ランサーズ(4484)
(11月28日)
仮条件が大幅に下振れしたので、初値予想を引き下げました。
ランサーズの事業内容は「フリーランスと企業を仕事領域でマッチングさせるプラットフォーム」で、東証マザーズ上場の大型案件(想定時価総額145.6億円、吸収金額75.9億円)です。
統計的に初値の上がりやすい「想定価格が1,000円以下」、「大和証券が主幹事」の案件ですが、規模が大きく、大幅な上昇は期待しにくいです。
基本情報
会社名 | ランサーズ(4484) 【東証マザーズ】 |
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会社URL | https://www.lancers.co.jp/ |
狙い目証券会社 | 大和証券(主幹事)、楽天証券、SMBC日興証券、SBI証券、 マネックス証券、松井証券、岩井コスモ証券、カブドットコム証券、DMM株 |
IPO日程と価格決定(初値予想)
想定価格 | 900円 |
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仮条件 | 660円 ~ 730円 |
公募価格 | 730円 |
初値予想(独自) | 600円 ~ 750円(11月28日時点) |
初値 | 842円 (公募価格比+112円 +15.3%) |
・想定価格900円に対して、PER-倍、PBR4.85倍、配当利回り-
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。
1株あたり利益-1.1円、1株あたり純資産185.7円、1株あたり配当金-円。)
・仮条件が大幅に下振れしたので、初値予想を「850円 ~ 1,000円(11月13日時点)」から「600円 ~ 750円(11月28日時点)」に変更しました。
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 11月29日(金)~12月5日(木) |
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当選発表日 | 12月6日(金) |
購入申込期間 | 12月9日(月)~12月12日(木) |
上場日 | 12月16日(月) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 1,600,000株 |
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売出株数(OA含む) | 1,400,000株 |
当選株数合計 | 3,000,000株 |
・当選株数は3,000,000株。売買単位が100株なので、当たりは計30,000枚。
・当選本数は多く、やや当たりやすい部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | 大和証券 | 86.10% | 2,582,900株 | 25,829枚 | 3,874枚 |
幹事 | 三菱UFJ モルガン・ スタンレー証券 |
3.04% | 91,300株 | 913枚 | 91枚 |
楽天証券 | 3.04% | 91,300株 | 913枚 | 913枚 | |
SMBC日興証券 | 1.74% | 52,100株 | 521枚 | 52枚 | |
SBI証券 | 1.74% | 52,100株 | 521枚 | 234枚 | |
マネックス証券 | 1.74% | 52,100株 | 521枚 | 521枚 | |
松井証券 | 1.30% | 39,100株 | 391枚 | 273枚 | |
岩井コスモ証券 | 1.30% | 39,100株 | 391枚 | 39枚 |
・大和証券(主幹事)、楽天証券、SMBC日興証券、SBI証券、マネックス証券、松井証券、岩井コスモ証券から当選のチャンス。
・その他、カブドットコム証券から申し込み可能となりました。(11月18日追記)
・その他、DMM株から申し込み可能となりました。(11月22日追記)
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 | ロック アップ |
---|---|---|
秋好 陽介(社長) | 56.79% | 180日間 |
グロービス4号ファンド投資事業有限責任組合 | 8.97% | |
KDDI(株) | 5.41% | |
Globis Fund Ⅳ, L.P. | 5.24% | |
パーソルホールディングス(株) | 4.90% | 180日間 |
GMO VenturePartners 3 投資事業有限責任組合 | 2.78% | |
(株)新生銀行 | 2.10% | 180日間 |
AT-I投資事業有限責任組合 | 1.08% | |
山田 勝 | 0.88% | 180日間 |
パーソルキャリア(株) | 0.86% |
企業業績のデータ(5年分)
※2017年3月期まで単独決算。2018年3月期から連結決算。
※2018年3月期以降、株式1株につき100株の分割を反映。
・2020年3月期は、第2四半期時点で売上1,548百万円、経常利益-218百万円となっています。IPOで得た資金は、広告宣伝費、人件費および外注費、オフィス移転費用、借入金の返済に充てる予定です。
管理人からのコメント
ランサーズ(4484)、フリーランスと企業をマッチングさせるというビジネスモデルは、人材派遣・紹介業と似ており、それほど目新しさはありません。また、業績は広告宣伝費が先行して赤字が続いており、第一印象がそれほど良くありません。加えて、公開株数も多いことから、需給的にも初値が上がりにくくなっています。同日にベース(4481)、JMDC(4483)の上場もひかえていることから、きびしい展開が予想されます。
ネット証券では、大和証券(主幹事)、楽天証券、SMBC日興証券、SBI証券、マネックス証券、松井証券、岩井コスモ証券、カブドットコム証券、DMM株から申し込み可能となっています。
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