中村超硬(6166)
中村超硬の事業内容は「電子材料スライス周辺事業、特殊精密機器事業、化学繊維用紡糸ノズル事業」で、マザーズ上場の中型案件となります。1954年設立の老舗企業ということもあり、人気化はむずかしそうです。また、発行済株式数に占める公開株数が多く、またその大半が既存株主の売り出しということも、敬遠される要素となりそうです。
基本情報
会社名 | 中村超硬(6166) 【東証マザーズ】 |
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会社URL | http://www.nakamura-gp.co.jp/ |
狙い目証券会社 | SMBC日興証券(副幹事)、SBI証券、マネックス証券 岩井コスモ証券、 岡三オンライン証券(?) |
IPO日程と価格決定(初値予想)
想定価格 | 1,640円 |
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仮条件 | 1,640円 ~ 1,700円 |
公募価格 | 1,700円 |
初値予想(独自) | 1,640円 ~ 1,800円(5月21日時点) |
初値 | 1,901(公募価格比+11.8%) |
・想定価格1,640円に対するPER計測不能(赤字のため)。
上場時発行済株式数3,893,000株。
参考値として、2015年3月期第3四半期時点の1株当たり利益は221円。
IPOスケジュール
抽選申込期間 | 6月8日(月)~6月12日(金) |
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当選発表日 | 6月15日(月) |
購入申込期間 | 6月16日(火)~6月19日(金) |
上場日 | 6月24日(水) |
※証券会社によって、スケジュールが異なることがあるので、必ず確認してください。
IPO当選株数
公募株数 | 600,000株 |
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売出株数(OA含む) | 1,645,900株 |
当選株数合計 | 2,245,900株 |
・当選株数は計2,245,900株。売買単位が100株なので、当たりは計22,459枚。
・当選本数は多い方で、やや当たりやすい部類に入る。
幹事証券リスト(管理人独自予想あり)
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 | 当選本数 (枚) |
完全抽選本数 (予想) |
|
主幹事 | 野村證券 | 87.02% | 1,699,500株 | 16,995枚 | 1,699枚 |
幹事 | SMBC日興証券 | 2.00% | 39,000株 | 390枚 | 39枚 |
いちよし証券 | 2.00% | 39,000株 | 390枚 | 58枚 | |
エイチエス証券 | 2.00% | 39,000株 | 390枚 | 195枚 | |
エース証券 | 2.00% | 39,000株 | 390枚 | 39枚 | |
岩井コスモ証券 | 1.00% | 19,500株 | 195枚 | 19枚 | |
岡三証券 | 1.00% | 19,500株 | 195枚 | 19枚 | |
高木証券 | 1.00% | 19,500株 | 195枚 | 19枚 | |
SBI証券 | 1.00% | 19,500株 | 195枚 | 87枚 | |
マネックス証券 | 1.00% | 19,500株 | 195枚 | 195枚 |
・主幹事以外だと、副幹事のSMBC日興証券、SBI証券、マネックス証券、岩井コスモ証券から当選のチャンス。
・岡三証券が幹事なので、後から岡三オンライン証券の取り扱いも発表される可能性があります。
株主構成、ロックアップなど
株主名 | 比率 |
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(株)産業革新機構 | 24.41% |
井上誠(社長) | 13.26% |
ジャフコV1-B号投資事業有限責任組合 | 10.44% |
(株)ナカムラコーポレーション | 9.68% |
井上阿佐美 | 9.63% |
ジャフコV1-A号投資事業有限責任組合 | 6.26% |
ジャフコV1-スター投資事業有限責任組合 | 4.18% |
井上鈜章 | 2.72% |
井上絢哉 | 2.72% |
野村證券(株) | 2.06% |
・ベンチャーキャピタルに対し、90日間のロックアップ(公募価格から1.5倍で解除)。
・その他大株主に対し、90日間のロックアップ。
企業業績のデータ(5年分)
※2012年3月期まで単独決算。2013年3月期から連結決算。
・2015年3月期は、第3四半期時点で売上3,630百万円、経常利益707百万円と黒字転換に成功しています。主な要因として、太陽電池パネルの製造工程の一つであるシリコンウエハのスライス加工方法が変更されたことにあります。IPOで得た資金は、全額を増産に対応するためのダイヤモンドワイヤの製造設備等への投資に充てる予定です。
管理人からのコメント
中村超硬(6166)、老舗企業が今さら上場を機に成長を目指していく姿は、なかなか想像しづらいです。また、売り出しで筆頭株主の(株)産業革新機構が全株を放出しており、利益確定イベントの色が強いです。このような状況ですので、人気化することは考えづらく、初値も無難な水準に落ち着くのではないでしょうか。
ネット証券では、副幹事を務めるSMBC日興証券が1人1票制を採用しているので狙い目です。その他、SBI証券、マネックス証券、岩井コスモ証券から申し込みが可能となっています。
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