので、当たりは計6,670枚
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 野村證券 82.61% 551,000株 5,510枚 551枚
幹事 SBI証券 4.35% 29,000株 290枚 130枚
SMBC日興証券 4.35% 29,000株 290枚 29枚
楽天証券 2.61% 17,400株 174枚 174枚
三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
2.61% 17,400株 174枚 17枚
いちよし証券 0.87% 5,800株 58枚 0枚
東洋証券 0.87% 5,800株 58枚 5枚
エース証券 0.87% 5,800株 58枚 5枚
岡三証券 0.87% 5,800株 58枚 5枚

野村證券(主幹事)、SBI証券(副幹事)、SMBC日興証券楽天証券から当選のチャンス。
・三菱UFJモルガン・スタンレー証券が幹事なので、後からauカブコム証券の取り扱いも発表される可能性があります。
・その他、岡三オンライン証券から申し込み可能となりました。(11月25日追記)
・その他、auカブコム証券から申し込み可能となりました。(11月26日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能になりました。(12月3日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
日本全薬工業(株) 12.12% 90日間
1.5倍
慶應イノベーション・イニシアティブ1号投資事業有限責任組合 11.38% 90日間
1.5倍
DBJキャピタル投資事業有限責任組合 7.74% 90日間
1.5倍
THVP-1号投資事業有限責任組合 5.48% 90日間
1.5倍
CYBERDYNE(株) 4.84% 90日間
1.5倍
OUVC1号投資事業有限責任組合 4.84% 継続保有
安達 喜一(社長) 4.16% 90日間
岩谷 邦夫 3.20% 90日間
1.5倍
丸石製薬(株) 2.42% 継続保有
(株)リプロセル 2.42% 90日間
1.5倍

 

企業業績のデータ(5年分)

  2015年
9月
2016年
9月
2017年
9月
2018年
9月
2019年
9月
売上高(百万円)? - - - - -
経常利益(百万円)? △198 102 △102 △64 △302
当期純利益(百万円)? △200 100 △102 △65 △302
純資産額 (百万円)? △225 △125 383 518 216
1株あたりの純資産額(円)? △4,325 △2,400 △8,203 △280 △570
1株あたりの純利益(円)? △3,849 1,925 △1,961 △62 △290
自己資本比率(%)? △94.8 △116.4 71.9 91.4 85.9
自己資本利益率(%)? - - - - -

※2018年9月期以降、株式1株につき20株の分割を反映。
・2020年9月期は、第3四半期時点で売上62百万円、経常利益-166百万円となっています。IPOで得た資金は、脊髄損傷(SCI)急性期パイプラインの研究開発費用に充てる予定です。

管理人からのコメント

 クリングルファーマ(4884)、統計的に赤字のバイオ関連は公募割れする可能性が高いです。バイオ分野に関しては、知らないことが多すぎて何とも言えませんが、公表資料を見た印象では、やはり公募割れの可能性が高いように思います。とりあえず、仮条件の下限が想定価格以上で発表されない限り、申し込みは見送るのが良いでしょう。

 ネット証券では、野村證券(主幹事)、SBI証券(副幹事)、SMBC日興証券楽天証券岡三オンライン証券auカブコム証券DMM株から申し込み可能となっています。


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