ウイルプラスホールディングス(3538)

 ウイルプラスホールディングスの事業内容は「輸入車販売関連事業」で、ジャスダック上場の中型案件となっています。中長期的に見て円安のうえ、景気が後退している現在、関連銘柄の市場での評価はいちじるしく低くなっており、当案件も同様の結果になりそうです。同日に複数のIPOが重なっているのもマイナス材料です。

ウイルプラスホールディングスのホームページ画像
成長性 割安性
△ △
話題性 総合評価
△ c


基本情報

会社名 ウイルプラスホールディングス(3538) 【JQスタンダード】
会社URL http://www.willplus.co.jp/
狙い目証券会社 SBI証券(副幹事)、マネックス証券岩井コスモ証券むさし証券
カブドットコム証券楽天証券

IPO日程と価格決定(初値予想)

想定価格? 1,880円
仮条件? 1,730円 ~ 1,880円
公募価格? 1,880円
初値予想(独自) 1,900円 ~ 2,100円(2月19日時点)
初値? 1,729円(公募価格比-8.0%)

・想定価格1,880円に対するPERは10.8倍
(上場時発行済株式数2,382,720株、2015年6月期の純利益416百万円、1株当たり利益174.6円で計算)。

IPOスケジュール

抽選申込期間? 3月7日(月)~3月11日(金)
当選発表日? 3月14日(月)
購入申込期間? 3月15日(火)~3月18日(金)
上場日? 3月24日(木)

※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。

IPO当選株数

公募株数? 400,100株
売出株数(OA含む)? 202,600株
当選株数合計 602,700株

・当選株数は計602,700株。売買単位が100株なので、当たりは計6,027枚
・当選本数は少なく、やや当たりにくい部類に入る。

幹事証券リスト(管理人独自予想あり)

  証券会社名 割当率 割当株数 当選本数
(枚)
完全抽選本数
(予想)
主幹事 みずほ証券 85.56% 448,400株 4,484枚 448枚
幹事 SBI証券 5.00% 26,200株 262枚 117枚
三菱UFJ
モルガン
スタンレー証券
3.99% 20,900株 209枚 20枚
いちよし証券 0.99% 5,200株 52枚 7枚
岡三証券 0.99% 5,200株 52枚 5枚
SMBC
フレンド証券
0.99% 5,200株 52枚 5枚
マネックス証券 0.99% 5,200株 52枚 52枚
岩井コスモ証券 0.99% 5,200株 52枚 5枚
むさし証券 0.99% 5,200株 52枚 5枚

・主幹事以外だと、副幹事のSBI証券マネックス証券岩井コスモ証券むさし証券から当選のチャンス。
・その他、カブドットコム証券から申し込みが可能となりました(2月26日追記)。
・その他、楽天証券から申し込みが可能となりました(3月8日追記)。

株主構成、ロックアップなど?

株主名 比率 ロック
アップ
成瀬 隆章(社長) 43.36% 90日間
1.5倍
(株)ウイルプラスホールディングス 18.63%
(株)ゼロ 5.58% 90日間
1.5倍
みずほキャピタル第3号投資事業有限責任組合 5.56%
三菱UFJキャピタル3号投資事業有限責任組合 5.56%
三井住友海上火災保険(株) 4.73% 90日間
1.5倍
齊田 勇 3.33% 90日間
1.5倍
りそなキャピタル2号投資事業組合 2.78%
損害保険ジャパン日本興亜(株) 2.59% 90日間
1.5倍
柴田 学爾 2.05% 90日間
1.5倍

 

企業業績のデータ(5年分)


  2011年
6月
2012年
6月
2013年
6月
2014年
6月
2015年
6月
売上高(百万円)? 357 330 452 17,146 19,072
経常利益(百万円)? 57 2 49 870 673
当期純利益(百万円)? 57 △14 11 500 416
純資産額 (百万円)? 677 663 287 1,787 2,335
1株あたりの純資産額(円)? 5,919 5,794 3,310 1,013 1,226
1株あたりの純利益(円)? 500.07 △124.66 114.95 284.53 226.00
自己資本比率(%)? 56.7 61.0 39.2 25.7 33.6
自己資本利益率(%)? 8.8 - 2.4 32.6 20.2

※2013年6月期まで単独決算。2014年6月期から連結決算。
※2014年6月期以降、株式1株につき20株の分割を反映。
・2016年6月期は、第2四半期で売上9,819百万円、経常利益460百万円となっています。IPOで得た資金は、店舗改装、業務効率化をはかるためのシステム関連の設備投資、借入金の返済に充てる予定です。IPOで調達した資金の使い道を見ても、これから成長していくようなイメージが持てません。

管理人からのコメント

 ウイルプラスホールディングス(3538)、景気が後退して円安で輸入車の販売価格が高くなっている今、売上を伸ばすのは困難で、なかなか明るい見通しが持てません。また、大株主のベンチャーキャピタルにロックアップがかかっていないので、潜在的な売り圧不安から、積極的に買いが入るような展開は期待しづらいです。ネット証券では、副幹事のSBI証券マネックス証券岩井コスモ証券むさし証券楽天証券から申し込みが可能となっていますが、資金に余裕がなければ他の優良案件に回すのが良いと思います。

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