エブレン(6599)

(6月9日追記)
仮条件が想定価格を大きく上回ったため、初値予想を引き上げました。

 エブレンの事業内容は「産業用電子機器・工業用コンピュータの設計・製造・販売」で、JASDAQスタンダード上場の小型案件(想定時価総額16.1億円、吸収金額3.3億円)です。 総合的に見て、初値の大幅上昇は期待しづらい案件です。

エブレンのホームページ画像
成長性 割安性
△ にじゅうまる
話題性 総合評価?
△ c


基本情報

会社名 エブレン(6599) 【JASDAQスタンダード】
会社URL https://ebrain.co.jp/
狙い目証券会社 野村證券(主幹事)、マネックス証券DMM株楽天証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 1,050円
仮条件? 1,200円 ~ 1,350円
公募価格? 1,350円
初値予想(独自) 1,350円 ~ 1,600円(6月18日時点)
初値? 5,000円 (公募価格比+3,650円 +270.4%)

・想定価格1,050円に対して、PER6.17倍、PBR0.53倍、配当利回り0.95%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。 1株あたり利益170.1円、1株あたり純資産1,976.9円、1株あたり配当金10.0円。)
・仮条件が想定価格を大きく上回ったため、初値予想を「1,050円 ~ 1,400円(5月25日時点)」から「1,200円 ~ 1,600円(6月9日時点)」に変更しました。
・公募価格決定に伴い、初値予想を「1,200円 ~ 1,600円(6月9日時点)」から「1,350円 ~ 1,600円(6月18日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 6月11日(木)~6月17日(水)
当選発表日? 6月18日(木)
購入申込期間? 6月19日(金)~6月24日(水)
上場日? 6月29日(月)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 142,900株
売出株数(OA含む)? 167,400株
当選株数合計 310,300株

・当選株数は310,300株。売買単位が100株なので、当たりは計3,103枚
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 野村證券 98.32% 305,100株 3,051枚 305枚
幹事 いちよし証券 0.84% 2,600株 26枚 0枚
マネックス証券 0.84% 2,600株 26枚 26枚

野村證券(主幹事)、マネックス証券から当選のチャンス。
・その他、DMM株から申し込み可能になりました。(6月4日追記)
・その他、楽天証券から申し込み可能になりました。(6月12日追記)

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
上村 正人(社長) 46.93% 90日間
カーム(有)  18.30% 90日間
熊谷 尚登 5.64% 90日間
小林 寛子 4.39% 90日間
髙橋 武志 3.66% 90日間
藤野 正美 3.29% 90日間
エブレン社員持株会 2.94% 180日間
菊水電子工業(株) 2.20% 90日間
上村 和人 1.72% 90日間
上村 宏子 1.72% 90日間

 

企業業績のデータ(5年分)

  2015年
3月
2016年
3月
2017年
3月
2018年
3月
2019年
3月
売上高(百万円)? 2,555 2,377 2,711 3,604 3,309
経常利益(百万円)? 217 139 235 362 388
当期純利益(百万円)? 81 289 147 255 261
純資産額 (百万円)? 2,041 2,307 2,438 2,732 2,906
1株あたりの純資産額(円)? 1,431 1,629 1,728 1,936 2,127
1株あたりの純利益(円)? 56 204 104 181 186
自己資本比率(%)? 65.5 69.2 65.5 65.3 70.8
自己資本利益率(%)? 4.0 13.3 6.2 9.8 9.3

※2017年3月期まで単独決算。2018年3月期から連結決算。
・2020年3月期は、第3四半期時点で売上2,412百万円、経常利益241百万円を達成しています。IPOで得た資金は、半導体製造装置に実装する試作品の性能評価、および段階的に予定している量産体制を整えるための設備投資、運転資金に充てる予定です。

管理人からのコメント

 エブレン(6599)、半導体関連はIPOで人気化しづらく、業績を見ても、売り上げが頭打ち気味になっていることから、積極的な買いは期待できません。ただ、想定価格がかなり割安な水準に設定されており、下値は堅そうです。加えて、公開株数が少なめで、総合的な需給を考えると、小幅な上昇に落ち着くと予想します。

 ネット証券では、野村證券(主幹事)、マネックス証券DMM株楽天証券から申し込み可能となっています。


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