極東産機(6233)

 極東産機の事業内容は「自動壁紙糊付機・コンピュータ式畳製造装置などの自動化・省力化機器、顧客仕様による各種産業機器、特殊機能畳などの開発・販売、内装施工工具などのカタログ販売」で、JASDAQスタンダード上場の小型案件(想定時価総額20.7億円、吸収金額4.7億円)です。 統計的に初値の上がりやすい「想定価格が1,000円以下」、「SMBC日興証券が主幹事」の案件ですが、事業内容を見る限り初値の高騰は難しそうです。

極東産機のホームページ画像
成長性 割安性
△ にじゅうまる
話題性 総合評価
△ C


基本情報

会社名 極東産機(6233) 【JASDAQスタンダード】
会社URL https://www.kyokuto-sanki.co.jp/
狙い目証券会社 SMBC日興証券(主幹事)、岩井コスモ証券SBI証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 395円
仮条件? 395円 ~ 405円
公募価格? 405円
初値予想(独自) 420円 ~ 500円(9月10日時点)
初値? 696円 (公募価格比+291円 +71.9%)

・想定価格395円に対して、PER8.45倍、PBR0.91倍、配当利回り1.02%
(直近期末の決算数値をもとに、IPOによる調達資金と新規発行株数を考慮して計算しています。 1株あたり利益46.7円、1株あたり純資産431.8円、1株あたり配当金4.0円。)
・仮条件が想定価格を超えたため、初値予想を「380円 ~ 450円(8月23日時点)」から「420円 ~ 500円(9月10日時点)」に変更しました。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 9月10日(月)~9月14日(金)
当選発表日? 9月18日(火)
購入申込期間? 9月19日(水)~9月25日(火)
上場日? 9月27日(木)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 1,000,000株
売出株数(OA含む)? 196,000株
当選株数合計 1,196,000株

・当選株数は1,196,000株。売買単位が100株なので、当たりは計11,960枚
・当選本数は一般的で、普通の当たりやすさの部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率? 割当株数 ? 当選本数
(枚) ?
完全抽選本数
(予想) ?
主幹事 SMBC日興証券 96.52% 1,154,400株 11,544枚 1,154枚
幹事 岩井コスモ証券 0.87% 10,400株 104枚 10枚
エース証券 0.87% 10,400株 104枚 10枚
極東証券 0.87% 10,400株 104枚 -枚
SBI証券 0.87% 10,400株 104枚 46枚

SMBC日興証券(主幹事)、岩井コスモ証券SBI証券から当選のチャンス。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
頃安 憲司 19.20% 180日間
三井住友信託銀行(株) 信託口 14.17% 180日間
頃安 英毅 11.81% 180日間
大阪中小企業投資育成(株) 8.50% 180日間
極東産機従業員持株会 8.22% 180日間
頃安 雅樹(社長) 6.43% 180日間
安積 美奈子 4.96% 180日間
(株)三井住友銀行 4.96% 180日間
(株)三菱UFJ銀行 3.78% 180日間
松井 康明 1.63% 180日間

 

企業業績のデータ(5年分)

  2012年
9月
2013年
9月
2015年
9月
2016年
9月
2017年
9月
売上高(百万円)? 8,188 8,829 8,181 8,688 8,891
経常利益(百万円)? 404 386 326 280 389
当期純利益(百万円)? 391 380 337 175 245
純資産額 (百万円)? 862 1,226 1,501 1,654 1,906
1株あたりの純資産額(円)? 204 290 354 390 450
1株あたりの純利益(円)? 92 90 79 41 58
自己資本比率(%)? 13.2 17.2 19.5 21.8 25.4
自己資本利益率(%)? 58.1 36.3 24.7 11.1 13.7

・2018年9月期は、第3四半期時点で売上6,554百万円、経常利益272百万円を達成しています。IPOで得た資金は、設備投資、運転資金および借入金の返済に充てる予定です。

管理人からのコメント

 極東産機(6233)、統計的に初値の上がりやすい条件がそろっていますが、さすがにこれだけ地味な案件だと人気化しないと思います。ただ、想定価格がかなり割安な水準に設定されていますので、公募を大きく割る可能性は低いと思いますが、それでもなお公募割れの心配はあります。同日に、大型のSBIインシュアランスグループ(7326)が上場することも足かせになっています。

 ネット証券では、SMBC日興証券(主幹事)、岩井コスモ証券SBI証券から申し込みができますが、一単元では利益が出たとしてもわずかだと思いますので、スルーしても良いかもしれません。

(8月24日追記)
同日に東京インフラ・エネルギー投資法人(9285)が上場することになり、さらに需給が悪化します。

(9月10日追記)
仮条件の上限が想定価格を上回りました。上限で決まれば公募割れの心配も減少するため、初値予想を引き上げました。

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